丼とのセットが豪華すぎ!北海道の希少な「ぼたんそば」を使用したそば屋さん
2023年も終わりが近づいてきて、年越しそばのことを考える時期になりましたね。今回は鹿追町(しかおいちょう)にある「そば かとう」さんへ取材に伺いました。
鹿追町は十勝の北西部に位置する、人口5,000人ほどの小さな町です。町内の観光スポットには以前取材させていただいた「然別湖(しかりべつこ)」や、紅葉の名所「福原山荘」などがあります。
【関連記事】空中に浮いているみたい!「然別湖」の楽しみ方
道の駅近くのお店「そば かとう」
「そば かとう」は帯広駅から車で約40分の場所にあります。バスで行く場合は、帯広駅バスターミナルから4番のりば「新得・鹿追・然別湖線」に乗って約1時間。「神田日勝記念美術館前」で下車し、徒歩1分です。
「道の駅 しかおい」の目の前で、「神田日勝記念美術館」のすぐ近く。観光のついでに立ち寄るにも便利な場所です。
2023年4月にオープンしたばかりの「そば かとう」。数年前に閉店したおそば屋さんをリノベーションしました。
店内はテーブル席や小上がり席があります(カウンター席はなし)。
お客様は地元の方と観光の方が半々ぐらい。通ってくれる常連さんもいます。
温かいおそばや丼ものが美味しい!
この日は寒かったので、温かい『種込みそば』をいただきました。“種込み”とは釧路地方で古くから愛されているおそばで、海老天や鶏肉が卵でとじられています。卵とじではなく生卵にすることもできますよ。
大ぶりな海老天が2尾ものっていてボリュームたっぷり。鶏肉もやわらかく煮込まれています。毎日手打ちしているそばは、今年の新そばで香りも良く、濃いめにとられたお出汁との相性もバッチリです。
お出汁は鰹と昆布でとっていて、昆布は利尻産を使用。そば粉は地元鹿追産の『ぼたんそば』で、石臼挽きのものを使用。状態によって割合を一九や二八に変えているのだそう。
『とろろそば』のとろろや『鶏ごぼうそば』のごぼうも十勝産を使っています。
こちらはセットでいただいた『鶏天丼』。鶏天は揚げたてのサクサクで、鶏肉はふんわりとやわらか。濃いめのタレでご飯がすすみます。通常セットになっているのは『かけそば』ですが、差額を払えば別のおそばに変更できますよ。
『鶏天丼』以外にも『豚丼』や『天丼』もあります。天ぷらもできるだけ地元の野菜を使い、季節によって内容を変えているそう。
「ぼたんそば」の美味しさを広めたい
店主の加藤さんにお話を聞きました。
加藤さんは新得町のご出身。鹿追の会社で営業として働きながら、そば打ちを学びました。お店を開店する1年ほど前までの数年間は、近くにあるおそば屋さん「麺処 しかめん」でも働いていたそう。
独立して自分のお店を持つきっかけになったのは、「地元で『ぼたんそば』という良質なそば粉が採れるのに、それを食べられるおそば屋さんが少ない。もっと『ぼたんそば』を食べて美味しさを知ってほしい」という想いから。
「もっと鹿追にそば屋が増えてくれたら良いですね。そば屋の食べ歩きができるようになれば面白い。隣の新得や清水も含めて、十勝が“北海道のそばどころ”として盛り上がってくれれば」と話します。
オープン以来、ゴールデンウィークや夏休み、紅葉シーズンはとても忙しく、店外にお客さんが並ぶこともあったそう。今は少し落ち着いてきたので、新メニューを考案中だといいます。
「時季のものや、手の込んだものもお出ししていきたい。新しいものにどんどん挑戦していきたいです。冬でもお客様が来てくれるお店にしたいですね」と加藤さん。
これからは年越しそばで忙しくなります。鹿追産『ぼたんそば』の年越しそばは格別ですよ。まだまだ注文受付中だそう。
みなさんもぜひ「そば かとう」を訪れてみてください。鹿追産『ぼたんそば』の美味しさに驚くこと間違いなしです。
最新情報はInstagramで発信しているので、ぜひチェックしてみてください。
⇒こんな記事も読まれています<店舗情報>
■そば かとう
■住所:北海道河東郡鹿追町南町2丁目6番地1
■電話番号:050-8888-0278
⇒営業時間など詳細はこちら
■ 【PR】「母の影響で馬の虜になった」神戸からやってきて奮闘中!ばん馬の新人獣医師・柴田さんが描く未来
■ 地元民こそ知っている!安くて美味しい海鮮グルメ
■ 【北海道ラーメン】人気店から隠れた名店まで