「1時間並んでも食べたい」オープン間もなくリピーター続出!話題の味噌ラーメン【新店】

札幌は味噌、旭川は醤油、函館は塩ラーメンが有名ですが、帯広にもおいしい味噌ラーメンをいただけるお店ができたんです。

今回は2023年8月4日にオープンした「麺屋こたろう」へ取材に伺いました。

2023年8月4日にオープンした「麺屋こたろう」

「麺屋こたろう」は帯広駅から車で約7分、弥生通りに面しています。バスで訪れる場合は帯広駅バスターミナルからイトーヨーカドー経由のバスに乗り、「西3条26丁目」で下車、徒歩4分です。

筆者がお店に着いたのは平日の午後2時でランチタイムをとっくに過ぎた時間ですが、まだまだ混み合っていて待っている人もいました。

店内に待ち席もありますが、リストに名前を書いて駐車場で待っていると呼びに来てくれます。

店内は4人掛けのテーブル席が5つ。

そして、おひとり様用のカウンター席が6つあります。

一番人気は「極味噌ラーメン」!ごはんものも見逃せない

一番人気のメニュー『極味噌ラーメン』に、豚バラチャーシューを1枚トッピングしてもらいました。チャーシュートッピングは2枚まで可能です。

スープは豚骨と鶏ガラを弱火で10時間煮込んだスープをベースにしていて、豚骨がやや強めですが、クセは全くなし。味噌は赤、白、八丁味噌をブレンドしています。リンゴやニンジン、タマネギや香味野菜などをペーストにして加えていて、自然な甘みがあります。味噌のコクを感じますが、すっきりとしていて最後まで飲み干せるスープです。

すりおろしたショウガがトッピングされていて、スープに溶くと味変を楽しめます。

注文すると『割りスープ』を無料でいただけます。脂っこいように見えますが、そんなことは全くありません。

麺は札幌「西山製麺」の中太ちぢれ麺で、スープがよく絡みます。何十種類もある麺の中から一番合うものを選んだのだそう。

チャーシューはこの厚さ! 部位によって厚さは違うそうですが、長時間丁寧に煮込まれていて柔らかく、豚バラの脂っこさもありません。柔らかくて薄切りできないので、この厚さなのだそう。提供前に炙られているので、香ばしさもあります。毎日20kg以上仕込んでいますが、それでも足りず、『チャーシューラーメン』はお休み中です。

メンマも極厚ですが、手切りで柔らかく、独自の味で煮込まれていて食べ応え十分です。

『ホルモンチャーハン』も人気のメニュー。シンプルな味付けの卵チャーハンに、自家製のタレでじっくり煮込んだホルモンがたっぷりのっています。ホルモンは煮込んでから一度休ませて、味をなじませているのだそう。チャーハンがシンプルなので、濃い味付けのホルモンがよく合います。

筆者はホルモン独特の歯ごたえが少し苦手なのですが、このホルモンは柔らかくおいしく食べられました。このホルモンがのった『ホルモンラーメン』は二番人気のメニューです。もちろんラーメンとの相性も抜群。

ラーメン以外にも、店主が独立前に勤めていた「中華・ラーメン 上海(以下、上海)」から受け継いだ『餡かけ焼きそば』や『中華丼』などのメニューもあります*。

*『餡かけ焼きそば』と『中華丼』はしばらくお休みしており、現在(2023年10月)メニューにはありません。

「こたろう」は愛犬の名前。丁寧な仕事ぶりの店主さん

店主の高橋卓也さんにお話を聞きました。

店名の「こたろう」は昨年(2022年)亡くなった愛犬の名前から。店を開くと決めたときから、店名を決めていたそうです。

高橋さんは帯広のご出身で、すぐ近くにあるラーメン店「上海」の店主とは小さいころから家族ぐるみの付き合いだったそう。高校時代は「上海」でアルバイトをしていました。

札幌の学校を卒業後は札幌で働いていましたが、28歳のときに帯広に戻り、「上海」で働き始めました。「上海」を継ぐ話もあったそうですが、店主がもう少し続けたいということで、自分の店を持つことに。「いずれは『上海』に戻って店を継ぐことになるかも」と話します。

ホルモンの味は「上海」の味を元に、独自にアレンジしています。今でもお母様は「上海」で働いていて、店が忙しいときは手伝いに来てくれるそう。

「夫婦2人でやっていますが、全然人手が足りなくて。募集をかけているんですが、なかなか応募がないんです」

昼営業と夜営業の間の空き時間や休日も、仕込みのためほとんど休みがなく、この夏の暑さと激務で開店時から体重が10kg以上減りました。仕込みは夜中までかかることもあるそう。

「こんなにたくさんお客様が来てくれるのは予想外でした。1人で調理しているので、混んでいるときは30分以上お待たせすることもあるんです。とても申し訳なく思っています」と高橋さん。

丁寧な仕事ぶりと人柄の良さを感じられます。「1時間でも待つ」と言ってくれるお客さんもいるそう。待ってでも食べたくなる気持ちはわかります。

 

みなさんもぜひ「麺屋こたろう」を訪れて、ラーメンやチャーハンを味わってみてください。一口食べれば、その味の虜になること間違いなしです。筆者もまた行きたいと思います。

<店舗情報>
■麺屋こたろう
■住所:北海道帯広市西3条南28丁目20 弥生通り
■電話番号:0155-26-6520
⇒営業時間など詳細はこちら

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