タイトル

黄金色に輝く鶏油(チーユ)が香る「緑橋カウンター」(塩編)

いらっしゃいませ、北海道屋台へようこそ。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

この前の食べ比べはいかがでしたか?

実はもう一店、「緑橋カウンター」のラーメンも食べ比べが可能なんですよ。

いえ、なったというべきでしょうか。

以前ご紹介したときは正油ラーメンのみの提供だったのですが、昨年の夏に塩ラーメンが新たに当店のラインナップに加わったのです。

ご存じなかったようですので、改めてご説明しましょう。

「これぞ旭川」の王道を追求

まずは軽く「緑橋カウンター」についておさらいしましょう。

「緑橋カウンター」は、広告デザインプロダクションが新たに立ち上げた飲食店で、2021年9月にオープン。曜日ごとにメニューが変わり、ラーメンが食べられるのは月曜日のみ、というお店です。また、金曜日はカレー、それ以外の平日は日替わり定食を提供しています。

ラーメン専門店ではありませんが、同店では王道ともいえる“ザ・旭川”の味を追求。動物系+魚介のダブルスープ、小麦が香る低加水の中太麺、ラードがスープの表面を覆うコクのある正油味。旭川ラーメンの定義とされるすべての要素を忠実に守った王道の一杯がメインの正油ラーメンです。

鶏油の魔法で、旨さのパンチをプラス

塩ラーメンもベースの部分は変わりません。

スープ作りの際の水差しや火加減、麺の茹で具合、どんぶりの熱さといった温度に気を使っていますが、違うのはここから。塩ダレではなく、本物の塩でスープの味をまとめていきます。普段はラードでスープの表面を覆いますが、塩ラーメンの場合は鶏油(チーユ)を加えます。こうすることで、あっさりスープに旨さのパンチをプラス。風味とコクが加わった“うま口”の塩ラーメンが完成するのです。

鶏油の香りがスープにマッチすると、実店舗ではじわじわファンを増やしてきたそうですよ。

実店舗には好評を博した「裏メニュー」も

……ここだけの話ですよ? 実は、「緑橋カウンター」の実店舗では通称『ハーフ』という裏メニューが存在するのです。一説によるとその昔、正油が貴重だった時代に正油を少なめにして塩でしょっぱさを出していたことがあったそうで、それを再現したのが正油と塩のハーフ味ラーメンなのだとか。

「緑橋カウンター」では旭川最大の食イベント『北の恵み 食べマルシェ』や旭川市制100周年を記念した『旭川100フェス』へ出店したときに『塩正油ラーメン』として提供。年代や性別問わず大好評だったようですよ。

いつか当店でも扱わせてもらえないかと考えているのですが……。今の段階では、なかなか難しそうですね。

いかがでしょう。旭川ラーメンのこと、「緑橋カウンター」のことご理解いただけましたか?

「食べてみたい」と思った方は、ぜひこちらからどうぞ。

 

旭川に行ってみたいけど、なかなか機会がない、旭川ラーメンをまだ食べたことがない、既に旭川ラーメンのファンだという方、ラーメンや北海道をこよなく愛するすべての方へ。旭川から愛をこめて。北海道屋台がお送りしました。

またのお越しをお待ちしております。

※「北海道Likers POST」カテゴリーでは、企業や専門家から提供された記事を原文のまま掲載しており、北海道Likersの編集部が取材・執筆したものではありません。お問い合わせは、各投稿者にお願いします。