すがわらのしおらーめん

旭川の塩ラーメンを代表する名店「すがわら」

いらっしゃいませ、北海道屋台へようこそ。いつもありがとうございます。

もうすっかり常連さんですね。今日は何をお探しですか?

なるほど、今度は旭川の“しょうゆ以外の”ラーメンも食べてみたい、と。

ええ、かしこまりました。それではこちらのお店の「塩」をご紹介いたしましょう。

澄み切ったスープで味わう塩の旨味

今回おすすめするのは、「すがわらのしおラーメン」です。

見てください、この透き通った色。これがすがわらの代名詞的存在、「しおラーメン」のスープです。旭川では一般的に、塩ラーメンといえば少し醤油のような色味があり、スープが濁ったタイプが多いのですが、すがわらの塩は透けて麺が見えるほどなのです。一見あっさりしていて薄味に思うかもしれませんが、とんこつ、鶏ガラ、野菜、アジや昆布などの魚介でだしをとっているため、旨味が強いんです。また、一般的な「塩ダレ」ではなく本物の「塩」を使うからこそ、コクと深い味わいがありながら澄み切ったスープができあがるのです。

旨味・甘味・塩味のバランスが絶妙

一方の麺と具材ですが、低加水の中細麺は卵を使っていないので、小麦の風味がダイレクトに伝わります。スープとの相性も抜群なんですよ。チャーシューは豚もも肉の昔風で脂身は少なめですが、程よく歯ごたえもありつつ、できるだけやわらかく仕上げられています。ほのかに脂の甘みも感じられますね。すがわらのしおラーメンは、スープと具材それぞれの味わいがバランスよくまとまった一杯で、替え玉ならぬ替えスープをお願いできないかと思うほど、レンゲが進んでしまうんです。

地元の灯を絶やさない。旭川から魅力ある商品をどんどん発信

すがわらは、1974年創業の老舗ラーメン店です。その当時から変わらぬ製法で人気を博しているのが「しおラーメン」で、お客様の6割以上が注文しているそう。店長の北澤さんは「地元では有名でも、全国ではまだ無名」だと話していて、袋麺など積極的な商品開発を通して地方から魅力ある商品をどんどん発信していこうと頑張っています。その背景には、地元を離れた人が帰ってきた時に、食べ慣れた味を地元からなくしたくないという思いもあるようですよ。

 

いかがでしょう。旭川ラーメンのこと、すがわらのことご理解いただけましたか?

「食べてみたい」と思った方は、ぜひこちら(https://hokkaido-yatai.com/)からどうぞ。

旭川に行ってみたいけど、なかなか機会がない、旭川ラーメンをまだ食べたことがない、既に旭川ラーメンのファンだという方、ラーメンや北海道をこよなく愛するすべての方へ。旭川から愛をこめて。北海道屋台がお送りしました。

またのお越しをお待ちしております。

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