月形樺戸博物館

週末のおでかけ先にも!札幌から1時間以内で行ける「北海道のおすすめ博物館」3つ

独自の歴史を歩み、文化を築き上げてきた北海道。道内各地には、北海道ならではの歴史や文化を紹介している博物館がたくさんあります。定番の観光スポットを巡るのもいいですが、たまには北海道の歴史や文化に触れてみてはいかがでしょうか?

そこで今回は、札幌近郊にある博物館をご紹介します。すべて札幌から1時間ほどでアクセスできるので、日帰りのおでかけ先にもぴったりですよ。

1:不思議や驚きがいっぱい!北海道ならではの歴史や文化を学べる「北海道博物館」 / 札幌市厚別区

札幌駅から車で約35分の場所に位置する「北海道博物館」。北海道の自然や歴史、文化を紹介する総合博物館には、“不思議”や“驚き”がいっぱい! 北海道の貴重な宝である資料を収集・保存しているほか、展示やイベントなども行っています。

グランドホールから総合展示室内に入ると、ナウマンゾウとマンモスゾウの全身骨格(模型)が出迎えてくれます。ナウマンゾウの全身骨格は、十勝地方、現在の幕別町忠類で発掘された化石をもとに作られているそうで、その迫力ある姿に圧倒されることでしょう。

館内には、アイヌ文化を紹介しているコーナーもあります。アイヌ民族と和人(大和民族)の交易で使われていたものなど、多数の資料を展示。

ほかにも、ちょっと昔の生活用具が展示されているコーナーや、北海道の自然や生き物の繋がりについて紹介しているコーナーなど、北海道ならではの歴史や文化について学べるスポットがたくさん!

ぜひ「北海道博物館」に足を運んで、北海道への興味を広げてくださいね。

<施設情報>
■施設名:北海道博物館
■住所:北海道札幌市厚別区厚別町小野幌53-2
⇒開館時間など詳細はこちら

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2:鉄道好きにはたまらない!鉄道の歴史を伝える「小樽市総合博物館 本館」 / 小樽市手宮

小樽市博物館・小樽市青少年科学技術館の機能を統合し、2007年に開館した「小樽市総合博物館」。北海道の鉄道発祥の地といわれる旧手宮線・手宮駅構内跡地に建設されており、明治時代に建設された機関車庫や北海道鉄道開通起点をあらわす“0マイル標”があるなど、鉄道の歴史を今に伝えています。札幌からは車で50分ほど。

館内に入ると1885年から北海道を走っていた『しづか号(7106号機)』が出迎えてくれます! アメリカのH.K.ポーター社によって作られた蒸気機関車で、ダイヤモンド型の煙突や、カウキャッチャーと呼ばれる前方の障害物除けが特徴的。非力ではあるものの、小さな車体で開拓当時の鉄道を支えていました。普段なかなか見ることのできない蒸気機関車にワクワクしてしまいますよ。

国の重要文化財にも選ばれている「機関車庫第三号」は必見。

「機関車庫第三号」は1885年建造された現存する日本最古の機関車庫。機関車庫には3本の線路が敷かれ、日本で2番目に作られた国産機関車『大勝号』(1895年製造)、ローカル線で使用されたレールバス『キハ03』(1956年製造)、『第一号除雪車』のレプリカなどを見ることができます。機関車庫には蒸気機関車の煙を外に逃がすための煙突も。展示物を丁寧に見ていくことで、当時の工夫を発見することができますよ。

そのほかにも、館内には機関区の整備・点検で使われた工具や蒸気機関車の部品が展示されている「蒸気機関車資料館」や、プロジェクションマッピングで小樽の鉄道の移り変わりを見ることができる「鉄道展示室」などがあります。

ミュージアムショップでは、北海道の鉄道史と博物館の鉄道車両を解説した『小樽市総合博物館公式ガイドブック』が販売されています。入館前に購入して、ガイド片手に博物館を歩いてくださいね。

<施設情報>
■施設名:小樽市総合博物館 本館
■住所:北海道小樽市手宮1丁目3番6号
⇒開館時間など詳細はこちら

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「小樽市総合博物館 本館」に関する詳しい情報はこちら

3:炭鉄港構成文化財にも指定!リアルな囚人生活を学べる「月形樺戸博物館」 / 樺戸郡月形町

札幌から車で約1時間の場所に位置する「月形樺戸博物館」。1973年より「北海道行刑資料館」として一般公開がはじまり、1996年には現行の「月形樺戸博物館」に。そして2012年に、展示を改修してリニューアルオープンしました。

「月形樺戸博物館」は、日本遺産『炭鉄港』の構成文化財にも指定されている『旧樺戸集治監本庁舎』のほか、『博物館本館』、『農業研修館』の3施設で構成されています。ここでは、月形町に集治監が作られた経緯や、囚人たちの生活の様子などを数多くの貴重な資料・展示品から学ぶことができますよ。

『旧樺戸集治監本庁舎』には、樺戸集治監が建設された当時の時代背景や集治監の様子などがわかる展示物があったり、札幌刑務所女区で実際に使われていた独居房があったりと、見どころがたくさん!

人気コミック『ゴールデンカムイ』に登場している一斉開房装置(非常時や災害時、20房の扉が一斉に開く装置)のモデルとなった展示物もあります。

『博物館本館』では、歴代の典獄や看守、囚人たちの生活や労働の様子などを紹介。峰延(みねのぶ)道路の建設の様子を再現したジオラマや、囚人たちを別の集治監へ移す際に被る編笠や手錠など、集治監ならではの展示物を鑑賞することができますよ。2階には、シアターコーナーや囚人の作業体験コーナーも。囚人たちによる北海道開拓についてより深い知識を得られます。

ほかでは見ることのできない貴重な資料や展示物がいっぱいの「月形樺戸博物館」。今回ご紹介できなかった『農業研修館』にもぜひ足を運んでみてくださいね。

<施設情報>
■施設名:月形樺戸博物館
■住所:北海道樺戸郡月形町1219番地

【もっと詳しく】
「月形樺戸博物館」に関する詳しい情報はこちら

 

行ってみたい博物館は見つかりましたか? 今回ご紹介した博物館で北海道の歴史や文化を学び、新たな魅力を発見してください!

※こちらの記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。メニューや営業時間はお店の公式SNS等でご確認ください。

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