遊育

子育て世代の問い合わせが急増中!「日本一の公教育」に挑戦する人口7,300人のまち

2022.11.16

近年、少子化や都市化、情報化など、社会に大きな変化が生まれ、生活や価値観が多様化し、子どもを取り巻く環境も大きく変化していると言われています。 そんななかで、コロナ禍になり、「せわしない都会での生活から離れ、のんびりと田舎で暮らしたい」「子育てにより良い環境を求めて地方へ移住したい」という方が増えてきています。北海道内の自治体でも移住定住に関する相談窓口を改めて整備するなど、受け入れ態勢を進めています。

なかでも、教育に特化したまちづくりを進めている“安平町(あびらちょう)”は、道内外から移住定住の相談が増えているそう。一体どんな取り組みを行っているのでしょうか。

教育でまちづくりを。安平町が行う取り組み「あびら教育プラン」とは

安平町では、独自の「あびら教育プラン」という教育手法を取り入れています。『遊育(ゆういく)』『あびらぼ』『ワクワク研究所』『ABIRA Talks』という4つの事業で、さまざまな“学び”や“遊び”から“挑戦”に繋げていく教育パッケージ。

“教育”と聞くと子どもたちが受けるものという印象を持つ方が多いと思いますが、安平町が目指しているのは、子どもから大人までが、自分の人生を豊かに生きるために挑戦できる、挑戦する人を応援できるまち。

「あびら教育プラン」は、子どもも大人も関係なく、それぞれが学び合い、挑戦できる内容になっています! それぞれどんな事業なのか簡単に紹介します。

『遊育』は、乳幼児から小学生が対象。機会・場所・遊びそのものの3つを提供し、子どもたちに遊びを通じて育ってもらおうというもの。

普段は禁止されそうな火や、インパクトドライバー・のこぎりなどの工具を使って作りたいものを形にできるなど、安全を確保して子どもが生き生きと遊べる場があります。

子どもたちのやりたい遊びのイメージを形にする、子どもたちの発想力を高め、遊びからいろんなことを学ぶ機会を創り出しています。

『あびらぼ』は、小学5年生から中学3年生までが対象の放課後教室。子どもたちの探究心を育む探求型授業を行っています。

今期のあびらぼ第一弾は『ビジネス編』として、安平町の「道の駅あびらD51ステーション」で商品を販売しました。2ヶ月間かけて、実際に企画・販売を行う授業を受け、販売当日に向けて企画をし、当日子どもたち主導でポップコーンなどの販売を行いました。

『ワクワク研究所』も小学5年生から中学3年生までが対象。

今期は、「忙しい母を助けたい!」という想いから、プログラミングで『自動応答チャットbot』を作成をしたり、クイズを解くのが好きで「みんなで楽しい時間を共有したい」という想いから『クイズ問題集』をつくるなど、自由な発想を具体化するための方法をスタッフと一緒に考え形にしてきました。

『ABIRA Talks』は、小学生から大人までの全世代が対象。やりたいことやアイデアを持ったチャレンジャーが熱い想いを発表し、賛同したサポーターから出資を募るリアルなクラウドファンディングイベント。夢や目標に挑戦する機会を提供しています。

安平町在住の筆者は、『遊育』の現場に何度かお邪魔したことがあリます。やりたいことを思ったとおりにやってみて、間違いや失敗からよりよくなる方法を自分たちで見出す、そして再度挑戦する。そんな子どもたちの姿をとても頼もしく感じ、その発想力の豊かさや着眼点のおもしろさに驚きました。

“遊び”から自分の考えや挑戦したいという想いを育めるのは、安平町の教育だからこそできることだと思います。

さらに、安平町は2021年12月に、日本ユニセフから全国で5つ*しかない「子どもにやさしいまちづくり事業」の実践自治体の1つとして承認されました。“子どもにやさしいまちづくり”を理念に掲げ、子どもをはじめとする町民がまちについて議論する場を設けるなど、“子どもがあたり前に意見できるまちづくり”“子どもたちが安心して遊べるまちづくり”を進めています。

*2022年11月現在

まもなく開校する町立の小中一貫校「早来(はやきた)学園」

安平町は、平成30年北海道胆振東部地震で甚大な被害を受け、安平町・早来地区にある早来中学校が使用できなくなりました。プレハブの校舎で授業等を行っていましたが、2023年春に早来中学校と早来小学校、さらに安平小学校、遠浅(とあさ)小学校が合併し、小中一貫校「早来学園」として生まれ変わります。

学校再建にあたり、“子どもにやさしいまちづくり”の理念のもと、子どもと大人が対等に議論をする「新しい学校をつくる会」が発足。当初は教育委員会が運営していましたが、「もっと主体的に取り組みたい」という町民の意見を受け、しだいに町民が主体となりました。

「新しい学校は、どんな校舎・校章にすべきか」「制服・ジャージのデザインはどんなものが良いか」など、自分たちの学校をつくるという視点で子どもたちも対等に話し合い、 意見を反映しながら学校をつくっています。

現在、校舎が建設されているところですが、10月時点でほぼ建物ができあがり、現在は内装などの作業を行っているとのこと。この校舎は学校としてだけではなく、地域のコミュニティ施設としての役割を果たしていきます。

子育て世代はもちろん、どんな世代でも住みやすいまち

さまざまな教育事業に加え、新しい小中一貫校が開校する安平町。教育だけでなく、とても住みやすいまちなんですよ。

安平町は、2006年に旧早来町と旧追分町が合併してできたまち。人口は7,300人ほどです。

札幌市中心部から車で80分、新千歳空港からは車で20分。町内には、JR北海道の駅が4つ(うち追分駅には特急列車が停車)と道東道の追分町インターチェンジがあり、アクセスの良さが移住先として人気な理由の一つです。

年間平均気温は6.5度と北海道の年間平均気温と比較するとあたたかく、年間降水量は1,000mmほどと東京と比べても約3分の2と少なくなっています。冬期の積雪量も北海道では比較的少ない地域です。

町内にスーパーやホームセンター、郵便局、銀行、病院など生活に必要な施設が揃っているので、実際に生活していて不便だと感じたことはほとんどありません。最近ではドラッグストアやコインランドリーができるなど、より便利になってきています!

自然が豊かで公園が多く、子どもたちが遊べる場所がたくさんあることや、2018年にオープンした「道の駅あびらD51ステーション」は観光客だけでなく、町民の方も買い物や食事ができて楽しめるスポットになっている点も魅力です。

移住オンラインツアーで安平町を体感しよう!

安平町では、定期的に町主催のオンラインツアー・現地ツアーを開催しています。実際に参加した方からは「今度は現地ツアーにも参加したい」「教育プランについて理解できた」などより安平町について関心を深められたという方がほとんどだったそう。

そんな人気のツアーが、2022年12月3日(土)にオンラインで開催されます!

今回は、早来学園が開校する早来エリアを舞台に、子育て世代に安平町の教育や生活をイメージしてもらえるような内容に。ツアー終了後には、気になったことなどをスタッフに質問できる時間が設けられています。

教育や子育てに関心がある方はもちろん、「現地に行きたいけど遠方なので難しい」「移住に興味はあるけどどうしたらいいのかわからない」など、移住定住に興味を持っている方、すでに安平町への移住に興味を持っている方にもおすすめです。気軽に自宅から参加してみてはいかがでしょうか。

今後、現地ツアーも開催予定とのことですが、まずはオンラインツアーで安平町のリアルにふれてみてください!

【もっと詳しく】オンラインツアーの詳細はこちら

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