北海道のチーム同士の熱き戦い!「サフィルヴァ北海道vsヴォレアス北海道」観戦レポート
もうすぐプロバレーボールリーグ「2022-2023 V.LEAGUE」が開幕します。今季はチーム力が強化され、2022-23 V.LEAGUE DIVISION1 MEN(以下、V1)昇格(プロサッカーでいう、J1のこと)を狙う『サフィルヴァ北海道』の活躍が注目されています。
公式試合に先駆けて2022年10月15日(土)に行われた『ヴォレアス北海道』とのプレシーズンマッチを観戦しました。
V1昇格を目指す「サフィルヴァ北海道」
V.LEAGUEは、2017-18シーズンまで開催されてきたVリーグを再編して、2018-19シーズンに新体制で開始されました。
リーグは男子がDIVISION1(V1)、DIVISION2(V2)、DIVISION3(V3)の3部構成、女子がDIVISION1(V1)、DIVISION2(V2)の2部で構成されており、2022-23シーズンは、男子V1-V3は各10チーム、女子V1は12チーム、V2は11チームが対戦します。
リーグ戦は、V1・9-10位の2チームとV2・1-2位の2チーム、V2・9-10位の2チームとV3・1-2位の2チームによる入替戦が行われます。『サフィルヴァ北海道』と『ヴォレアス北海道』は共にV2チームで、切磋琢磨しながらV1昇格を目指しています。
『サフィルヴァ北海道』は、2016年に結成された総合型地域スポーツクラブ『サフィルヴァ』のバレーボール部門として設立されました。V2初参戦となる2020-21シーズンは11チーム中9位、翌シーズンは15チーム中5位と確実に力をつけ、2022-23は選手を強化し、V2優勝とV1昇格を目標に掲げています。
開場後すぐにボルテージアップ
『サフィルヴァ北海道』のホームである「北ガスアリーナ札幌46」には、開場前からたくさんの人が集まっています。性別も年代もばらばら。お子さんと一緒の方も多く、幅広い人たちに人気であることが伺えます。
今季は有名クリエイティブエージェント『FIRSTORDER』がユニフォームのデザインを手がけ、スタイリッシュに刷新。ユニフォーム付き公式戦チケットはあっという間に完売しました。
物販コーナーでは『サフィルヴァ北海道』のグッズを販売。『Tシャツ』1,200円、『タオル』1,000円(各税込)など、リーズナブルな価格が嬉しいです。さっそく身につけて応援している人を見かけました。
飲食ブースのほかに、野菜や果物まで販売されています。話を伺うと「柿が結構売れた」とのこと。『サフィルヴァ北海道』のチームカラーである黄色と同系色だからでしょうか?
客席は試合が行われる2階にVIP席とフロア席、3階に自由席が用意されていました。会場により席の配置は異なりますが、最初はリーズナブルな席で観戦し、徐々にグレードアップしていくのがおすすめです。
ゲームは、5セットマッチで25ポイント得点を目指します。特定の後衛の選手と、何度も入れ替わることができる守備専門のリベロプレイヤーを登録することも可能です。
ホイッスルの合図で試合開始
ホイッスルの合図で試合が開始!
ボールを打つ鈍い音や、シューズが床を噛む音、選手が放つ雄叫びなど、プロスポーツらしい迫力が伝わってきます。男子バレーボールのネットの高さは243cmもありますが、それを超える選手の跳躍力にビックリ。初めて見る試合に引き込まれていきます。
『サフィルヴァ北海道』の選手の平均身長は180cm台で、最も高いジェイレン・ペンローズ選手が207cm、最も低い早瀬省吾選手で167cmと、かなりの体格差があります。
小柄な選手が大きな選手をはねのけてポジションを獲得するには、かなりの努力や才能を必要とすることでしょう。各選手の特徴を覚えてみると、試合がより楽しくなりますよ。
負けられない戦いがここにある
1セットにつき2回まで、作戦や指示のため30秒間のタイムアウトを取ることができます。
対戦チームの『ヴォレアス北海道』は、2021-2022に初優勝、レギュラーラウンドで27勝1敗という過去最高成績を記録した強豪。懸命に食らいつくものの、簡単に勝たせてはくれません。
3セット目に1勝を挙げて逆転勝利のチャンス到来。4セット目は応援にも熱が入り、あちこちから風船を叩く音が鳴り響きます。この一体感こそスポーツ観戦の醍醐味ですね。
最終的に1-4で敗れてしまいましたが、大きく点差を引き離されることなく、白熱した試合が繰り広げられました。
試合終了後、『ヴォレアス北海道』の戸田拓也選手から「サフィルヴァ北海道はライバルだと思っている」との言葉が。両チームともに、V1で戦う姿が見たいですね。
今年のチームスローガンは「Go BEYOND IMAGINE ~想像をこえる~」。公式戦では今日の悔しさをバネに新しいチャレンジを続けて、想像を超えた成果を出すことを期待したいです。
V2の公式戦は11月~翌年3月までの全28試合。北海道では札幌・旭川・函館で行われます。新しいステージを目指して躍進する『サフィルヴァ北海道』を応援しませんか。
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