石炭ザンギアップ

なにかに似ているような…北海道のとある場所で食べられる「真っ黒なざんぎ」って?

2022.10.20

道内各地にあるご当地グルメ。そのなかでも北海道の名物として人気のある“ざんぎ”は各地で味付けなどが違っています。ざんぎは大人から子どもまで大人気で、筆者も道の駅やサービスエリアで見つけるとかならず買ってしまうほど大好きなグルメ。

今回は空知エリア・三笠市で見つけたご当地グルメ『石炭ざんぎ』をご紹介します。

三笠のご当地グルメ「石炭ざんぎ」とは

三笠市にはかつて炭鉱があり、幌内炭鉱・幾春別炭鉱・奔別炭鉱の3つが大きな炭鉱でした。現在でも立坑櫓や変電所など炭鉱にまつわる施設が残り、一部では外から見学できるところも。

そんな“炭鉱のまち”三笠で販売されている『石炭ざんぎ』はどのようなものなのでしょうか。「道の駅三笠」内にある「きいろいくるま」に伺い、お話を聞きました。

まずは見た目。“石炭”と名前についているだけあって、ゴロゴロした形や色が石炭そっくり! 見事に再現されています。

2008年ごろから販売しているという『石炭ざんぎ』。なぜ石炭のようなざんぎにしたのか伺うと、「三笠ならではのものを何か作りたいと思って考えていました。そんなとき、関東で『石炭おかき』というお菓子を見つけたんです。三笠はかつて炭鉱で栄えたまち。石炭を模したものでと思いついたのが、北海道を代表するグルメで、老若男女問わず大好きなざんぎだった」そう。

たしかに、このような黒い衣でインパクトのあるざんぎはほかに見たことがありません!

『石炭ざんぎ』は三笠ジオパーク認定商品として選定されているだけでなく、以前ご紹介した『炭鉄港めしオンラインスタンプラリー』の「炭鉄港めし」の1つとなっており、こちらのお店もスタンプスポットです。

「石炭ざんぎ」の味の決め手となるのは三笠産の食材

『石炭ざんぎ』はどのような味付けをされているのか伺うと、“三笠ならでは食材”を使うことにこだわっているそう。

三笠で製造されている鶏醤(けいしょう)、りんごジュース、玉ねぎ、ニンニク、そしてフリーズドライの行者ニンニクなどで味付けをし、黒さを出すために小麦粉にイカスミを混ぜて揚げているとのこと。

鶏醤とは、鶏もつを主原料に無添加・非加熱加工で製造された、動物性由来のうま味発酵風調味料。うまみ成分であるグルタミン酸が豊富に含まれています。鶏由来ということもあり、ざんぎとの相性もバッチリですね。

口に入れた瞬間、ニンニクと行者ニンニクのいい香りが口いっぱいに広がります。そのあと玉ねぎとりんごジュースの効果なのか、甘さも感じることができ、後口は意外とさっぱりしている印象です。小腹が減ったときにちょうどいい量なんですが、美味しくてあっという間に食べ終わってしまいました。

味付けがしっかりしているので、お子さんにはご飯のおかずに、大人の方はビールのおつまみにピッタリです!

石炭ざんぎが食べられる「きいろいくるま」

今回伺った「きいろいくるま」は、もともと「道の駅三笠」で移動販売車で商品を提供していたそう。2020年に売店棟『食の蔵』エリアに入りました。

ソフトクリームや『三笠ろんぐしゅー』というシュークリームも人気! 伺った日も次から次へとたくさんの方が買いに来ていました。

三笠市内で行われるイベントなどに出店することもあるそう。出店情報はお店のInstagramをチェックしてみてください!

 

『石炭ざんぎ』は「きいろいくるま」のほかに、三笠市内にある「まんぷく食堂」「あいすの杜」でも販売・提供されています。三笠に来た際は手軽に食べられるご当地グルメ『石炭ざんぎ』を食べてみてください!

<店舗情報>
■きいろいくるま
■住所:北海道三笠市岡山1056-1 道の駅三笠 食の蔵内
■電話番号:070-8496-2565
⇒営業時間など詳細はこちら

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