馬券を買ったことのない地元民が、初めて「ばんえい記念」で馬券を買ってみた
みなさんは“競馬”と聞くとどのようなイメージを持たれるでしょうか。 これまで競馬を一度もやったことのない筆者はギャンブルのイメージから「怖い」「危ない」といった印象を持っていました。
そんな中、先日初めて『帯広競馬場』でばんえい競馬を見て、考えが変わりました。
今回は、帯広に住む筆者が初めて馬券を購入したレポートとあわせて、馬券の買い方を初心者の方でも楽しめるように紹介します。
馬券の種類と基本的な買い方
競馬といえば、着順を予想するものですが、「馬券を買ったこともないのに、予想も何も……」と気後れするかもしれません。
そんな初心者の方でも選びやすくおすすめなのが“単勝”と“複勝”。なかでも、もっとも的中させやすいといわれているのが複勝です。馬番を指定し、その馬が3着以内に入れば“当たり”となるのが複勝、1着に入れば“当たり”となるのが単勝の馬券です。
“馬連”や“ワイド”など、複数の馬の順位を予想する馬券もありますが、配当が高くなる分、当てる難易度も高くなります。複数の馬の組み合わせやオッズ※、各馬の特性を確認し、リスクを考慮しながら購入するようにしましょう。
※オッズ・・・当たった場合の配当を賭け金に対する倍率で表したもの。
予想する際には、レースの出走馬表や過去の成績を参考にして、自分なりの予想を立てていきます。
競馬場内では、競走馬の紹介パネルを発見。生産者さんの想いから知ることができ、応援したくなる馬が見つかるかもしれません。
筆者は今回、メムロボブサップを選ぶことにしました。
馬が決まったら専用のマークシートに記入していきます。競馬場内には、マークシートの塗り方から馬券の買い方・払い戻し方まで、わかりやすく解説されたパネルやスタッフの方が説明してくれるビギナーコーナーがありました。
マークシートを記入したら、実際に馬券を購入します。
お金を入れて、マークシートを入れると……
馬券が購入できました!
馬券は100円から購入することができるので、初心者の筆者にとっては嬉しいポイントでした。
いざレース観戦!果たして馬券の結果は?
筆者が観戦した日は、「ばんえい記念」という年度大一番のレースがあり、雪がちらついているなかで行われました。
ばんえい競馬のレースコースには、第1障害・第2障害と呼ばれる2つの障害があります。
競走馬が障害に差し掛かると観客の歓声が大きくなり、寒いなかで頑張る馬たちへの応援はより熱が入っていると感じました。
また、1位の馬だけでなく、最後尾の馬に対しても「がんばれー!」という声援があり、とても心が温まりました。
最後の馬がゴールするまで声援が止まないところも、ばんえい競馬が支持される理由なのかもしれないですね。
筆者の予想したメムロボブサップの結果は、2位! 予想的中です。
早速、払い戻しを行います。
券売機に馬券を入れると……
120円が払い戻しされました。当たった嬉しさもありつつ、応援することの楽しさも味わえました。
初めてのばんえい競馬は、競馬は単なるギャンブルではなく、馬の力強さや魅力を存分に感じることができるスポーツだと感じ、わくわくする魅力がいっぱいでした。
競馬を楽しむためには、自分の予算内で無理なく馬券を購入して楽しむ予算管理が大切です。自分なりのスタイルやペースを見つけつつ、競馬場の雰囲気やレースの熱気を存分に味わいながら、楽しんでくださいね。
取材・文/橋原靖佳
【画像】北海道Likers
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