現金

北海道旅行に現金はどれだけ必要?観光地で使える決済方法をシーン別にご紹介

2022.09.18

北海道は自然のスポットやグルメなど魅力的なものが数多く、北海道外からたくさんの観光客が訪れます。最近では、北海道のお店や観光地でもキャッシュレス決済できる場所が増えているようです。コロナ禍の対策として、キャッシュレス決済を導入できるよう、北海道で補助金を出しているからかもしれませんね。

とはいえ、まだキャッシュレス決済ができない場所もあり、いざというときに現金が必要になって、手間取るのも大変ですよね。そこで、移動したり、食べたり、泊まったり……北海道旅行のシーン別に、キャッシュレスor現金払いどちらがいいのかを解説! さらに現金の予算や、下ろす場所などについても考えていきましょう。

札幌市近郊の公共交通機関はICカードが使える

目的地が札幌市近郊であれば、電車や地下鉄、バス、市電などの公共交通機関で、ICカードが使えますよ。北海道で利用できるICカードは『Kitaca(キタカ)』や『SAPICA(サピカ)』です。ほかの地域で利用されている『Suica(スイカ)』や『ICOCA(イコカ)』などのICカードも北海道内で使えます。

ただし、ICカードが利用できるのは札幌市近郊のみなので、別の場所に移動する場合は切符を買いましょう。

高速バスは事前予約でインターネットから購入可能

都市間を移動する高速バスは、インターネットから事前予約ができますよ。クレジットカードで支払えるという意味ではキャッシュレスです。

札幌から道内各地に高速バスを運行している『北海道中央バス』の場合、コンビニのローソンとミニストップでも、乗車券を購入できます。コンビニだと『PayPay』などのQRコード決済や、『Apple Pay』などの電子マネー決済をおこなえるので、キャッシュレスで支払えますよ。ただし窓口で乗車券を購入する場合は、現金を持って行くのがベターです。

地方の路線バスは一部QRコード決済もあり&でも現金が安心

路線バスでは、十勝地方の『北海道拓殖バス』や、苫小牧市や室蘭市を走る『道南バス』でQRコード決済をおこなっています。ただし、使えるサービスが限られていたり、キャッシュレス決済自体がなかったりする路線バスも。

電車も札幌市近郊を離れるとICカードが利用できません。地方を観光したい場合、交通費は現金を持って行くのが安心です。

タクシー・ホテル・飲食店・観光スポットはキャッシュレス化が進んでいる

移動手段として、タクシーはキャッシュレス化が進んでいます。

ホテルもインターネットからの予約なら、クレジットカードで決済ができるでしょう。飲食店や観光スポットもキャッシュレス決済が増えています。

確実に行きたいお店やスポット、食べたいものがあるときは、そのお店の公式サイトやSNSをチェックして、キャッシュレスで支払えるかどうか調べておくと失敗がありません。SNSなどの口コミからも確認できますよ。

観光する際の現金の予算は?

ここまでのキャッシュレスor現金の情報をまとめると……

・札幌市中心ならほぼキャッシュレスでOK

・札幌市以外をメインとするなら交通費は現金で

・必要に応じて観光地・飲食店の現金もプラス

となります。

また災害があると、キャッシュレス決済が使えなくなる場合も。旅行中の災害時に備えて、ある程度の現金を用意して、旅行の予算にプラスしましょう。現金を下ろせる場所のチェックもお忘れなく。

現金を下ろせるのはコンビニ&空港

観光地で現金を下ろせる場所を探そうとしても、地銀のATMばかりで、なかなか見つからない可能性が高いです。大銀行から下ろすにはコンビニのATMを使うのがベター。とはいえ、コンビニが少ない地域もあります。

北海道でコンビニが100店舗以上あるのは札幌市、旭川市、函館市、苫小牧市で、100店舗未満でも数が多いのは釧路市、帯広市、北見市です。旅行の途中で現金を下ろす必要がある場合は、大きい都市のコンビニに立ち寄っておくとよいでしょう。

現金は出発前にお近くの銀行で準備しておく方が、手数料がかからず良いですが、北海道に着いてから準備する場合は、空港で下ろしておくのが得策です。新千歳空港には北海道の地銀のほか、セブン-イレブンとローソンのコンビニATMがあります。年中無休ですが、使える時間は限られているので気をつけましょう。

 

旅行でキャッシュレス決済ができると、荷物も軽くなり、支払いもスムーズで観光する時間をたっぷりと確保できます。とはいえ、現金がなくて楽しめないと元も子もありません。移動や飲食、宿泊など旅行のシチュエーションごとに予算を組み立てて、キャッシュレスでいいのか、現金がいいのかを考えてみてください。

【参考】北海道、JR北海道、札幌総合情報センター株式会社、北海道中央バス株式会社、ローソン、北海道拓殖バス株式会社、道南バス株式会社、経済産業省、アパマンショップホールディングス、新千歳空港ターミナルビル

令和4年度(2022 年度) 地域事業者連携型販売促進等支援事業 募集要領 【追加募集】 / 北海道経済部
Kitaca / JR北海道
SAPICA / 札幌総合情報センター株式会社
楽でお得な高速バス 予約・購入について / 北海道中央バス株式会社
利用できるお支払方法 / ローソン
路線バス運賃・定期券表 普通運賃・キロ程表 / 北海道拓殖バス株式会社
運賃箱更新およびキャッシュレス決済 / 北海道拓殖バス株式会社
よくあるご質問 / 道南バス株式会社
キャッシュレス決済 実態調査アンケート 集計結果 / 経済産業省 商務サービスグループ キャッシュレス推進室
北海道市区町村別 コンビニの数ランキング / アパマンショップホールディングス
銀行・ATM / 新千歳空港ターミナルビル

【画像】retirementbonus / Shutterstock、aki、 imageteam 、tarousite、HAPPY SMILE、 freeangle、takeuchi masato / PIXTA(ピクスタ)

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