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まるで小さな流氷。オホーツクの美しさを手に取れる癒しスポット「流氷硝子館」(網走市南4条)

2022.05.29

網走の観光資源といえば、厳冬期の風物詩でもある“流氷”ではないでしょうか。紺碧のオホーツク海に浮かぶ真っ白な流氷は、見る者の心を魅了します。

そんな流氷がモチーフとなったガラス製品があれば、手に取ってみたい方も多いのでは? あるんです、網走には「流氷硝子館」が。

網走に訪れたら要チェック!「流氷硝子館」

網走市の中心部からほど近い、オホーツク海を臨むエリアに「流氷硝子館」はあります。

2010年にオープンした同館は、かつて魚のすり身工場だった建物をリフォームしたもの。そういわれれば少し工場チックな外観をしていますね。

館内に入ると、たくさんのガラス細工がお出迎えしてくれます。商品の展示数は多いのですが、決して圧迫感を感じることはありません。開放感のある高めの天井や照明の加減、レイアウトなど工夫されていることが伺えます。

また、工房がガラス張りになっているので、ガラス細工の製作風景を間近に見ることができます。

大変かわいらしいこちらの商品は、モフモフした見た目が大人気の“シマエナガ”をガラス細工にしたもの。ガラス細工ならではの温かみとシマエナガのキュートな見た目がマッチしていますね。

食器類や花瓶など、普段使いできる商品もたくさんあります。ひとつでも持っているだけで、生活の質が上がりそう。店員さんの商品知識も豊富で、どれがいいか迷った際にはおすすめを尋ねてみるのもいいですね。

個人的に気に入ったのがこちらの『幻氷ロックグラス』。氷を想起させるデザインはもちろんのこと、ざらざらとした触り心地がなんとも癖になります。

「流氷硝子館」のガラス製品は、『エコピリカ』という廃蛍光灯リサイクルガラスを原料としており、地球環境に配慮しているのが特徴。作品のモチーフになっている美しいオホーツクの自然や流氷がいつまでもここにあってほしいという願いを込めて、CO2排出を減らす取り組みを続けています。

カフェでも流氷硝子三昧

館内奥には、「シーニック・カフェ 帽子岩」というカフェが併設されています。なんでも、食器類は「流氷硝子館」の商品を使用しているとのことで、その使い心地をお試しできちゃうわけです。

店内は、オーシャンビューの座席や工房内をじっくり見学できる座席など、バラエティに富んでいます。どちらも見たいというわがままな筆者は、海も工房も視野に入るテーブル席をチョイスしました。

お水はセルフサービスとのことですが、なんとお水コーナーに置かれた「流氷硝子館」のグラスから好みのものをチョイスしていいというサービスが! 先ほどご紹介した『幻氷』のロックグラスがあったのでこちらをチョイス。気になっていたのでありがたいです。

カフェのメニューはドリンクとケーキなど。ドリンクは、ソーダからコーヒー、ハーブティーまで充実のラインナップです。

今回筆者が注文したのは『ゴーダチーズ』と『流氷ソーダ』。流氷というより氷山のようなアイスが突き刺さった爽やかなソーダはインパクト大! 濃厚なチーズが食欲をそそるチーズケーキも大変美味しゅうございました。

そして「流氷硝子館」の食器類がとにかく映えます。このお皿の上ではどんな食材も一躍スターになれてしまう、舞台のような存在感を放っていました。

 

網走からエコでキュートな“流氷硝子”を世界に発信する「流氷硝子館」。見ているだけでも癒されるガラス細工、おひとついかがでしょうか。

<施設情報>
■流氷硝子館
■住所:北海道網走市南4条東6丁目2-1
■電話番号:0152-43-3480
⇒営業時間など詳細はこちら

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