関東遠征にて アイキャッチ

まさかこれが方言だったとは!つい「言わさった北海道弁」のお話

こんにちは!HOKKAIDO IWAMIZAWA FUライターチームの末永末蔵です。北海道岩見沢FUは、チーム名の通り「北海道」のチーム。しかも、今季は道内唯一のチームとして「3×3.EXEプレミア」に参戦します。というわけで、不肖・末蔵の担当する第2回は「北海道弁」のお話です。

知らずに使っている北海道弁

筆者は北海道生まれの北海道育ちという生粋の「道産子」。道外に住んだ経験はありません。ただ、ぼく自身はごくごく普通の標準語話者です。

たとえば、東京へ出向いた際に、東京の知人と交わした次のような会話。

ぼく「電車、なまら混んでたわ」
知人「そんなに?」
ぼく「もう、わや。なしてあんなに混むべな。あずましくなかったわ」
知人「大変だったね」
ぼく「うん。だから、じょっぴんかってトイレにずっといた」

すみません。話を盛りました。ただ、内地へ行くたびに、これに近い経験を何度もしました。「内地」というのも、いかにも北海道らしい表現ですね。

「〜さる」は魔法の杖!?

北海道弁はたくさんありますが、ぼくが一番好きなのは、やっぱり「〜さる」「〜さった」という表現。

たとえば、バスで押しボタンを押すつもりがなかったのに、ひじが当たって押してしまったケース。これを道産子は、例外なく「押ささった」と表現します。自分に非はない、何か神の見えざる手のようなものがボタンを押したのだという弁解、言い訳、自己弁護、責任転嫁です。

この言葉は大変に便利で、テストで悪い点数を取っても「間違った答えが書かさった」、電車で他の乗客の足を踏んでも「踏まさった」、周囲がドン引きするようなことを口走っても「言わさった」と、幅広く使えます。自己正当化のための魔法の杖のようなものかと。

北海道岩見沢FUのメンバーが、もし試合で相手を突き飛ばしてファウルをもらっても「押ささった」で逃げ切れると思います。何? 我がFUの戦士たちがそんなことを言うわけがない? すみません、書かさりました。

 

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