病院の処置室に猫ルーム!? 猫好きは思わず移住を考えてしまう「だい内科医院」
リモートワークが増えつつあり、居住地を自由に選択できる時代がやってきています。「人口の多い町よりも、自然の多い場所に住みたい!」と思う方も多いのではないでしょうか。しかし、不安なのは医療問題。地域によっては病院がない町もあります。
今回ご紹介するのは、なんと処置室に“猫ルーム”がある病院です。優しい先生と猫のいる病院がある町……猫好きなら移住を真剣に考えてしまいますね。それでは、かわいい猫の写真と共にご覧ください!
十勝の清水町にある「だい内科医院」
十勝の清水町にある『だい内科医院』。目の前には『清水町文化センター』があり、JR十勝清水駅からは車で2分ほどの距離にあります。
国道274号線から日高山脈を間近で望める清水町。町の人口は9,100人ほどで、酪農と農業がさかんな地域です。
『だい内科医院』の開業は、今から23年前。旭川出身の䑓(だい)一泰さんは、清水町の赤十字病院に出張医師として勤務していましたが、縁があり同町で開業することに。現在の場所に移転したのは2004年といいます。
お待たせしました、猫の登場です! “猫ルーム”があるのは、もともと採光のためにあった中庭。取材時は3匹がのびのびと過ごしていました。
猫ルームを作ったのは、中庭に飾っていた妻・淑子さんが描いた絵画がきっかけだといいます。絵画には本物そっくりの猫が描かれていて、患者さんから「本物かと思った!」と驚かれたこともあったとか。「それならば、病院2階の自宅で飼っている猫を……」と考え、昨年の11月に猫ルームを作ることになりました。
猫ルームはガラス張りのため、猫アレルギーの方も問題ありません。猫ルームの前には点滴処置をするための椅子が置いてあり、処置を受けながら猫を見ることができます。猫好きな患者さんや小さな子どもたちに好評とのこと。
現在、同院では猫4匹を飼っています。猫は自由を愛する動物ですので、猫ルームにいないことも。その点はご容赦くださいね。
とくに“ビビ”ちゃんは滅多に姿を見せないそうです。たしかに、今回の取材でも姿を見ることはできませんでした。
猫にそれほど興味がなかったけれど
小さいころから猫を飼っていた猫好きな淑子さん。一方で、一泰さんは「それほど猫に興味がなかった」といいます。淑子さんと子どもたちの「猫を飼いたい!」という強い想いに根負けする形で、11年ほど前に猫を飼い始めました。
実際、猫と一緒に暮らしてみると、一泰さんの心に変化が起きます。「自分が思っていたよりも、猫は人間に懐くし、性格も猫によってさまざまで、かわいい」と優しい笑顔で語る一泰さん。
手作り雑貨で保護猫の活動も
『だい内科医院』の受付横には、雑貨と古本が置いてあるスペースがあります。
古本は一泰さんと淑子さんが読み終えたもの。雑貨の一部は淑子さんの手作り品。これらの売上金は、帯広市の保護猫カフェ 『Cat Cafe Wish』に寄付しています。
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淑子さんの手作りマスク。
一番年下の“ヤマト”くんは保護猫だそうです。たとえどんな事情があっても他人に丸投げすることは絶対にやめましょう。
動物を飼い始めたら、最後まで責任を持つこと。責任が持てないようであれば、飼わない。命を守る責任を忘れないでほしいです。
お店とは違い、病院という場所柄、気軽に猫ルームを見ることはできません。ただ、「患者として通いたい!」と思ってしまったのは筆者だけではないはず。
猫好きにはたまらないのはもちろんですが、一泰さんを含めスタッフみなさんの優しい雰囲気も、病院嫌いの筆者にとっては魅力のひとつでした。十勝の清水町に移住を考えている方には、おすすめの病院です。
<施設情報>
■施設名:医療法人社団 だい内科医院
■住所:北海道上川郡清水町南4条4丁目2-1
■電話番号:0156-69-3555
■診療時間:8時30分~12時30分、14〜17時
■定休日:土曜、日曜、祝日
■Facebook:医療法人社団 だい内科医院
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