吉川屋オーナー

主婦から漬物屋のオーナーへ!22年継続の秘訣は「安心・安全」への強いこだわり

近年、女性の起業家が増加しています。「自分の好きなことを仕事に生かしたい!」という想いを持つ方も多いのではないでしょうか?

今回ご紹介するのは、幕別町で「十勝漬物 吉川屋」を立ち上げた吉川トシ子さん。女性起業家といえば、“気が強そう”という勝手なイメージを持っていた筆者ですが、実際にお会いした吉川さんは、とても穏やかで優しい母のような方。そんな吉川さんの食に対する想いに迫ります。

「十勝漬物 吉川屋」を起業した理由とは?

「十勝漬物 吉川屋」さんは、十勝の幕別町にあります。帯広駅から車で30分ほどの場所。国道38号線沿いにあり、釧路方面に向かうドライバーなら、見たことがある方も多いと思います。

北見出身の吉川さんは結婚後に縁があり、幕別町に移住。主婦をしていましたが、22年ほど前に「余った野菜を漬物にして販売してみたら」という農家の知人のすすめで、漬物屋をはじめることになりました。

もともとは、家庭用の漬物を漬ける程度だった吉川さん。そのため、近所の主婦に教えてもらいながら、現在の味に至るまでに4〜5年ほど費やしたそうです。

「なぜ漬物屋を始めようと思ったのですか?」と聞いたところ、「農家の知り合いにすすめられたから」と笑顔で返してくれました。主婦と漬物屋さんの“2足のわらじ”で、多忙が想像できますが、吉川さんはそういった苦労話をあまり語りません。

安心・安全な食品を届けたい!

近隣の野菜を使用し、防腐剤などの添加物を使わない“無添加”にこだわる「十勝漬物 吉川屋」さんの漬物。

普段は穏やかな吉川さんですが「とくに、若い人には防腐剤が入った食品を食べてほしくない」といったときの強い意志を感じさせる表情が印象的。「添加物を入れるくらいなら、会社を閉めたほうがマシ」という力強い発言に、食品会社代表としての“優しさ”と“こだわり”を感じました。

今後は店頭販売に力を入れたい

漬物以外にも、写真奥の『混ぜごはんの具』、『インカのめざめ』を使用した『冷凍コロッケ(5個入り)』各600円(税込)などがあります。写真手前は、一番人気の『長芋の溜まり漬』と『きゅうりのビール漬』2個で500円(税込)。

『冷凍コロッケ』は、『インカのめざめ』というじゃがいもの品種を使用しているので、甘くて子どもにも喜ばれる一品。『長芋の溜まり漬』は、長芋のシャキシャキ感が“お酒のアテ”にもおすすめ!

ほかに『ちらし寿司の具』600円(税込)もあります。いずれの商品も“無添加”です。

現在はホテルへの販売が中心ですが、これからは店頭での販売に力を入れたいといいます。今後の夢を伺うと「多くの人にたくさん食べてもらいたい」と吉川さん。

 

農家の知人のすすめで漬物屋を起業した吉川さん。きっかけはどうであれ、約22年も商売を続けられるということは、とても凄いことです。ご本人の努力はもちろんですが、“安心・安全”にこだわる“芯の強さ”が、会社を継続していける理由のひとつだと感じました。

また、吉川さんの取材を通して、自分が食の“安心・安全”への意識が低かったことに気づきました。コロナ禍が続く今こそ、みなさんもあらためて考えてほしいと思います。

<店舗情報>
■店舗名:十勝漬物 吉川屋
■住所:北海道中川郡幕別町字明野540
⇒営業時間など詳細はこちら

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