「然別湖」読めますか?北海道で一番高いところにある湖【北海道難読地名クイズ】
北海道難読地名シリーズです。今回は、“北海道で一番高い場所にある湖”をご紹介。
「然別湖」なんと読むかわかりますか?
大雪山国立公園のなかにある「然別湖」
「然別湖」は、十勝の鹿追町にある湖です。“然”の読み方がポイントですが、おわかりいただけるでしょうか?
正解は「しかりべつこ」!
然別湖は、大雪山国立公園内に位置し、溶岩ドームの成長にともない川がせき止められて形成された自然湖です。標高810mと北海道のなかで最も高い場所にあるため冬の間は全面結氷します。周囲は13kmほど。湖のなかには『弁天島』という小さな島が浮かんでいます。
レジャーに温泉にフォトスポット!然別湖の楽しみ方
然別湖畔では、一年を通じてさまざまなアクティビティを楽しめます。透明度がとても高いためカヌーやトレッキングなどで湖に近づくと、泳ぐ魚をはっきりと見ることができますよ。周囲を樹々が囲んでいることから、訪れる季節によって違った風景を楽しむことができるのも魅力。
『しかりべつこネイチャーセンター』では、さまざまなアクテビティガイドを行っており、ドライスーツを着て湖の上にでかける『融氷ウォーク』は、4~5月上旬の氷が融ける時期だけ楽しめるアクティビティとして人気です! 夏季には期間限定で遊覧船も運航しており、「アウトドア体験よりもっと気軽に楽しみたい」という方にはこちらもおすすめです。
アクティビティの後は、温泉でリラックスタイムを過ごしてみて。湖畔にある『然別湖温泉 ホテル風水』は、宿泊はもちろん日帰り温泉が可能。大浴場からは然別湖を一望でき、さらに露天風呂は然別湖にせり出すように位置しているためロケーションは最高! 然別湖の絶景に癒されること間違いなしです。
また、ひそかに注目を集めているのが“湖に向かって伸びていく湖底線路”!
こちらのスポットは、然別湖沿いの白雲山登山口にある、遊覧船を湖から陸に引き揚げるためのレールを指しているのですが、その景色がジブリ映画『千と千尋の神隠し』のワンシーンに似ているとSNS上で注目を集めました。
筆者も実際に訪れましたが、湖の底へ向かって伸びていくレールと、然別湖の透明度が相まって、「どこか別の世界へつながっているのでは?」と感じるような不思議な風景でした。
冬季期間は湖が凍っているため見ることはできませんが、もうじき迎える雪解けとともに現れるおすすめのフォトスポットです。
今回は難読地名「然別湖」のおすすめスポットをご紹介しました。
標高が高いことから冷え込みが厳しいです。夏以外で現地へおでかけの際は服装に気を付けてくださいね!
【参考】株式会社北海道ネイチャーセンター、然別湖温泉 ホテル風水
しかりべつこネイチャーセンター / 株式会社 北海道ネイチャーセンター
温泉のご案内 / 然別湖温泉 ホテル風水
【画像】jun、もりやん、羆 / PIXTA(ピクスタ)