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【3/13】明け4歳馬＆5歳馬による世代交流重賞「ポプラ賞」注目馬は？【井上オークスのばんえい重賞予想】

2022.03.10

こんにちは。帯広行きに備えて防寒対策に余念がない井上オークスです。先月行われた重賞優勝馬の祭典「チャンピオンカップ」は、第2障害を真っ先にクリアしたメムロボブサップが、トップハンデ840kgのソリをモノともせずに突き進んで快勝。軽くなった馬場（馬場水分4.3％）を味方につけて、重賞10勝目をつかみました。

デビュー戦からずっとコンビを組んでいる阿部武臣騎手いわく、「無理せず落ち着いて（ソリを）引っ張ってくれるところが、大分成長してきたかなと思います」。4～6歳でピークを迎えると言われるサラブレッドと比べると、ばん馬の成長はゆっくり。なかには10歳でピークを迎えるばん馬もいます。まだ6歳のメムロボブサップの花盛りは、きっとこれから。先日の「スピードスター賞」も快勝して、心身ともに充実一途のスターホースです。

1番人気→6番人気→5番人気の順で決着して、3連単の配当は9,530円。筆者の予想は、本命メムロボブサップでした。めでたく的中☆

連勝を目指して、3月13日（日）に帯広競馬場で行われる「ポプラ賞」を展望します。

イメトレばっちり☆ゴールドハンターに注目！

昨年の優勝馬アオノブラック　出典: ばんえい十勝

「ポプラ賞」は、明け4歳馬と明け5歳馬による世代交流重賞です。出走馬は「ばんえいダービー」や「天馬賞」など、世代別重賞の優勝馬を中心に選抜されます。昨年は当時5歳のアオノブラックが「ポプラ賞」を2連覇。1番人気→7番人気→3番人気で決着して、3連単の配当は14,820円でした。これまで2連覇を達成した馬は、センゴクエースとアオノブラックの2頭だけです。

過去10年の成績を振り返ると、5歳馬が7勝で、4歳馬が3勝。2012、2015、2017年は、5歳馬が1～3着を独占しました。データ的には5歳馬が優勢と言えますが、2020年は4歳馬が1～3着を独占して、3連単は40,530円というなかなかの高配当。また、藤野俊一騎手と鈴木恵介騎手は、それぞれポプラ賞を5勝しています。

出走予定馬で一番の実績を誇るのは、5歳のキョウエイリュウです。通算成績45戦19勝、そのうち重賞は5勝。お正月には怒涛の追い上げで「天馬賞」を制しました。ここ2戦は7着、7着と今ひとつですが、馬場が軽くなればキョウエイリュウの出番かも？

⇒出走表を確認する（出走馬が確定するのはレース2日前の正午）

同じく5歳のカイセドクターは、着実に力を付けています。なかなか勝ちきれないものの、常に上位争いを演じていますし、馬場状態を問わないところも強み。パワーを要する重い馬場で狙いたい5歳馬・ヤマトタイコーや、暮れの「ばんえいダービー」を制した4歳馬・オーシャンウイナーも要注意です。

筆者の注目馬は、5歳のゴールドハンターです。「天馬賞」2着後は第2障害に苦戦して大敗が続きましたが、前走は「スピードスター賞」という格別に軽いソリを運ぶレースに出走して2着。持ち前のスピードを発揮して、勝ったメムロボブサップに0.5秒差まで詰め寄りました。“ゴールドハンター推し”としては、ときめきも止まりませんでした。

馬はとても賢いので、「スピードスター賞」で490kgのソリを曳いて第2障害を難なくクリアしたイメージは、ゴールドハンターのなかにくっきりと残っているはず。790kgのソリを曳く「ポプラ賞」でも、第2障害をスムーズにクリアできるのでは？　イメージトレーニング効果に期待です。

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