ジュエリーアイス

冬季限定の宝石探しはいかが?十勝川が生んだ自然の結晶「ジュエリーアイス」(豊頃町)

せっかく北海道に住んでいるのだから、「自然の美しさを生で見てみたい!」。でも、寒い冬は家に閉じこもりがちです。

今回ご紹介するのは、十勝地方にある豊頃町の『ジュエリーアイス』。冬の限られた期間しか見られない“自然の結晶”を実際に見てみることで、北海道の冬のよさが感じられるかもしれません。

ところで、ジュエリーアイスとは?

『ジュエリーアイス』とは、十勝川でできた氷が太平洋に流れ、波にもまれることでできる、さまざまな形をした透き通った氷塊のこと。太陽の光を浴びることで宝石のように輝いて見える“自然現象”です。見られる時期は、1月中旬~2月下旬ごろまで。

時間帯により、太陽光の色の変化でさまざま表情を見せる『ジュエリーアイス』。とくに、朝日の昇る早朝が人気だといいます。

見学にはマナーを守って!

『ジュエリーアイス』が見られるのは、豊頃町の大津海岸。帯広から車で1時間ほどの距離です。ちなみに、大津海岸のある大津地区にはコンビニがないので、買い物をするならお早めに。

現地に到着したら、海岸への車の乗り入れは禁止のため、専用の駐車場を使ってください。

近隣には住宅が多くあります。そのため、エンジンを停止する、大声を出さないなどの配慮が必要です。どんな場所でも同じですが、マナーを守って見学・撮影をしましょう。

2022年1月15日(土)〜3月6日(日)限定で、『ジュエリーハウス(休憩施設)』を開放しています。ただ、筆者が訪れた日は、まん延防止等重点措置の期間だったので、休館中でした。

でも、嬉しいことに、トイレの利用は可能とのこと。寒いなかで見学するので、これはありがたいサービスですね。

いざ、ジュエリー探しへ!

波打ち際までは少し歩きます。周囲に視線を遮るものがなく、水平線が続いた、眺めのいい場所。平日のためか人も少なく、波の音だけが聞こえます。街の喧騒を離れた、癒しの時間。

筆者が訪れた日は晴天だったので、波がキラキラしていて、とてもきれいでした。

しかし、残念ながら、今年は『ジュエリーアイス』が少ない模様。ただ、せっかく来たので“トレジャーハンター”のごとく、砂浜を探し歩きます。

小さい『ジュエリーアイス』が何個かありましたが、探すのに苦労しました。また、砂がついているものがほとんどで、被写体としては微妙。自然相手なので、仕方がありません。

現地に来てみて感じたことは、“服装選び”が重要だということです。今回、ニット帽や手袋、厚手のタイツやカイロなど防寒対策はしていきました。ただ『ジュエリーアイス』は地面にあり、膝をついての撮影が多いため、布製のパンツだと濡れてしまいます。“ナイロン製のパンツ”で行くことをおすすめします。

 

今回、撮れ高が少なく残念な結果ではありますが、広々とした海と、雪で覆われた白い大地を見ていると、リフレッシュした気持ちになりました。写真や動画では伝わらない“自然の美しさ”を、コロナ禍の今だからこそ、とくに体感してほしいと思います。

この寒い時期にしか見られない『ジュエリーアイス』を見に、豊頃町まで足を運んでみてください。

<スポット情報>
■大津海岸
■所在地:北海道中川郡豊頃町大津元町
⇒マップで見る

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