ポケふた

ここにもポケモン!「花のまち」恵庭で見つけたカラーマンホール蓋【北海道マンホールのすゝめ】

2022.02.04

恵庭市は人口約7万人(2021年12月末時点)、札幌市と新千歳空港のほぼ中間にあり、交通アクセスのよさと豊かな自然を持つまちです。

その恵庭にはさまざまなカラーマンホール蓋が設置されているのをご存知ですか? どんなデザインがあるのか見ていきましょう!

1:恵庭のカラーマンホール蓋

最初は、2017年5月1日に設置されたこちらのカラーマンホール蓋。

下水道の事業が雨水整備から合流改善(分流化)へと大きく転換するタイミングを契機として、マンホール蓋のデザインを一新したそうです。市の木『イチイ』、市の花『スズラン』、市の鳥『カワセミ』が配置されています。

『イチイ』は、別名「オンコ」とも呼ばれる木で、雪のなかでもたくましくそびえる力強さから長寿の象徴とされています。市役所庁舎前や市内各所で見ることができるそう。

2:「ポケふた」のカラーマンホール蓋

ポケふた

©2021 Pokémon/Nintendo/Creatures/GAME FREAK.  出典: 恵庭市水道部下水道課

「道と川の駅 花ロードえにわ」の改修工事にあわせ、足を運んでもらうきっかけづくりのひとつとして株式会社ポケモンと連携し『ポケふた』を作成、2019年11月23日に設置されました。

道内第1弾となる『ポケふた』15市町の1つで、以前ご紹介した苫小牧市の『ポケふた』同様、スマートフォン向け位置情報ゲーム『Pokémon GO』のポケストップにもなっています。

3:市制施行50周年記念のカラーマンホール蓋

恵庭市は令和2年度に市制施行50周年となりました。その記念事業として『記念マンホールをさがせ!』というカラーマンホール蓋を活用した街歩き健康イベントを実施。幅広い年代の方が参加され、イベント期間中に何度かにわけてヒントを出すなど、盛り上がるように工夫をされたそう。「コロナ禍でなかなか外出やイベントの機会がないなか、屋外で密になりにくいので参加できてよかった」と参加者からも大好評!

このイベントを行うにあわせ、下水道事業としても広報活動の一環として事業の必要性をPRするよい機会であったことから、このカラーマンホール蓋を制作。現在の恵庭を象徴する“花のまち”をイメージし、50周年を表す数字を「花・水・緑」のモチーフで囲んでリースに見立てたデザイン。中心には笑顔の横顔を配置し、共にまちを育て、時を刻んでいる市民が50周年を祝う様子が表現されています。

下水道を未来へ引き継ぐために

恵庭にカラーマンホール蓋を設置することになったのはどういう経緯があったのか、市の担当の方にお聞きしました。

下水道は暮らしや社会経済を支えている大切な財産ですが、多くは地中に埋設されているため、目に触れる機会があまりなく、重要なインフラですが認識が低いことが懸念されています。

そのため、下水道を未来へ引き継ぎ、活かしていくためには下水道の理解・関心を深めていただく必要があるので、広報活動の一環として作成しました。

カラーマンホール蓋をきっかけに、まちの大切な財産である下水道により関心・注目が集まりそうです。

 

今回ご紹介したカラーマンホール蓋の設置場所は、恵庭市ホームページ内『記念マンホールをさがせ!』ページでご確認いただけます。

どの蓋もJRの駅から近い場所もしくは道の駅内に設置されているので、おでかけの際は探してみてくださいね(冬季は雪が被り見ることができない可能性があります)!

【画像】恵庭市水道部下水道課

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