寒そう…とは言われるけど!東京から北海道・十勝に移住してよかったこと3つ
北海道の冬と聞くと、雪と寒さを最初に思い浮かべるのではないでしょうか? なかでも筆者が住む十勝地方は、マイナス30℃近くになる日があるほど寒さの厳しい地域です。
しかし、そんな十勝には寒さに負けない良い部分がたくさんあります。今回は東京から移住した筆者が十勝に移住して良かったことをご紹介します!
1:食生活が充実しすぎている!
十勝は日本有数の農業・酪農地帯として知られていますよね。十勝の食料自給率は1,339%(カロリーベース。2021年12月時点)という驚異の数字です!
地元のスーパーでも十勝産の食材を気軽に購入できるので、常に新鮮な野菜が手に入ります。少し足を伸ばして道の駅に行くと、十勝の中でもさらに地域に特化した、珍しい食材を手に入れることもできますよ。
そして食材だけでなく、十勝では美味しいスイーツもたくさん食べられます!
『マルセイバターサンド』で有名な「六花亭」や『三方六』で有名な「柳月」はもちろん、他にも十勝産の食材を使ったスイーツが食べられるお店が多数存在しています。
とくにソフトクリームは、同じミルク味でも店舗によって味が異なり、食べ比べて味の違いを感じることができます。
毎年夏には、全制覇を目指す人も出るほど人気のイベント「ソフトクリームラリー」が行われ、2021年は82店舗が参加しました。それだけソフトクリームが豊富だということがわかりますね。
2:天然温泉に銭湯感覚で行ける
十勝には「モール温泉」が多数存在します。東京では、温泉に行こうとすると一日かけて山奥などへ旅行して宿泊する印象が強かったですが、十勝では銭湯感覚で素晴らしい湯を堪能できるのです! 筆者は、月に2回は絶対温泉に行っています。
ちなみに「モール温泉」は、美人の湯とも呼ばれている日本でも珍しい温泉です。
植物性温泉のモール温泉は、一般的な鉱物性温泉に比べて世界でも希少な泉質で、資源が限られている貴重な温泉資源です。数ある北海道内の温泉地に先駆け、平成16年に北海道遺産として選定されました。
(中略)
「モール温泉」は泥炭(亜炭)などに由来する腐植物(フミン質)を含むアルカリ性の温泉のことで、モール浴に似た効果が期待されることに由来します。
施設によって利用料は異なりますが、こんな貴重な温泉なのに400〜500円と銭湯感覚で気軽に利用できるところがほとんど! そしてほとんどの温泉に露天風呂がついているため、冬は雪の中での入浴や雪景色を楽しむことができますよ。
山奥の秘境に行かなくても天然温泉が楽しめるなんて贅沢すぎます!
3:十勝といったら「とかち晴れ」!
十勝の冬は寒く、雪の降る日もありますが、晴れの日が多いのが特徴です。広く澄み渡る青空に雪化粧された日高山脈が映え、美しい景色を作り出しています。
そんな晴れの日が多い十勝には、「とかち晴れ」という言葉があります。冬だけでなく、一年を通して晴れの日に使われる言葉で、お酒の名前にも使われるなど、十勝民にとっては馴染み深い言葉なんですよ。
十勝に移住して、厳しい寒さは覚悟していましたが、その厳しさを超える十勝の良さがたくさんありました。
都心では絶対に体験することのできない生活が十勝には待っていますよ!
【画像】ANUCHA PONGPATIMETH、San Hoyano/shutterstock