【1/2・1/3】パワーを競う高重量戦「帯広記念」&明け5歳の王者決定戦「天馬賞」の注目馬!【井上オークスのばんえい重賞予想】
あけましておめでとうございます。競馬ライターの井上オークスです。今年もよろしくお願いいたします。
今回は、新年初当たりを目指して、帯広競馬場で行われる2つの重賞レースを展望します。
パワーを競う高重量戦、帯広記念!
まずは1月2日(日)に、帯広の新年を飾る名物重賞「帯広記念」が行われます。
ばん馬が曳くソリの重さは、レースの条件に応じて変化します。最もソリが軽いレースは、2歳5月のデビュー戦。牡馬は480㎏、牝馬は460㎏のソリを運びます。そして最もソリが重いレースは、毎年3月に行われる「ばんえい記念」。牡馬は1000kg、牝馬は980kgのソリを運びます。
「帯広記念」の積載重量は、「ばんえい記念」に次いで重い900kg前後。たくましく鍛えられたオープン馬がパワーを競う“高重量戦”です。
昨年は1番人気に支持されたオレノココロが、第2障害を降りてから猛然と追い上げて勝利しました。オレノココロは「帯広記念」を4勝、「ばんえい記念」を3勝。重賞を通算25勝して、ばんえい重賞最多勝利記録を樹立したスターホースです。長年ばんえい競馬を盛り上げたオレノココロは、同い年の名馬コウシュハウンカイと共に、昨年3月に惜しまれながら引退しました。
パワフルばん馬、メジロゴーリキに注目!
今年はどの馬が「帯広記念」を制するのでしょうか。
8月のばんえいグランプリで、ファン投票1位に応えて圧勝したメムロボブサップ。夏バテから立ち直り、10月の「北見記念」を制したアオノブラック。11月の「ドリームエイジカップ」を勝利し、3連単の14万馬券を巻き起こしたシンザンボーイ。第2障害をスムーズにクリアできればめっぽう強いアアモンドグンシン等々、目移りしそうな好メンバーが揃いました。
筆者の注目馬はメジロゴーリキです。9月の「岩見沢記念」で1着、「北見記念」で2着と、“高重量戦”での活躍が目立つパワーホース。昨年の帯広記念では、王者オレノココロから0.4秒差の2着でした。メジロゴーリキが、1年前の忘れ物を取り返す予感がします。
「もうひとつの三冠」の最終戦、天馬賞!
そして1月3日(月)には、やはりお正月名物の「天馬賞」が行われます。
サラブレッドの競馬では、世代別の重賞が行われるのは3歳まで。一方、ばんえい競馬では、“3歳の三冠レース”に加えて、“4歳の三冠レース”も設けられています。一冠目が夏の「柏林賞」で、二冠目が秋の「銀河賞」、三冠目がお正月の「天馬賞」。出走馬の馬齢は年が明けて5歳になりますが、“4歳三冠の最終戦”と捉えるとわかりやすいと思います。
昨年の「天馬賞」は、メムロボブサップが快勝して4歳三冠をコンプリート。前年には3歳三冠を達成しており、史上初のダブル三冠馬に輝きました。
超個性派、ゴールドハンターに注目!
今年はどの馬が「天馬賞」を勝つのでしょうか。
3歳時に2冠を制したキョウエイリュウ、3歳4歳の2世代による重賞「はまなす賞」を制したカイセドクター、1冠目「柏林賞」の勝ち馬ゴールドハンター、2冠目「銀河賞」の勝ち馬ヤマトタイコーなど、10頭の明け5歳馬が出走を予定しています。
筆者の注目馬はゴールドハンターです。通常、ばんえいの騎手はソリの上に立ってレースを進めます。ところがゴールドハンターとコンビを組んだ時の金田利貴騎手は、ソリに座ったままでスタートするのです。金田騎手によると……。
「後ろが気になって能力を出せないことがあるので、前方に集中させるために(馬から見えないように)座っています」参照:ばんスタアンサー金田利貴騎手(2021.12.19)
さあ第2障害を登ろうというときに、金田騎手はスッとおもむろに立ち上がります。その様子は、まるで静かに刀を抜くサムライのよう。ハンターとサムライが心をひとつにして、スムーズに障害をクリアできれば勝機到来。筆者はゴールドハンターの末脚を信じて、「差せー!」と叫ぼうと思います。
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「帯広記念」は1月2日(日)の帯広8レース、 16時40分発走予定。そして「天馬賞」は1月3日(月)の帯広11レース、18時25分発走予定です。
※2021年12月30日時点の登録馬をもとに原稿を作成しています
※昨年の優勝馬の画像(画像提供:ばんえい十勝)
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