待望の学内カフェオープン！地元食材を使用した絶品メニューと地域へかける想い

2021.12.19

室蘭工業大学（以下、室工大）に筆者が入学して3年半。この間、多くの知り合いの室工大生が口にして、筆者自身も何度も口にしていたことがありました。それは、「うちの大学にもカフェが欲しい」。というのも、室工大は学食とレストランはありますが、カフェはありませんでした。

しかし2021年9月19日、とうとう室工大にカフェがオープンしました。その名も「TENTO（テント）」。今回は、待望の室工大カフェ「TENTO」について紹介します。

室工大にできたカフェ「TENTO（テント）」ってどんな場所？

カフェ「TENTO」は、「tenとtenとtenと…=tento」ヒト･モノ･コトがつながっていくことを表現したカフェです。

コーヒーへのこだわりはもちろん、『自家製レモネード』などドリンクメニューも豊富で、さらに地元産のキタアカリなどを使ったフードメニューも充実しています。

出典: 北海道Likers

「TENTO」は、以前こちらの記事で紹介した学生食堂と同じく、室工大の学生会館内にあります。学食は入り口の左手すぐですが、「TENTO」は入り口の右手奥。

「TENTO」がオープンするまで、そして今後

今回は筆者も待ち望んだ室工大カフェの魅力を探るべく、「TENTO」の立ち上げ、運営を担う特定非営利活動法人「ten to ten（テントテン）」の理事長、宮地リサさんに、カフェオープンまでの経緯や今後の展望を伺いました。

出典: 北海道Likers

室工大でカフェを開くことになった理由は、もともと教職員などの間で大学の福利厚生施設として「カフェが欲しい」という話があり、『室工大カフェプロジェクト』が立ち上がったことから。今時だと教職員や学生だけが来店するようなカフェではなく、地域貢献もできるほうが需要があるのではないか、という話になり「TENTO」立ち上げに向けてプロジェクトが走っていったといいます。

プロジェクトには室工大の学生だけでなく地域住民も参加。「メニューなどもみんなで決めました。メニュー作りとオープン準備が一番大変でしたね」と語る宮地さん。せっかくみんなで話し合ってきたので、参加者の一部で法人化してカフェの運営を行うことにしたんだそう。

オープン後の反響を訪ねると「思った以上に地域含め多くの方々に来ていただいていています」と手ごたえを感じている様子。「TENTO」では、“食事を通じて地域の魅力を発見できるような場所になってほしい”という想いのもと、基本的に地産地消となる食材を使用、販売しています。すでにお客さんと生産者の出会いが生まれたという声も。「メニューにある壮瞥のレモンを使った『自家製レモネード』を飲んで、北海道でレモンを作っている農家さんがいることをはじめて知ったお客様が、実際にそこへレモンを買いにいったという方もいたんです！」と嬉しそうに語ってくださいました。

今後について伺うと「単純なカフェではなく、イベントなどを行っていきながら、いろんな人の発表の場だったり、憩いの場となる場所にしていきたいです。コロナ禍で、趣味、習い事、部活動など発表する場がなくなってしまいました。「TENTO」という場を利用して、展示や発表などを行っていければと思います」とのこと。「声をかけていただければ行動します！」と力強い想いを伺うことができました。

「TENTO」おすすめメニュー

最後に、宮地さんに聞いたおすすめメニューをご紹介。

『キタアカリホットサンド』と『TENTOコーヒー』のセットです。

出典: 北海道Likers

『キタアカリホットサンド』は、室蘭言泉学園「あけぼの」食パンと、留寿都にある玉手農場産のジャガイモ、ツナのホットサンド。『TENTOコーヒーは』エスプレッソを使用した濃いめのコーヒー。アイスかホットを選択できます（写真はアイス）。セットだと単品よりお得になるので、お得でおいしいホットサンドをぜひ。

＜商品情報＞
■商品名：キタアカリホットサンド　単品 490円（税込）
■商品名：TENTOコーヒー　単品 390円（税込）※ICEまたはHOTから選択
■商品名：ホットサンドセット　790円（税込） ※ホットサンド（キタアカリまたはハムチーベシャメル）とTENTOコーヒー（ICEまたはHOT）のセット

※今回紹介した商品は全品イートイン、テイクアウトの両方が可能です。

今回は室工大のカフェ「TENTO」を紹介しました。すでに何度かイベントも開催されており、今後まだまだ面白い催しが行われていきそう。

こだわりのメニューがたくさんある「TENTO」。ぜひ一度訪れてみてください。