あれ、本州では通じない…?北海道民がよく使う可愛い言葉「こっこ」の意味とは
北海道民がよく使っている「こっこ」という言葉。意味を知らないと「コケコッコー」から連想してニワトリのことかな?なんて思ってしまいそうが、北海道ではスーパーや市場でよく聞く言葉です。
北海道民は幼いころから聞きなじんで、方言だとあまり認識していないかもしれません。
北海道弁「こっこ」
「こっこ」とは、いくらなどに使われる北海道の方言です。意味としては“魚の卵”や“動物の子ども”のこと。「鮭のこっこ」はいくらのことです。
北海道ならではの可愛らしい音の方言ですね。ちなみに北海道弁では「こっこ」だけでなく、「めっこ(炊き方に失敗して芯の残っている飯)」「ぼっこ(棒)」というように名詞に「っこ」をつけることが多いです。そのなかでも「こっこ」は可愛く聞こえる気がします……(笑)
この使い方は間違い!? 「こっこ」の正しい使い方
意味は単純ですが、「こっこ」の使い方をご紹介します。
例文「牛のこっこ、めんこいね」
意味:牛の子ども、かわいいね
例文「このあいだ食ったこっこ、なまらうまかったな」
意味:このあいだ食べた魚卵、とてもおいしかったな
「カレイのこっこ」、「シシャモのこっこ」など魚とあわせて使われる場合も多いので、わかりやすいと思います。
一方で「こっこ」は人に対しては使用されないので、こんな使い方は不適切。
誤)「あなたのこっこ、すごくめんこいね」
人間の赤ちゃんには「こっこ」を使わないように注意しましょう。
あくまでも“魚の卵(いくらなど)”や“動物の赤ちゃん”を指す言葉として覚えてくださいね。
ぜひ北海道への旅行時にはスーパーや市場で「こっこください」と使ってみてください。
【画像】yukimco、Rhetorica / PIXTA(ピクスタ)
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