【この畑なんの畑】道民ならわかるはず…実は札幌ではじめて栽培された「北海道の特産野菜」は
早くも好評シリーズとなっている畑クイズ。今回も“これぞ北海道”という作物をチョイスしました。
これからの季節に大活躍する北海道の作物を、みなさんは畑の写真から連想できますか?
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この畑なんの畑?秋が収穫本番の作物とは
畑の写真をズームしてみると、どうやらある作物が地面の中から顔を出していますね。
この光景に見覚えのある方もいるのではないでしょうか?
ぴんとこない方は、ヒントをどうぞ。栽培されているのは“秋が収穫期”の野菜です。もうおわかりですか?
北海道を代表する野菜、正解は「たまねぎ」
今回の畑クイズの正解は「たまねぎ」でした。みなさんは正解できましたか?
秋になると北海道じゅうの畑で乾燥させたたまねぎを見かけます。
それもそのはず、2019年のたまねぎ作付面積は約14,600ヘクタールで、全国の作付面積の約56%を占めます。
また、収穫量・出荷量ともに全国で群を抜いて1位なのです(収穫量:842,400トン、対全国比約63%。出荷量:794,100トン、対全国比約66%)。
知っていると少しだけ自慢できる!? たまねぎの雑学
最後に、知っていると少しだけ自慢できる“たまねぎにまつわる雑学”をご紹介します。
実は、日本で初めてたまねぎを栽培したのは“札幌”なんです。1880年に「札幌黄」という品種が栽培されました。暑さに弱いたまねぎを栽培するには北海道の気候が適していたため、明治時代にアメリカから導入されたのです。
当初は食べ方が知られていなかったため、あまり普及していませんでしたが、長期保存が可能という特徴により、徐々に家庭に浸透していきました。
今日ではスープやカレーライスなど、多くの料理に使われるマストな食材ですよね!
今回の畑クイズでは“たまねぎ”を取り上げました。北海道は冷え込み始める季節ですから、たまねぎをふんだんに使ったオニオングラタンスープを飲んで、温まりませんか?
【参考】
たまねぎ 令和元年産都道府県別の作付面積、10a当たり収量、収穫量及び出荷量 / e-Stat
北海道の農産物食材カタログ / 国土交通省 北海道開発局
【画像】kiki、Yoshi、bigtora、Rhetorica / PIXTA(ピクスタ)
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