洞窟内

海上から見る幻想的なブルーに感動!地元民もおすすめ「青の洞窟」クルージング(小樽市)

2021.08.25

小樽の新たな観光スポットとして人気を集めている“青の洞窟クルージング”。ニセコ積丹小樽海岸国定公園の美しい景色をパワーボートでめぐりながら『青の洞窟』へ向かいます。筆者は船の専門会社「北欧産業」が主催する『小樽青の洞窟 龍宮クルーズ』を体験しました!

小樽「青の洞窟クルージング」の魅力

今回ご紹介する『青の洞窟』とは、太陽光と海の透明度、海底の白さの条件が揃い、海の色を青く見せてくれる神秘的な自然現象です。北海道には数ヵ所『青の洞窟』がありますが、なかでも小樽は運河など観光スポットから乗船所が近く、アクセスしやすいので人気があります。

いよいよ出発!

パワーボートは『青の洞窟』目指して出発です! クルーズ時間は約80分。

ご自身を“キャプテン”とおっしゃるユニークな方の操縦で、数々のスポットをめぐりながら『青の洞窟』へと向かいます。ところどころボートを止めて名所を面白く説明してくれます。たくさんのフォトスポットがありますよ!

海から見る小樽の観光名所

小樽港を出航したあとパワーボートは約45キロの速さで、激しいモーター音と白波を立てながら勢いよくかけぬけます。

防波堤を出て最初に目に入ってくるのは、観光スポットで有名な『小樽水族館』や『鰊御殿(にしんごてん)』。海上から眺める景色は新鮮ですよ!

春先にかけてトドが現れる『トド岩』。多い時には20頭以上のトドが見られるそうです。クルージングでは、野生の生き物と遭遇できるチャンスがあるのも楽しみのひとつです。運がよければイルカと出会うこともできるとか!

次にロッククライミングのメッカといわれる『赤岩山』が見えてきます。1,500万年前の地層でできた断崖絶壁の景勝ゾーンで、岩場を上る人々の姿を見られることもあるそうです。

次のスポットは、オタモイ海岸『龍宮閣跡』。昭和初期に『オタモイ遊園地』という巨大リゾート施設があり、多くの観光客で賑わいました。高級料亭『龍宮閣』がありましたが火事になり建物が消失、現在は当時の跡が残っています。陸からは行くことができず、海からしか見ることのできない貴重な名所です。

変わった形をした『絃掛岩(つるかけいわ)』。形が鍋釜の“ツル”に似ているところから名付けられたそう。人によってはゾウに見えたり、北海道の形に見えませんか?

クライマックス「青の洞窟」

今回のクルージングでいちばんの見どころ『青の洞窟』に到着しました。洞窟は入口が2か所あり、洞窟内部でUの字形でつながっています。

いよいよ洞窟のなかへ。その先にどんな景色が広がるかワクワクしますね! 船はゆっくり進み、キャプテンは「目が慣れたら後ろを振り返ってください」とおっしゃいます。

目を開けると、そこには幻想的で美しいアクアブルーの海が広がります。息を飲むほどの美しさ! シーンとした洞窟は水面の音と、洞窟内に身をひそめるコウモリの鳴き声のみが響きます。

入口近くはアクアブルー、洞窟内は濃紺色、2色の違いを楽しめますよ。

美しい景色を目に焼きつけ小樽港へ戻ります。

今回乗船した『小樽青の洞窟 龍宮クルーズ』を主催している「有限会社 北欧産業」社長 海老名さんは「青の洞窟はもちろん、野生や自然の豊かさを感じてもらうのが龍宮クルーズの醍醐味です。小樽海岸国定公園には価値があることを多くの方に知ってもらいたいです」と語っておられました。

 

小樽の大自然のなか、快適なパワーボートで海上からしか見ることのできない小樽観光は新鮮でした! 小樽観光のプランに“青の洞窟クルージング”を入れるのもおすすめですよ。

<クルーズ情報>
■名称:龍宮クルーズ
■運営会社:有限会社 北欧産業
■住所:北海道小樽市港町4番5号
■電話番号:0134-32-3911
■営業時間:窓口8時30分~18時
■期間:4~10月
■時刻表:9~10時20分、10時30分~11時50分、12~13時20分、13時30分~14時50分、15~16時20分、17~18時20分(17~18時20分便は6~8月の期間限定)
※期間、時刻については変動する可能性がありますのでHPにてご確認ください
■利用料金:大人(中学生以上)5,500円(※2021年限定割引キャンペーンで5,000円)、子ども3,000円
■駐車場:あり
■HP:https://hokuo-marine.com/

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