北海道あるある7つ!本州の人に驚かれる「北海道民の常識」【日常編 part.2】
地域にはそれぞれ独特な文化や習慣がありますよね。北海道もなかなかユニークだと知られており、本州の人にびっくりされることもしばしば……。
今回は北海道Likersのライターに聞いた、北海道の日常にまつわるあるあるネタをご紹介します。
【part.1はこちら!】
北海道あるあるネタまとめ!本州の人が驚く北海道民の常識【日常編】
1:海では泳がず浜でBBQ
北海道の泳げるような海水浴場は澄みわたったオーシャンブルー色をしていないところがほとんど。また、夏でも海水温が低いため、しっかりと海水に浸かれないことが多いです。
そんな北海道民が海水浴に行くとなればやはりバーベキュー! お肉やトウモロコシにピーマン、ニンジン、貝など地元産の食材が金網の上にずらっと並び、なかにはアルミ鍋の上で“ジンギスカン”を焼くという家庭も。
北海道の浜辺には大規模な海の家が設置されていないことが多く、そうした状況でも休めるように、各自でテントを張る道民が多いです。テントを拠点にすれば、花火や釣り、バーベキューなど遊びの幅が広がりますよね!
【もっと詳しく】海水浴に行くのに泳がない?北海道民流の「海の楽しみ方」で夏を満喫2:七夕は旧暦。ローソクもらいをする地域も
北海道の七夕は7月7日ではなく、1ヶ月遅れの8月7日です。
そんな北海道の七夕におこなわれる風習が“ローソクもらい”。“ローソク一本”とも呼ばれます。“ローソクもらい”とは、七夕の夕方に子どもたちがはやし唄を歌いながら近所の家を回り、ローソクやお菓子をもらいに行くという行事のこと。各家庭では子どもたちに渡すお菓子を用意するのが習慣となっている地域もありますよ。
子どもたちがお菓子をもらいに行くというのは、海外のハロウィンにも似ていますね。
【もっと詳しく】北海道だけだったの…?本州の人が驚くハロウィンのような「北海道の七夕祭り」とは3:結婚式は会費制
“会費制”の結婚式があることをご存じですか? その名の通り、結婚式に出席する際にゲストが指定された会費を支払うシステムで行われる結婚式です。北海道では、会費制の結婚式が多いです。
会費制の結婚式では、基本的には会費の支払いさえ行えば、ご祝儀を用意しなくてもマナー違反ではありません。また、会費もご祝儀の平均より安いことが一般的。
また、会費制の場合は“挙式費用ー(会費×ゲストの人数)=自己負担額”になるので、主催側も予算にぴったり合わせて計画を立てることができますよ。
【もっと詳しく】本州の人は驚くかも!北海道民のやさしさが垣間見える「北海道の冠婚葬祭」って4:UNOストップ!
老若男女問わず、どんな人とも遊べるカードゲームの「UNO」。実は、北海道のローカルルールが存在するんです。
UNOでは、手持ちのカードが1枚になるタイミングで、「UNO!」と宣言をしますよね。言わなかったらペナルティとして、2枚引いて追加。
しかし、北海道では「UNO!」だけでなく、上がるタイミングで「ストップ!」とも叫ぶのです。さらに、残りのカード2枚をいっぺんに出して上がるときには、「UNOストップ!」と叫びます。言い忘れたら、ペナルティとして2枚引いて追加するのは同じです。
【もっと詳しく】UNOで上がるとき「ストップ」って言わないの?実は道産子だけだったUNOルール5:朝晩は夏でも寒い?
「とはいえ今年は暑かった!」という声が聞こえてきそうですが、日中に気温が上がっても、朝晩には気温が下がり、涼しくなるのが例年の北海道の夏。
昨年2020年8月の気象データでは、札幌の最高気温は猛暑日に迫る温度でしたが、最低気温は13.2度、平均の日最低気温は19.6度。20度を下回ります。一方、東京の最低気温は21.8度、平均の日最低気温は25.3度と夜でも25度を下回らない熱帯夜となっていました。
うだるような暑さの夏を過ごすのが当たり前の道外の人だと、北海道の夏、とくに夜は「涼しい」どころか「寒い」と感じるかもしれませんね。
【もっと詳しく】夏も寒いってホント!? 道産子が北海道初心者に教える「夏の過ごし方」6:プールの授業は小学まで?
北海道の小学校では全国と同様、毎年夏になると、プール授業が開講されます。北海道では、基本的にスクール水着ではなく、各々好きな水着を着用することが多いので、本州から来た方はびっくりするそう。
また、小学校ではほとんどの学校でプール授業がある一方で、北海道の中学校・高校には、そもそもプールが設置されておらず、プール授業がないことが多いです。北海道の高校でプールが設置されているのは、全体の25%弱というデータがあり、全国(約65%・平成15年)と比較すると極めて低いことがわかります。
【もっと詳しく】北海道ってプール授業あるの?道産子に聞いた「小・中・高のプール事情」7:梅雨はないけど蝦夷梅雨、リラ冷え
北海道に梅雨はない。これは有名なことかもしれませんが、その理由は、北上する梅雨前線が北海道を通るころには弱まり、しかも足早であるために、梅雨と呼ばれる現象が顕著ではないからだそう。
しかし、北海道には本州でいわれる梅雨とは別に「蝦夷梅雨(えぞつゆ)」という言葉があり、5月下旬から6月上旬にかけて湿度が高くて天気の悪い日が2週間程度続くことを指します。「蝦夷梅雨」は本州の梅雨と時期がだいたい重なりますが、気温は北海道の方が少し低いです。
また、「リラ冷え」という言葉もあって、ライラック(フランス語でリラ)が咲くころに急に寒くなることをいいます。梅雨こそないものの、本州とはかなり違ったユニークな気候であることがわかりますね。
【もっと詳しく】梅雨がないって本当?北海道移住者がみた本州とはちょっと違う「北海道の6月」
本州に住んでいる人にとっては、新しい発見が多かったのではないでしょうか。
まだまだ北海道には、独自の文化や習慣がありますのでぜひ調べてみてくださいね!
【画像】 まっきー、sarakazu、ペイレスイメージズ1(モデル)、めろ、freeangle、8×10、karin / PIXTA(ピクスタ)
※こちら記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。
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