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道内だけで200箇所以上ってすごい!大阪から北海道に移住して驚いたこと

2021.07.24

北海道に移住し、まもなく1年3か月。実際に住み、道内を車で走る機会が増えてくると、旅行できていた時には気づかなかった発見が多くあります。その1つが“温泉の多さ”です。

道内にはどれくらいの温泉があるの?

道内に点在する温泉。いったいどれくらいあるのか調べてみました。

北海道
温泉地数 243 市町村数 163 湧出量(L /分)196,902
温泉利用の公衆浴場数 426

出典:「令和元年度温泉利用状況」(環境省)

温泉地数と温泉のある市町村数は全国1位! 湧出量は全国2位、温泉利用の公衆浴場数も全国4位となっていて、道内各地で温泉が湧き出し、量も豊富であることがこのデータからわかります。北海道の市町村数は179、そのうち163市町村に温泉があるというのも驚きです。

道内の希少な温泉

道内には観光地にもなっている温泉地が多くあります。札幌市の『定山渓温泉』、函館市の『湯の川温泉』、登別市の『登別温泉』は道外からのツアーで宿泊地となることが多いようです。

何度か訪れていた北海道で、筆者が衝撃を受けたのが十勝エリアにある『十勝川温泉』の“モール泉”という希少な泉質の温泉です。帯広市に旅行した際、宿泊先にある温泉がモール泉でした。植物の有機物を含んでいて、濃い茶色の見た目からは想像していなかったお湯のとろみに感動! しかもお肌がツルツルして保温性が高く、すっかり気に入ってしまい、この温泉を目当てに何度か泊まりに行ったほどです。このモール泉は平成16(2004)年に「北海道遺産」に選定されています。

先日も帯広に行った際に『オベリベリ温泉 水光園』に伺いましたが、銭湯価格で入浴するのが申し訳ないくらいの素晴らしいお湯でした。

また、豊富町にある「豊富温泉」は原油を含んだ全国でも珍しいお湯があるなど、同じ道内でも湧出する場所によって泉質がまったく違っているもの魅力の1つです。

生活に密着した身近な温泉

筆者が今住んでいる町やその周辺にも温泉があるのですが、家から車で1時間で行ける温泉がどれくらいあるのか数えてみたところ、なんと10箇所以上! そのなかでお気に入りの温泉は回数券を買い、まるで銭湯に行くかのように通っています。そのため、自宅の湯船に浸かることはほとんどありません。

筆者が大阪に住んでいた時は、温泉に入るために2泊3日くらいで旅行をしていたので、こんなに身近に温泉があることや地元の方が毎日のように通われて、生活の一部になっていることに驚きました。

道内を移動していると、ふと立ち寄ったところで「温泉」と書かれた案内板を見かけることが多いので、今ではいつでもどこでも温泉に入浴できるよう車のなかにお風呂セット一式を積んでいます。

 

地域によって泉質、温度、効能がまったく違っているのであちこちの温泉を巡り、みなさんも自分好みの温泉を探してみてはいかがでしょうか。

【参考】温泉に関するデータ / 環境省 

【画像】8×10 / PIXTA(ピクスタ)

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