コサマンジ?アイキャッチ画像

ドアの向こうはイタリアでした。まるで現地に行った気分になれる、札幌の隠れ家食堂って?

2021.05.16

新型コロナウイルスの感染拡大から約1年。しばらく海外に行けないとわかりつつも、ガイドブックや写真を眺めていつかの渡航を夢見る方も多いのではないでしょうか。異国の雰囲気を感じながら本格料理を堪能し、まるで本当に行った気分になれる。そんな理想のイタリアン食堂を、札幌の中心部に見つけてしまいました。

今話題のスイーツ『マリトッツォ』も食べられるので大注目!

本格的×カジュアル。ありそうでなかったイタリアン食堂

今回ご紹介するのは、イタリアで2年間の修業を重ねたオーナーが開いた「Cosa mangi?(コザマンジ?)」。お店のコンセプトは“ふらっと入れる気軽なイタリアン”で、「高級なイメージのあるイタリア料理を、もっとカジュアルに楽しんでほしい!」という想いが込められています。

お店のこだわりは、日本人好みの味に一切アレンジせず、現地のレシピに忠実に調理すること。“本物”の味だけをお客さんに提供しています。

まるで現地に来たかのよう!大通駅から徒歩5分のイタリア

「Cosa mangi?」の価格表記は、なんと円ではなくユーロ。イタリアのテレビ番組が流れていたり、食堂風の食品ケースが置いてあったりと、まるで本当にイタリアにいるのかと錯覚してしまう楽しい工夫でいっぱいです。どんな方にとっても親しみやすいオープンな雰囲気も、お店が愛される理由の一つかも。

本場イタリアの味を、さあ食べよう!

「Cosa mangi?」は、イタリア語で「何食べる?」という意味だそう。ずらりと並ぶ種類豊富なメニューのなかから、さあ、あなただったら何を食べますか?

・前菜

まず頼むべきは、絶品すぎる前菜たち。単品またはシェフお任せの『前菜盛り合わせ』から、好きな方を選べます。

今回注文したのはこちらの4つ。『イタリアのローストポーク』は、ほどよい塩気がやみつきになり、『イタリアのポテトサラダ』は角切りしたお芋の食感が新鮮な味わいです。

なかでも絶対に食べてほしいのは、「Fattoria Bio Hokkaido(ファットリアビオ北海道)」というお店のチーズを使った『水牛のモッツァレラ(写真奥)』。南イタリアの職人が北海道産ミルク100%で作るチーズは驚くほどなめらかで、モッツァレラチーズの概念が変わるといっても過言ではありません(ちなみに筆者はリピート済み)。期間限定『ホタテの燻製』はぷるんと柔らかく香ばしい味わいで、総じて大満足の一皿でした。

・パスタ

オーナーが最初に覚えた料理だという『アマトリチャーナ』。使われているのは、リガトーニというモチモチ食感のショートパスタで、シンプルなのに深みがありどこか懐かしい味わいです。一言で表すと、“休日の昼下がりに一人でゆっくり食べたいパスタ”。

旨味たっぷりのトマトソースがお皿に残ったら、追加のパンをオーダーして。パンでソースをすくい、最後まできれいにいただきます。ちなみに本場イタリアでは、この“パンのかけらでお皿をさらう行為”を“fare la scarpetta”というのだとか。オーナーとのおしゃべりで豆知識が増えていくのも「Cosa mangi?」を訪れる醍醐味です。

・ピザ

数あるピザメニューのなかでも気になったのは、好みに合わせて作ってくれるというシェフのおまかせピザ。「辛いの食べられますか?」という質問に大きくうなずき、待つこと約10分。テーブルに届いたのは、珍しいペースト状のサラミ『ンドゥイヤ』がのったピザでした。

『ンドゥイヤ』は、イタリア南部(長靴の先端)に位置するカラブリア州発祥の保存食。ピリ辛なサラミとチーズの相性が抜群で、大きめサイズのピザもあっという間にぺろりとなくなります。ちなみにこちらの『ンドゥイヤ』も「Fattoria Bio Hokkaido」で手に入りますよ。

ピザに合わせて選んでもらったのは、『Messina』というご当地ビール。口当たり軽やかで、食事の後半でも全く重く感じませんでした。黄色に青ロゴのラベルがとってもキュート。

イタリア人も認めた!本格派マリトッツォ、あります。

そして締めのスイーツは、ローマ発のマリトッツォ。アレンジ版のマリトッツォが多く出回るなか、ここでは本場そのものの味を楽しめるんだとか。イタリア人にも「作り方を教えてほしい」と頼まれた聞き、期待が高まります。

チョコチップやピスタチオなどもありますが、今回はノーマルタイプのクラシックをエスプレッソと一緒にオーダー。

まず驚くのはそのボリューム。手のひらサイズのパンにこんもり詰まった生クリームを前に「完食できるかな?」と不安になりますが、心配ご無用。生クリームは甘さひかえめで、すっきり軽いくちどけ。もっちりふわふわのブリオッシュには生地にオレンジピールが練りこまれており、後味さわやかで計算された味わいでした。

すでに満腹だったにもかかわらず、なんと筆者は3分で完食。テイクアウトもできるので、家族へのお土産にもぴったりですよ。

 

本格的な味わいの料理に、それにぴったり合う美味しいお酒。店内の雰囲気と気さくな接客が相まって、本場イタリアに行った気分になれる「Cosa mangi?」。コロナウイルスの状況次第で現在は難しいかもしれませんが、落ち着いたら絶対に訪れてほしい、おすすめのレストランです。テイクアウトメニューも充実しているので、そちらも利用してみたいところ。

Instagramには美味しそうな写真がたくさんアップされているので、ぜひ覗いてみてくださいね!

それでは、Ciao!

※本取材は札幌市による外出自粛要請期間前、感染対策を十分に施したうえで行っております。

【画像】Trattoria e pizzeria Cosa mangi?

<店舗情報>
・店名:Trattoria e pizzeria Cosa mangi? (トラットリア エ ピッツェリア コザマンジ?)
・住所:札幌市中央区南3条西4丁目9 カミヤビル4F
・電話番号:011-206-9689
・営業時間:18〜翌1時(新型コロナウイルス感染拡大防止のための営業時間短縮要請により、変更される場合がございます。なお、2021年5月16日~31日は緊急事態宣言発令に伴い休業しております。)
・定休日:月曜
・公式Instargam:@trattoria_e_pizzeria.cosamangi

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