無人駅

ICカードでピッはできません!北海道のローカル線、乗車指南の巻

2021.04.03

北海道旅行の地味な関門“ローカル線”。想像以上に煩雑な乗車システムなので、道民でもよく理解できていない人は珍しくないです。

今回はそんな北海道ローカル線の乗車方法をバッチリ指南します!

北海道だけど、「Kitaca」使えません

はるばる東京から北海道旅行にやってきたあなた。せっかくだからのんびりローカル線の旅でもしようと思い立ち駅に向かったものの、駅員さんはいないし自動改札機もない!

そうなんです。北海道のローカル線に首都圏の感覚で乗車することはできません。

札幌圏であれば、有人駅が基本で自動改札機はもちろんのことJR北海道版『Suica』こと『Kitaca』と呼ばれる交通系ICカードも使用できます。

ところが札幌圏を一歩出ればたとえ函館駅や旭川駅、帯広駅といったターミナル駅であろうと、『Kitaca』や『Suica』といったICカードを使用することはできなくなります。

筆者の住む網走でも当然の如くICカードは使用できず、切符を買い求める必要があります。

しかし、北海道のローカル線には駅員さんのいない“無人駅”や自動券売機、自動改札機が設置されておらずあるのは駅名標のみという“なんにもない駅”がたくさんあります。観光で北海道のローカル線に乗車しようと考えている人はほぼ必ず戸惑ってしまうであろう“なんにもない駅”での列車に乗車する方法。

今回はさまざまなパターン別で解説していきます。

無人駅から無人駅へ

無人駅から無人駅へローカル線に乗車する場合、まずは駅に自動券売機が設置されているかチェックしましょう。設置されていれば目的地までの切符を購入してホームへ、されていなければなにも購入せずそのままホームへと進みます。

列車が到着したら、必ず“整理券”を車内で入手してください。整理券発行機はドア付近に設置されているので乗車時に取りましょう。

この整理券は乗車駅の証明書で、もし取らなかった場合後述する降車時に困ることになります。

さて、目的の駅に到着する前に運賃を支払う準備をしましょう。無人駅から無人駅へ移動する場合、運賃は列車内で支払います。

運賃の確認は、乗車時に取った整理券に記された番号と、先頭車両に設置されている運賃表示器を照らし合わせます。支払いは現金のみなので、小銭は必須です。もし、持ち合わせていなければ車内に設置されている両替機を利用しましょう。

駅に着いたら先頭車両の運賃箱に現金と整理券、切符を購入している方は切符と整理券を投入しましょう。もし整理券を取り忘れてしまったら、最悪の場合、始発駅からの運賃を請求される場合もあります。素直に運転手さんに事情を説明しましょう。

スムーズに支払えるか、運賃は間違っていないか……。この瞬間がローカル線に乗っていて一番緊張するような気がします。

列車から降りたらミッションクリアです。

無人駅から有人駅へ

無人駅から有人駅へ移動する場合、降車時までは“無人駅から無人駅”と同じ要領です。異なる点は、運賃の支払いを駅構内で行うという点です。整理券と現金を有人改札で、もしくは切符を自動改札機か有人改札で精算します。これでミッションクリアです。

有人駅から有人駅へ

有人駅から有人駅へローカル線に乗る場合、まずは駅の窓口もしくは自動券売機で目的地までの切符を購入します。

切符を購入したら、自動改札機が設置されている場合はホームで列車が来るのを待ちます。

自動改札機が設置されていない駅では列車の到着時間直前に改札で駅員さんが切符をチェックするので、案内がかかるまで駅構内で待ちましょう。

列車が到着したら空いているドアから乗り込み整理券を取ります。あとは目的の駅まで車窓をみるなり駅弁を食べるなり自由に過ごしましょう。駅に到着したら、自動改札機もしくは駅員さんに切符を渡してミッションクリアです。

有人駅から無人駅へ

有人駅から無人駅へ移動する場合、降車時まで“有人駅から有人駅”と同じ要領です。降車時に切符と整理券を車内の運賃箱に投入する必要がある点が異なります。

車内で精算を行ったらミッションクリアです。

北海道のローカル線、これで不安なく乗れるのではないでしょうか。

釧路湿原を駆け抜ける釧網本線、十勝連峰の雄大な自然が間近に迫る富良野線など、鉄道でしか見ることのできない絶景をローカル線にゆられながら楽しんでみては。

【参考】よくあるご質問/JR北海道

【画像】つきのと、ttn3、たか、しん、STUDIO EST、まちゃー、aki、やえざくら / PIXTA(ピクスタ)