何種類あるの?日本屈指の「ラーメン大国」北海道ラーメンの魅力に迫る
みなさんが北海道グルメと聞いて思い浮かぶものといえば“海鮮”、“ジンギスカン”そして“ラーメン”ではないでしょうか。
札幌から函館、旭川など北海道の各都市に個性豊かなラーメンが存在しており、ラーメンだけのために北海道を訪れるという人もいるくらい、人気を博しています。
今回はそんな道内外の人々を魅了してやまない北海道のラーメンについてご紹介します!
北海道4大ラーメン
北海道のラーメンは大きく分けて4つに分類できるとされています。「札幌」、「函館」、「旭川」、「釧路」の4つです。
さすがは広大な面積を誇る北海道。同じ都道府県内にここまで個性豊かなラーメンが揃っている地域はほかに類を見ません。
札幌ラーメン
それでは4大ラーメンの1つ、『札幌ラーメン』から紹介していきます。
『札幌ラーメン』は日本でも屈指の知名度を誇るご当地ラーメン界の王様とでもいうべき存在。濃厚な味噌味のスープと太めのちぢれ麵が良く絡み合う逸品で、冬の札幌で冷えた身体を暖めてくれる庶民の味方でもあります。「北海道でラーメンを食べた」というと皆さんだいたいこの『札幌ラーメン』を想像するのではないでしょうか。
未来のネコ型ロボットが登場する漫画で、この『札幌ラーメン』を食べるためだけに放課後、札幌に行って帰ってきたと自慢する金持ちな登場人物に憧れを抱いたものです。
函館ラーメン
お次は『函館ラーメン』です。『函館ラーメン』は、札幌とは打って変わってあっさりめの塩ラーメンが主流。具もシンプルで、価格も比較的リーズナブルと顧客目線ではありがたい逸品です。函館は歴史ある港町ということもあり、1884年には現在のラーメンを指す「南京そば」という名称が登場する文献が発見されています。
当時の函館に思いを寄せながらいただく『函館ラーメン』。なんとも贅沢な時間です。
旭川ラーメン
続いては『旭川ラーメン』です。こちらも北海道のご当地ラーメンとして全国的な知名度を誇っています。『旭川ラーメン』といえば醤油というイメージが強いですが、特徴はダブルスープでしょう。動物系と魚介系のスープをブレンドして作られたスープで、旭川では古くから使われている手法です。
北海道でも屈指の寒さで有名な旭川ですが、寒いところほどラーメンは美味しく感じるものですよね。
釧路ラーメン
4大ラーメンの最後を飾るのは『釧路ラーメン』です。屋台のラーメンが最盛期の頃は、漁港に並んだ屋台が漁師たちでいっぱいだったそうで、釧路の名風景とされていました。
細く縮れた面とシンプルな具材が特徴で、醬油ベースのスープが基本です。
「札幌」、「函館」、「旭川」の3大ラーメンに「釧路ラーメン」を加えたものが北海道4大ラーメンとされています。
奥深き北海道ラーメンの世界
ここまで4種類の北海道ラーメンをご紹介しましたがいかがでしょうか。
北海道にはまだまだ多くのご当地ラーメンが存在しており、オホーツク地方ではホタテやカニなどの魚介類をふんだんに使った『オホーツクラーメン』。積丹半島地域で食される、エビの天ぷらが特徴の『天ぷらラーメン』など数えきれないほどのラーメンに出会うことができます。
北海道の全ラーメン制覇の旅なんて面白いかもしれません。
【参考】北海道のラーメンについて/札幌ら~めん共和国、釧路ラーメンとは/釧路ラーメン麺遊会、日本最古のラーメンが函館で(?)/函館150
【画像】tunaco、shige hattori、おっくん、Kappaの旦那、STUDIO EST、セーラム / PIXTA(ピクスタ)