こんなものまで凍るの?予想の斜め上を行く冬の北海道での暮らし
日本最北の地である北海道。本州よりもずっと寒いことは容易に想像がつきますが、実際にどれだけ寒いのかは気温の数字からではなかなか分かりません。
そこで今回は、本州出身の筆者が北海道の冬を経験して「こんなものが凍るの?」と驚いたTOP3をご紹介します。みなさんは、こんなものが凍る世界を想像できますか?
第3位:タオル
これは定番ですかね。本州にいたころは、テレビ番組などで寒い場所でぬれたタオルを回して凍らせているのを見て、「山奥のさぞかし寒いところで朝早く撮影しているんだろう」なんて思っていました。
しかし、大都会の札幌であっても、たとえ日中であっても、タオルは凍ります! 「今日はちょっと暖かめだな」と感じるような冬の日(だいたい最高気温がプラスの日)に外にタオルを干したことがあるのですが、カチカチに凍っていました。「テレビで見た通りだ!」とうれしくなりましたが、部屋で干しなおすのは二度手間なので今では絶対に部屋干しです。
第2位:マフラー
北海道の人は、雪が降っていても傘をさす人は少ないです。筆者も周りにならって傘はささず、マフラーをぐるぐる巻きにしてからファーがついた大きめのフードをすっぽりとかぶります。今は外出の際にマスクをするのであまり感じませんが、北海道に来て1年目の冬は、自分の息がかかった部分のマフラーがうっすらと凍っているのに驚きました。
ただ、うっすらと凍っているだけなので室内に入ればすぐに溶けます。また、北海道の室内はだいたい暖房が効いて乾燥していますので、マフラーだけではなく雪のついたコートまでもすぐに乾いてしまいます。
第1位:窓の内側についた結露
これは、筆者がインスタグラムに投稿した写真です。2月初めのかなり寒い日に窓を見たら、なんと室内側の窓サッシにたまった結露が凍っていました! ちなみにこの時の気温は-12度でした。
2重窓でしたが、隙間から冷気が入ってきていたようです。ただ、床につくほど長いカーテンをつけていたので部屋自体は暖かく、寒かったのはあくまでも窓際だけでした。アイスでも置いておけばよかったかなー。なんちゃって。
「こんなものまで凍るんだ!」と筆者が驚いたものを紹介しましたが、いかがでしたか? 北海道の寒さを想像することができたでしょうか?
たしかに慣れない環境で暮らすのは大変ですが、それ以上に日常に潜む新たな発見が毎日を楽しくしてくれると筆者は感じています。みなさんも今までの当たり前から抜け出して、北海道で暮らしてみませんか?
【画像】ホーリ、y.uemura、ookinate23 / PIXTA(ピクスタ)