あなたの雪道転倒、なくします。滑りやすい道がひと目でわかる新感覚アプリ「Kotan」
雪国のみなさん、今年は何回転びましたか? 凍ってツルツルの地面は、冬の道民の大敵。一見安全そうな道が実はとっても滑りやすくて、思いきり転んでしまうこと、ありますよね。そんな時、事前にどの道が危ないか分かっていたら安心して歩けると思いませんか!? なんと、それを可能にする画期的なサービスを北大生が開発しました。
今回は、危険な雪道情報を共有して転倒事故を減らすことを目指す新アプリ『Kotan』をご紹介します!
「雪道で転ぶ」がなくなる!? デジタル技術で冬の事故を減らしたい
信じられないほど滑りやすい雪道に遭遇したこと、ありますよね?
このような危険な道は、雪道ドライブや日々の移動などで大事故を引き起こす可能性があります。しかし実際にデータとして記録されるのは、“起きた”事故の情報のみ。「ちょっと転んだ」「転びそうになった」などといった些細な情報は公式には蓄積されないため、事故が“起きそう”な場所は隠れてしまって分かりません。
いつも通っているからこそわかる滑りやすい道や、雪対策が行き届いていなくて通れない道など、市民レベルの口コミ情報を活用すれば、雪に関する事故は未然に防げるのでは? そのような斬新な発想のもとで誕生したのが、新アプリ『Kotan』です。
操作はかんたん!アプリで未然に危険を防ごう
『Kotan』は、冬の路面に関する情報をユーザーに提供し、雪に関する事故を減らすためのアプリです。使い方は以下の通りで、とっても簡単!
1:過去におきた事故地点を知ろう
まずは実際に雪の事故が起きた場所を把握しましょう。警視庁が公開するデータから作成したマップには、過去に起きた北海道中の事故スポットが表示されます。意外と身近な場所にも、危険が潜んでいると分かってびっくり。夏季シーズンの事故データも見ることができるので、ドライブなどに活用してもよいかも。
2:危ない地点をシェアしよう
危ない場所が分かったら、次はあなたが危険スポットを教える番です。
徒歩や車での移動中に、滑りそうになった、転んでしまった地点があれば、アプリのマップ上でシェアしましょう。現在地からも投稿できるので操作はラクラク。他の人の投稿に”いいね”する機能があるなど、日々のSNS感覚で使用できるので結構楽しいですよ。
3:日々の移動に応用しよう
ユーザーがシェアした危険スポットはすべて、アプリのマップに掲載されます。市民の情報が詰まったマップを見れば、外出時に確認して転びやすい道を避けて通る、なんていうことが可能に! 事前に危ない道を把握することで、安心して外を歩くことができますね。
今後の展望!集めたデータで、除雪事情を改善したい
『Kotan』チームの今後の展望は、アプリ内で集まった危ない雪道情報を、ユーザーだけでなく道内の行政に共有すること。行政が隠れた危険スポットを把握することによって、雪対策を効率よく進められることを目指します。『Kotan』を通して市民の声が直接行政に届くことで、より安全な街づくりを実現できるようになるのですね。
こんな人におすすめ!
札幌市民のみなさんが街歩きに使うのはもちろん、高齢のご家族がいる方は家周りの危険な道の共有に、雪道運転が不安な方はドライブルートの見直しにも役立ちそうですね。いざという時のために、インストールしておくのがおすすめです。
雪道での転倒は、多くの人にとって恥ずかしい、いや~な経験。でもこのアプリを使って転んだ地点をシェアすれば、あなたの投稿が誰かの命を守ることに繋がるかもしれません。『Kotan』のサービスは今シーズン始まったばかりで、絶賛ユーザー拡大中。ぜひダウンロードして、日々の生活に役立ててみてくださいね!
<アプリ概要>
■アプリ名:Kotan
■リリース日:2020年12月23日
■対象地域:北海道全域
■対応デバイス:iOS ※Androidは近日対応予定
■ダウンロードURL:iOS(https://apps.apple.com/jp/app/kotan/id1543674754)
■公式Twitter:https://twitter.com/kotan_hokkaido
■開発者:Yu Kitamura
【画像】Kotan、YsPhoto、afkphoto / PIXTA(ピクスタ)、Astrid Gast / shutterstock