日本で最も美しい通学路。現役生が撮りためた「北海道大学の四季」
国内最大級の広さを誇る北海道大学。
その自然豊かなキャンパスは、観光地としても有名です。とくにポプラ並木や銀杏並木は、訪れたことがない方でも一度は写真などで見たことがあるのではないでしょうか。
そこで今回は、北海道大学に通う筆者が、これまで撮りためてきた写真とともに、キャンパスの魅力をご紹介します。実際に通う学生だからこそ知る“北大”をお伝えできればうれしいです。
それでは1年を通して移ろう四季の美しさを、ぜひご堪能ください!
とにかく真っ白な冬の北大
有名な銀杏並木です。冬の並木道は迫力があってかっこいい。夏は自転車でここの並木道を駆け抜けて登校するのですが、それが最高に気持ちいいです。
登録有形文化財の『古河講堂』。真っ白な洋風の木造建築で、雪が積もるとさらにその美しさが増します。普段は横目に通り過ぎてしまうのですが、改めて見るとかっこいいですね。
奥に見える建物は、北大の象徴とも言える農学部棟。やはり一番歴史のある学部なだけに、ここは特別な感じがします。筆者は農学部生ではないので普段は通りませんが、夏は緑のトンネルのようになり、ついつい足を運びたくなってしまう場所です。
待ちわびた春、キャンパスが白から緑へ
構内には桜も咲きます! とくに医学部棟付近の桜がとてもきれいです。
筆者の同期が撮った、中央ローンの小川。
春の北大は、新緑がとにかく眩しい。そしてきれい。長く厳しい冬が明け、待ってましたと言わんばかりに草木が芽吹き始めます。その草木に太陽の光が反射して、言葉通り、キラキラします。この眩さはぜひ体感してもらいたいです!
緑が生い茂る夏、最高の避暑地
1つ上の写真と同じ、中央ローンです。キャンパス内の南側に位置する、公園のような場所。木陰がたくさんあり、地元の人がここで涼んだり、ピクニックをしたりしているのをよく見かけます。学生よりも、むしろ地元の人たちの憩いの場所なのかもしれません。
総合博物館の前から。中にはカフェがあり、ランチも楽しめます。普段はなかなか行く機会がない博物館ですが、散策ついでに寄ってみるのも楽しいかもしれませんね。
エルムの森と呼ばれる、はらっぱのような場所。歴史的建造物と相まって、外国のような雰囲気が漂います。休日には、木陰で読書を楽しむ人がちらほら。
夏の北大キャンパスは、陽射しが強い日でも木陰が多いので、とても涼しく快適です。
活気づく秋、1年で最も色鮮やかな季節
帰り道、歯学部棟前にて。この年の紅葉はとくにきれいで、あたり一面オレンジ色でした。本当にほれぼれしてしまいます。
“赤”もあります。
そして“黄色”。
オレンジ、赤、黄色と、本当に色とりどり。個人的には日本で一番の紅葉スポットだと思っています(笑) この時期は全国各地から紅葉を見にたくさんの方が訪れるので、構内に活気が溢れる印象。
普段は遅刻ギリギリで景色を見る余裕なんてない筆者も、この時期だけは早めに家を出て、ゆっくりと銀杏並木の下を通ります。「ここが通学路なんて最高だなあ」と思う、そんな季節です。
いかがでしたか? 北大の四季を楽しんでいただけたでしょうか。
筆者は長年北海道に住んでいて、四季の移ろいが本当に美しいと感じます。それを肌で感じられる場所が、ここ、北海道大学です。観光地としても、キャンパスとしても、魅力あふれる場所なので、ぜひいつか散策しに来てくださいね。
<撮影日/場所>
■冬
1枚目:2021年1月29日/銀杏並木
2枚目:2021年1月29日/古河講堂
3枚目:2021年1月29日/農学部棟前
■春
1枚目,2枚目:2020年5月15日/医学部棟付近
3枚目:2020年5月15日/中央ローン
■夏
1枚目:2019年6月26日/中央ローン
2枚目:2020年7月中旬/総合博物館前
3枚目:2020年7月下旬/エルムの森
■秋
1枚目:2019年10月29日/歯学部棟前
2枚目:2020年10月21日/クラーク会館前
3枚目:2020年10月28日/工学部棟付近
4枚目:2020年11月7日/銀杏並木