お豆のスイーツ?白花豆がミルクと出会ったクリーミーな「新感覚ムース」
北見市といえば玉ねぎが有名ですが、実は他にも日本一があるんです。それは“白花豆”という親指ほどある白いお豆。
「しろはなまめ」と読みその歴史は古く、日本に入ってきたのは江戸時代から。北見市では昭和30年代から栽培されています。夏になると、女竹と呼ばれる竹に立体的につるが絡まり白い花を咲かせ、留辺蘂方面ならではの田園風景を見ることができるんです。今回はそんな白花豆を使った新感覚な商品をご紹介します。
大正2年創業の「ふじや菓子舗」が開発した新作ムース
白花豆は身近なものでは和菓子の白あんに使われていますが、お豆はいわずと知れた健康食材としても有名。
白花豆は食物繊維も多く、上品な口当たりそして食べ応えも十分。ですが、“お豆”自体に和のイメージが強く、昔から甘納豆など和のお菓子がメインでした。
しかし「和菓子だけではもったいない!」ということで、地元の有志が集まり研究開発! 温根湯地域の老舗お菓子店でもある「ふじや菓子舗」がクリーミーなムースを作ったのです。
白花豆と同じように真っ白な見た目のムース。上には白花豆が飾りとして乗っています。
最初はイベントなどでの限定販売でしたが、人気が高く製品化。現在は「ふじや菓子舗」で通年手に入ります。
白花豆と合わせたのは、北見で生産された牛乳。コクがある牛乳と、なめらかな舌触りの白花豆とか見事にコラボレーションしています。
豆と牛乳の異色のコラボのお味は?
豆と牛乳は一見合わないように感じますが、食べると納得! 実に合うんです! スプーンですくって口に入れると、柔らかい甘さと共に白花豆の舌触りを感じます。
一言で感想をいうと「上品」。
和菓子には緑茶が合いますが白花豆ムースの場合、個人的には紅茶が合うようなイメージでした。ゆっくり口の中で味わいたいと思える逸品です。
お豆を和菓子ではなく洋菓子に取り入れた新しい形のスイーツ。「ふじや菓子舗」では、ムースの他にも『白花豆モンブラン』もあり、白花豆スイーツの食べ比べもおすすめです。
39号線石北峠を下って最初に出てくる町、温根湯。開拓時代から受け継がれた名湯や、氷の下を泳ぐ魚が観察できる山の水族館があります。
あたたかい温泉やめずらしい水族館を楽しんだあとは、健康的なお豆のスイーツに舌鼓を打ってみませんか?
<店舗情報>
■店舗名:ふじや菓子舗
■住所:北海道北見市留辺蘂町温根湯温泉194
■TEL:0157-45-2228(FAX共通)
■営業時間:9:00~18:00
■定休日:年中無休
■公式サイトURL:http://fujiya-confectionery.com