どこにあるか知ってる?「ハートの湖」がある世界屈指の漁業のまち
「ハートの湖」があるのは北海道の“下にとんがっている先っぽ”。襟裳岬が有名な“えりも町”です。
「ハートの湖」や襟裳岬は聞いたことがあっても、どんな場所か知っている人は少ないのでは?
実はカニや鮭など食卓を彩る海の幸が獲れる漁業が盛んな町。今回はえりも町の魅力に迫ります。
えりも町ってどんなところ?
えりも町は、北海道の東南端に位置し、豊かな水産資源と雄大な自然景観に恵まれた漁業と観光のまち。
可愛らしい響きの“えりも”は、アイヌ語で突き出た頭という意味の「エンルム」から「エリモ」になったと考えられているそうです。
見たことある「あの湖」
この湖、道外の皆さんでも見たことがあるのではないでしょうか? 原生林に囲まれた湖面が、上空から見るとハートの形に見えることから「ハートレイク」とも呼ばれる豊似湖です。また、その形が馬の蹄に似ていることから地元では「馬蹄湖」とも呼ばれることもあるとか。
周囲1キロメートル、水深は最深部18メートル、森の中の静寂な湖。湖の周辺には、氷河期の生き残りといわれるエゾナキウサギの生息が確認されている貴重な自然湖です。
日本屈指の強風地帯
襟裳岬は、風速10m/s以上の日が年間280日以上もある日本屈指の強風地帯で、「風極の地」とも呼ばれています。
襟裳岬灯台のすぐそばにあるのは「風の館」。風速25メートルの風を体験することができますよ。筆者は子ども時代に訪れたことがありますが、飛ばされそうな強風に向かって歩いていくのが楽しかった記憶があります。歩いたり、声を出したりするのすら難しく、自然の力の強さを体感しました。
特殊な自然環境が生み出す海産物
強風が吹く襟裳岬で獲れる海産物はどれもピカイチ。北海道の食べ物はどこでも美味いと思っている方も多いと思いますが、広大な北海道ですから産地によって獲れるものも違えば味も違うんです。
えりも町の特産物のうち、ふるさと納税の返礼品としていただくことができる3つをご紹介します。
1:毛ガニ
北海道を代表する食材でもある毛ガニですが、えりもでの毛ガニ漁は、旬である冬場にのみ行われます。
水揚げされるのは、脱皮前の身とカニみそがぎっしり詰まった最高の毛ガニ。調理方法は、塩茹での他、活ガニを使った鉄砲汁や刺身もうまく、カニみそは絶品です。
2:秋鮭
えりも町内の河川から沖合に向けて旅立った鮭の稚魚は、数年間を北洋等で過ごした後、産卵のため生まれ故郷を目指して戻ってきます。えりも町では、春にはとても脂ののったトキシラズが、秋には銀色に輝く魚体を中心に秋サケが大量に水揚げされますよ。
また、日高定置漁業者組合では、銀毛の中でも特に銀色に光り輝く3.5キログラム以上の魚体のものには「銀聖」と名付け厳しい審査のもとに取り扱われているんです。
調理方法はさまざまで、焼き物、刺身、ルイベ、鍋やフライの他、飯寿司(いずし)やトバ等の珍味にも加工され、卵はイクラになります。
3:日高昆布
えりも町で採れる昆布は、全国的にも有名な“日高昆布”。日高地方で水揚げされる日高昆布の実に65%以上がえりも町内での水揚げで、養殖はしておらず、すべてが天然昆布です。
寒流と暖流が交わる襟裳岬周辺の栄養分豊かな海で育った天然昆布は、乾燥機等も使わず天日乾燥で製品となるため、無添加完全自然食品です。
日高昆布はくせのないうまみがあり、だしはもちろんのこと、佃煮や昆布巻き等の煮物にも使える万能型昆布です。
筆者の実家には日高昆布がストックしてあり、子ども時代はよくおやつの代わりに食べていました。今思い返せば贅沢なおやつだったようですね。
このほかにも、ツブ貝やホタテ、タコなどの海産物や松前漬けなどの加工品も。詳しくはふるさと納税情報サイトや自治体のHPをチェックしてみてくださいね。
えりも町からのメッセージ
えりも町では、1回のお申込みにつき10,000円以上のご寄附をいただいた町外在住の個人のかたを対象に、まちの特産品を「お礼の品」としてお贈りしています。ふるさと納税を通じて、えりも町の味覚を堪能してください。
北海道の東南端のまち“えりも町”。ここでしか出会えない自然や海産物を存分に味わってみては。
【参考】
まち・えりも町 / 北海道 えりも町
豊似湖 / 風のまち「えりも」観光ナビ
えりも風体験 / 襟裳岬 風の館
えりものお魚 旬カレンダー / 風のまち「えりも」観光ナビ
【画像】えりも町
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