弟子屈町

【北海道地名クイズ】あなたは読めますか?神秘的な景色が広がる「弟子屈町」

2020.12.05

さぁ、やってまいりました。北海道地名クイズ! あなたがどれだけ北海道について知っているか、試してみてください。読み方はわかっても、どんなところか知らないなんてことも……。今回はとびっきりの1問をご用意しました。それでは、さっそくいきましょう!

弟子屈町、道内旅行で必ず行きたい

デデン! 釧路市内から北に80km、釧路川の最上流部に位置している“弟子屈町”。何と読むでしょうか! 観光資源が豊富な、あの町ですよ。

正解は……

A てしかがちょう

てしかが、と読むんですね。正解できたでしょうか? 筆者は「でしかがみ」と読んでいました(笑)。

地名の由来はいったい

てしかが、って読み方はわかったけど、どのような由来があるのでしょう。町のホームページで詳しく説明されていました。

町名弟子屈(てしかが)の「テシカ」とはアイヌ語で「岩磐」、「ガ」は「上」という意味です。
この場所は現在の摩周湖観光協会付近にあたり、かつては釧路川がその岸を洗っていました。
非常に岩の多い急流でしたが、同時に魚のたまり場のようなところでもあったため、アイヌの人達は何とかこの魚を獲りたいと網をかけようとしました。ところが、岩が多くついに杭を打ちこむことが出来なかったそうです。
アイヌの人達は「せっかくたくさんいる魚をとる仕掛けもできない岩磐の上だ」と嘆きました。
弟子屈の語源はこれから生まれた訳です。

引用:北海道弟子屈町ホームページ

アイヌ語から来ているんですね。アイヌの人たちが感じたことが地名に反映されているなんて、面白いですね!

雲海&星空、見たくありませんか?

弟子屈町の名物をみていきましょう。

弟子屈町では絶景を楽しむことができます。6月~10月の期間、早朝に見ることができるのは、雲海! 摩周カルデラの底にたまった霧を上から見下ろすことができる展望台がいくつもあり、様々な角度から雲海を楽しめます。

また、絶好の星空スポットでもあります。自然豊かで空気がきれい。大きな市街地から遠くて、空が暗い。このような弟子屈町ならではの環境が、天体観測にぴったりなんです!

摩周湖、神秘的な光景が目の前で

弟子屈町では、摩周湖も見ることができます。

摩周湖は、アイヌ語で神の湖と呼ばれる、神秘の場所です。展望台に立つと、吸い込まれそうなほどの深い青色の湖水が広がり、雲の動きによって刻々とその表情を変えていきます。この青は“摩周ブルー”と呼ばれ、世界でも一級の透明度を誇る湖水に、空の青が映りこんで生まれる独特の色。きれいな景色が目に浮かびますね。

 

弟子屈町は、町の面積のおよそ3分の2を阿寒摩周国立公園が占め、摩周湖や屈斜路湖を擁する自然豊かな町。温泉地でも有名なので、ぜひ、調べてみてください!

【参考】
郵便局「郵便番号検索」
摩周湖観光協会「弟子屈なび」観光 | 弟子屈なび
弟子屈町役場ホームページ:「弟子屈町の概要」 弟子屈町の概要/摩周湖 屈斜路湖 川湯温泉のまちてしかが ~ 弟子屈町公式ホームページ

【画像】T3K、kiki / PIXTA(ピクスタ)