
全国の北海道物産展でも行列ができる人気店の「とうもろこしのパン」をお取り寄せ
日本有数のパンの消費量が多い都市・京都に生まれ育った、パン大好きライターのみやこです。これまで200店舗以上のパン屋さんを自らの足で巡り、おいしいパンとの出会いを大切にしてきました。そんな筆者が今、ときめいているのが、北の大地から届く北海道のパンです。
パン激戦区・京都で培ったパンへの愛情と視点を胸に、自宅にいながら北海道の豊かなめぐみを味わう。連載『パン好きライターみやこの北海道パンLikers』では、お取り寄せでしか味わえない感動をひとつずつ丁寧にお伝えしていきたいと思います。
さて、今回お取り寄せしたのは、北海道のほぼ中央に位置する旭川市から届いた力強いハード系のパンたちです。
パン激戦区・京都のパン好きが惹かれた、旭川のスクラッチベーカリー
京都は繊細なデニッシュや柔らかな和風パンが数多く揃うパン激戦区ですが、時折、無性に「大地を感じるような力強いハード系」が食べたくなることがあります。
そんな時に目を奪われたのが、旭川市の『道の駅あさひかわ』内にお店を構える『BAKERY & CAFE DAPAS(ベーカリー&カフェ ダパス)』。全国の北海道物産展でも行列ができるというこちらのパンは、「生地そのものがおいしい」と高く評価されています。京都のパンとはまた違う、北海道の素材をダイレクトに活かした無骨で誠実な姿に惹かれ、迷わずお取り寄せボタンを押しました。
冷凍便の冷気の中に閉じ込められた、大地の香り

数日後、ひんやりとした冷凍便が届きました。段ボールのテープを解き、箱を開けると、ふわりと立ち昇る白い冷気。「THANK YOU!」と書かれたきれいなリーフレットの下から、一つひとつ丁寧に個別包装されたパンたちが顔を出します。冷凍状態でありながら、袋越しに伝わってくるずっしりとした重量感。

同封されている案内には、自然解凍からトースターでの焼き直し方までが図解付きで丁寧に記載されていて、作り手の「一番おいしい状態で食べてほしい」という温かい気遣いが伝わってきます。「遠く離れた旭川から、おいしい状態を保ったまま京都へやってきてくれた」。そんなお取り寄せならではのワクワク感とともに、解凍の時間を待ちわびます。
エゾヤマザクラの酵母と道産小麦が織りなすストーリー

同店のパン作りの根底にあるのは、北海道産への徹底したこだわりです。公式サイトを読み解くと、『キタノカオリ』、『春よ恋』、『ゆめちから』、『きたほたみ』という4種の北海道産小麦を、パンの個性に合わせブレンドしているとのこと。
さらに驚いたのが、酵母の秘密。北海道に咲くエゾヤマザクラのサクランボから作られた自然由来の“とかちの酵母”を使用し、じっくりと発酵させているそうです。実際に解凍したパンに触れてみると、クラスト(外側の皮)のハリと、内側の吸いつくような生地の感触に驚かされます。豊かな大地の恵みが、このパン一つに凝縮されていることを指先からひしひしと感じました。
実食! 五感を刺激する力強い大地の味
今回はお取り寄せした5種類のパンの中から、特に感動を覚えた3つのパンをご紹介します。

まずはお店の人気No.1『とうもろこしのパン』(410円)。手に持つと、その素朴な見た目からは想像できないほどのずっしりとした重みを感じます。

半分にカットして驚くのは、その圧倒的なコーンの量! なんと全体の半分以上をつぶつぶのコーンが占めていました。ひと口かじると、むっちりとした強い弾力の生地に続き、コーンが「プチッ、ジュワッ」と弾けます。余計な甘みは一切なく、咀嚼するたびに小麦の奥深い薫りと、とうもろこし本来の自然な甘さが口の中で見事に調和していきます。

続いては、ハード系の実力が如実に現れる『ソレイユ-5種のフルーツ』(510円)。

レーズン、グリーンレーズン、りんご、オレンジピール、クルミが生地にぎっしりと練り込まれた、見た目も華やかな一品です。薄くスライスして頬張ると、フルーツの凝縮された酸味と甘み、そしてクルミの香ばしい油分が、ライ麦由来の生地の酸味と複雑に絡み合います。冷凍庫にストックしておき、毎朝少しずつスライスして長く楽しめるのも、お取り寄せハード系ならではの魅力です。

最後は、ユニークなS字のフォルムが目を引く『バゲットショコラ』(460円)。表面はパリッと、噛みしめると「むぎゅっ、もっちり」とした強いヒキのある食感がたまりません。リベイクすることで、生地に練り込まれたほろ苦いカカオ60%のチョコレートがとろりと溶け出し、小麦の風味と滑らかに馴染み合います。ガチガチのハード系ではなく、生地とチョコレートの一体感が楽しめる、まさに大人のための贅沢なパンです。
プロのアドバイス:最高のリベイクと「京」のペアリング
こちらのパンは、同封のリーフレットにある通り、常温で自然解凍した後、トースターで約2分ほど焼くのが正解。表面のパリッと感と、内側の水分を含んだもっちり感のコントラストが最高潮に達します。
そして、京都のパン好きならではのペアリング提案。『とうもろこしのパン』の圧倒的な甘みを活かすべく、リベイクして有塩バターを溶かしたところに、京都でお馴染みの「黒七味」をほんの少しパラリと振ってみてください。コーンの甘みと七味のピリッとした山椒の香りが絶妙な甘辛バランスを生み、お酒のおつまみにもなる驚きの一品に変化しますよ。
店舗情報
BAKERY & CAFE DAPAS(ベーカリー&カフェ ダパス)
住所:北海道旭川市神楽4条6丁目1-12 道の駅あさひかわ内
オンラインショップ:https://ocean-bakery.com/
【今回のお取り寄せ内容】
・バゲットショコラ(460円)
・ソレイユ-5種のフルーツ(510円)
・チーズチャバタ(360円)
・とうもろこしのパン(410円)
・バゲット(410円)
商品合計:2,150円
送料:900円
合計金額:3,050円
ライター・みやこのひとこと
箱を開けた瞬間から、旭川の澄んだ空気と小麦畑の情景が目に浮かぶような、誠実で力強いDAPASのパン。ハード系のもっちりとした弾力は、噛むほどに心を満たしてくれます。冷凍庫にこのパンが待っていると思うだけで、慌ただしい毎日の朝起きるのが少し楽しみになりますよ。ぜひ、北海道の大地の恵みを、ご自宅でお取り寄せして体感してみてくださいね。









