帯広限定の学生バイト?動物好きにはたまらない「早朝から2時間の力仕事」
北海道帯広市は、世界で唯一ばんえい競馬が開催されている場所です。
今回は、帯広畜産大学の学生である筆者がお世話になっている、ここでしかできない“厩舎アルバイト”をご紹介します!
「ばんえい競馬」をおさらい!
知らない方のためにも、今一度ばんえい競馬について簡単にご紹介します。
ばんえい競馬は、かつて農耕馬として活躍したばん馬たちが重いソリを曳き、パワーやスピードを競うレースです。1トンを超える迫力満点の馬体や、コースに設けられた障害など、その魅力は語り尽くせないので、ここでは割愛させていただきます。
そんな魅力的なばんえい競馬は、インターネットの普及もあって盛り上がりを見せていた一方、馬の世話を担う厩務員不足が顕著になっていました。
そこで、少しでもお力になれたら、と始まったのが、筆者がお世話になっている“厩舎アルバイト”でした。
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「厩舎アルバイト」はどんな仕事?
主な仕事内容は、ばん馬たちが住んでいる馬房の掃除。
きれいな藁と汚れた藁を仕分け、ふん尿や余った餌もまとめて一輪車にのせて堆肥所へ。これが思ったよりも重く不安定なので、慣れないうちは大変でした。
授業に間に合うように遅くとも朝6時に始まり、作業は2時間ほど。寒さが厳しい帯広市の冬は-20℃を下回ることもありますが、必死に働いていると作業中は暑いくらいです。
力仕事ばかりで大変そうですが、実は“厩舎アルバイト”の半分以上は女子学生。慣れてしまえば体格など関係なく楽しく働けるというのは、非常に魅力的です。
普段は見られないばん馬の一面!
作業後に時間があれば、ばん馬と触れ合うことも。
レース中のたくましい姿からは想像できないかわいらしいその表情や仕草は、疲れた体を癒してくれます。
何度も会っているうちに、ばん馬と仲良くなれたかも?……なんて気を抜いていると事故につながりかねないので、注意が必要。ばん馬は、人間の骨など簡単に砕ける力を持っているんですよ。
動物を扱う大変さも、大学生にとっては大切な学びになっています。
今回は、北海道帯広市限定の珍しいアルバイトについての紹介でした。“厩舎アルバイト”に限らず、ばんえい競馬・ばん馬に興味を持ってくれる方がひとりでもいれば幸いです。
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