心も体も癒される!北海道の大自然が生み出した、神秘的な「水辺の秘境」4選
北海道にはたくさんの観光地がありますが、少し足を延ばして“秘境”と呼ばれる場所に行ってみませんか? 定番観光スポットとは一味違った、絶景が楽しめますよ。
手つかずの自然が織りなす神秘的な光景に、心も体も癒されることでしょう。今回は、北海道にある湖や滝など、水にまつわる秘境をご紹介します。
1:神威岬 / 神恵内村
目の前いっぱいに広がる青い空と海が魅力の積丹半島。時にさわやかで、時に神秘的な雰囲気をかもし出す青色に多くの人が魅了されています。どこまでも続く青空と底が透けて見えるほどの海……。「これぞ北海道!」という絶景は必見です!
積丹半島は、札幌から海沿いの道を行って小樽や余市を通り過ぎた場所にあり、札幌中心部から車で2時間30分ほど。札幌近郊でありながら、目の前には絶景が広がります。
積丹半島にはいくつか絶景ポイントがありますが、おすすめはなんといっても『神威岬』です。岬の先端からは、写真のような「積丹ブルー」と呼ばれるきれいな青色に染まった空と海を一望できます。
岬の先端までつながる遊歩道は細道が続き、まさに秘境! 北海道のダイナミックな地形を肌で感じられます。なお、風が強い日は道が閉鎖され、行くことができない場合があるのでご注意ください。
<スポット情報>
■スポット名:神威岬
■所在地:北海道古宇郡神恵内村
【もっと詳しく】目の前に広がる青!青!青!積丹半島でしか見られない絶景が一生の思い出に
2:神の子池 / 清里町
北海道の東部、清里町にあるのは『神の子池』。弟子屈町の摩周湖からの伏流水からできていると言い伝えられ、摩周湖をアイヌ語で「カムイトー(神の湖)」と呼ぶことから“かみのこ”池と呼ばれています。
湖に流れ込む川も、流れ出る川もない摩周湖が雪どけの季節でも水位が変わらない理由は、周辺に『神の子池』のような伏流水が湧き出ていることが考えられます。
『神の子池』は、周囲220mで水深5mの小さな池ですが、1日に12,000tもの伏流水が湧き出ています。たいへん澄んだ水質のため、湖の底までくっきりと見え、美しいコバルトブルーに彩られています。水中には倒木が腐らず沈んでおり、幻想的な景色が広がっています。
冬期は除雪しておらず、5月頃まで雪が残っていることも。積雪など天候状況により車両通行止めとなっている場合があります。
<スポット情報>
■スポット名:神の子池
■住所:北海道斜里郡清里町清泉
【参考】きよさと観光協会
3:オンネトー / 足寄町
阿寒摩周湖国立公園の最西端に、『オンネトー』と呼ばれる湖があります。アイヌ語で「年老いた沼」という意味の『オンネトー』。その周囲は2.5kmあり、原生林が取り囲むその姿に大自然の雄大さを感じられるでしょう。
『オンネトー』の魅力は湖面の表情にあります。天候や季節によって、澄んだ青やエメラルドグリーン、ダークブルーと湖の色が変わり、神秘的な光景に多くの人が魅了されています。
湖畔西側には、木造の展望デッキが。雌阿寒岳と阿寒富士をバックに美しい『オンネトー』を一望でき、魅惑的なひとときを過ごせます。『オンネトー』では、湖の生態環境を守るために、カヌーや遊泳などのウォータースポーツは禁止されているので、ご注意ください。
<スポット情報>
■スポット名:オンネトー
■住所:北海道足寄郡足寄町茂足寄
【参考】あしょろ観光協会
4:白ひげの滝 / 美瑛町
美瑛町にある、白金温泉街の観光スポット『白ひげの滝』をご存じですか? 落差30mある滝の姿が、まるで白いひげのように見えることからこの名がつけられており、国内でも珍しい“潜流爆”に分類されます。
自然岩の間から染み出た湧水が勢いよく流れる姿は圧巻! 滝が流れ落ち、コバルトブルーにかがやく美瑛川は、「ブルーリバー」と呼ばれ白い滝の姿とのコントラストがとても美しいです。
上を通る“ブルーリバー橋”から眺めるのがおすすめ! 夜間にはライトアップも行われています。また、冬には真っ白な雪景色が加わり、より一層幻想的な光景が広がりますよ。
<スポット情報>
■スポット名:白ひげの滝
■住所:北海道上川郡美瑛町白金
【参考】美瑛町公式サイト
北海道の雄大な自然が作り出す、幻想的な光景にきっとあなたも魅了されるはず。少し行きづらい場所もありますが、それこそ秘境と呼ばれるスポットの醍醐味! 事前に交通状況などを確認したうえで、ぜひ訪れてみてくださいね。
【画像】まちゃー、Daikegoro、leicahiroba、Anesthesia / PIXTA(ピクスタ)
※こちら記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。