まるで三国志の世界!? 東川町にひっそり佇むお店で人生最高のおかゆを食べた
今回ご紹介する「中国茶とおかゆと点心 奥泉」は、その名のとおり、東川町のお米とお水を使って炊いた美味しいおかゆと、香り高い中国茶、さらに点心まで楽しめてしまうというとっておきのお店です。
2020年10月頃に札幌円山から、旭川市の隣町である東川町へ移転。
筆者が実際にお店を訪ねたのは2021年2月。新しい店舗でそのお味と雰囲気を堪能してきました。本当に心が豊かになるお店だと感じたので、その様子をお伝えしていきます。
中国茶はその日の気分で
みなさんは中国茶と聞いて、何を思い浮かべますか? “ウーロン茶”や“ジャスミン茶”といったところでしょうか。
まずお店のメニューを見て驚いたのが、その中国茶の種類の豊富さです。たとえばジャスミン茶には、『珍珠王(ちんじゅおう)』や『茉莉針王(まつりしんおう)』といった種類があり、それぞれ風味や香りが異なります。
今回、筆者が数ある中から選んだお茶は『鉄羅漢(てつらかん)』。説明書きには、体を温める作用のあるお茶で四大銘柄の1つ、と書かれていました。この日はとても寒かったので、体を温める作用に惹かれてしまいました(笑)
どのお茶も本当に美味しそうで、次に来たときはこれが飲みたいな……なんて考えながら選ぶ時間はとても楽しかったです。
おかゆも点心も楽しみたい!そんな願いを叶える魅力的なセット
さて、肝心のおかゆと点心ですが、食いしん坊な筆者は思いました。「せっかく来たのだからおかゆも点心も両方食べたいな」と。メニューをめくっていくと、まさに探し求めていたものがありました。
『中華粥(小)と手打ち餃子(4ヶ)のセット』。
素晴らしいです。それがこちら。
メインのおかゆは、想像をはるかに超えた美味しさでした。柔らかさ、塩加減ともに絶妙で、おかゆの左側に添えられているザーサイ、ピータン、腐乳(豆腐を発酵させたもの)を適時加えながら食べることで味の変化も楽しむことができました。
水餃子はとにかくもっちもちで、おかゆと一緒に食べようと思っていたのですが、気がついたら全部食べてしまっていました。それくらい美味しかったです。
こちらが季節のメニュー。次に来たときは『今月のおかゆ』と『季節のまんじゅう』を食べたいです。絶対美味しいに違いありません。
古い時代の中国へタイムスリップ
お店は木造建築の一軒家。店内には薪ストーブがあったり、お店の方がひしゃくでお水を汲んでいたりと、とてもノスタルジックな雰囲気。
異国情緒が漂いながらも、どこか北海道らしさが残る素敵な内装でした。
体と心が喜ぶものに触れることは、豊かに生きる上でとても大切なことのように思います。忙しい毎日の中で、たまにはそっと羽を伸ばして、満たされに行くのも大人の楽しみの一つかもしれません。
ここ『中国茶とおかゆと点心 奥泉』は、そんなささやかな楽しみを叶えてくれるお店です。いつか訪ねてみてくださいね。
<店舗詳細>
■名称:中国茶とおかゆと点心 奥泉
■住所:北海道上川郡東川町東4号北2番
■定休日:火~水曜
■公式Instagram:@okuizumi_s