セコマで買える!初心者でも飲みやすいお手頃サイズの「道産日本酒」3選
まだまだ寒い日が続く北海道。読者の方の中にはお酒を飲んで身体を温めて、寒さをしのいでいる方もいるのでは。例に洩れず、筆者もお酒で身体を温めて越冬しようと頑張っています。
冬はおでんや鍋が美味しい季節。ビール好きな筆者ですが、とくに冬は日本酒にハマっています。
先日、「セイコーマート」に行ったところ、300mlの手ごろサイズで道産日本酒が棚に陳列されているのを発見! 種類は5種類以上ありました。
早速購入して飲んでみましたが、これがなんとどれも飲みやすかったんです。そこで今回は、その中でもとくに飲みやすいと筆者が感じた道産日本酒を3つご紹介します!
1:海の幸にとっても合う!「北の勝 大海」
はじめにご紹介する日本酒は、根室市にある「碓氷勝三郎商店」という蔵元の『北の勝』というお酒。お酒の名前は『北の勝 大海』。
『北の勝』ブランドの中でも、こちらのお酒は“普通酒”(大吟醸といった特定名称酒でない)なのですが、薄すぎず日本酒の味わいもしっかりとしていました。それでいて後味はスッと引き、ゴクゴクといけてしまう味わい。日本酒だけでもあっという間に完飲してしまいました。
「セイコーマート」の陳列棚には“海の幸”にとてもよく合うと記載がありました。
ちなみに、新潟県から北海道に移住してきた碓氷勝三郎(うすいかつさぶろう)氏が明治20年、根室市で酒造りを開始したことが蔵元の名前の由来なんだとか。こちらの日本酒は、北海道の大地と創業者の名前にちなんで「北の勝」と命名されたそうです*1。
飲みやすさ:☆☆☆☆☆
(5段階評価で、あくまでも筆者の感想です)
2:メインの料理を邪魔したくないときに「國稀」
次にご紹介する日本酒は、増毛町にある「國稀酒造」という蔵元の『國稀』というお酒。
こちらも“普通酒”にあたるお酒。ラベルには、温度別の飲み方の推奨がされていました。そこで、冷酒とは別に推奨されている“ぬる燗”で飲んでみたところ、飲み口はとてもマイルドになりました。それでいて、後味に穏やかな香りが残ったうえに、とってもフルーティに。
『北の勝 大海』同様に非常にスッキリとしていて、スイスイといってしまいます。『北の勝 大海』よりは日本酒の味わいがしっかりとしていて、後味も穏やかな香りが残るような印象です。
“燗酒”での飲み方も推奨されていました。また違った香りや味わいが楽しめるかもしれませんね。
飲みやすさ:☆☆☆☆
(5段階評価で、あくまでも筆者の感想です)
3:ほのかな酸味が特徴的「男山 御免酒」
最後にご紹介するのは、旭川に蔵元を構える「男山株式会社」のお酒。お酒の名前は『男山 御免酒』。なんと発売から40年以上が経つという「男山株式会社」のロングセラー商品。
こちらは純米原酒なのですが、冷酒の状態で飲んでみるととても飲みやすく、ゴクゴクといけてしまいました。味の濃い肴との相性が抜群。
ちなみに、“御免酒”の名前の由来ですが、「男山株式会社」が1697年に五摂家筆頭である近衞家の「御免酒」、1733年に徳川家8代将軍吉宗の「御膳酒」からのご指定を受けたといわれることにちなんで1979年に誕生したんだとか*2。
また、“御免酒”自体は、徳川将軍の御膳酒として幕府におさめられていたお酒であるそうです。低温発酵により、アルコール度数を一般より低く抑えて旨みを増した低濃度の純米原酒で、ほのかな酸味が特徴とのこと。そのため、油濃い料理や味の濃い料理に合うそうですよ*2。
飲みやすさ:☆☆☆
(5段階評価で、あくまでも筆者の感想です)
以上、「セイコーマート」で買うことができる3種類の日本酒を飲み比べてみました。基本的には紹介した3つの日本酒は、どれも後味がスッと引くものに感じましたので、日本酒をあまり飲んだことがない人でもきっと美味しく召し上がることができるかと思います。
手ごろなサイズで販売されているので、見かけた際はぜひ飲んでみてくださいね!
【参考】
*1:心に残る日本の銘酒/鎌田本店
*2:男山を、読む/男山株式会社