【北海道に住んで驚いた】やらなきゃ水道管破裂の大惨事!北国名物のある作業とは
北海道を始めとする北国では常識の“水抜き(水落とし)”。極寒とは無縁の地域に住む人々にとっては聞きなれない言葉なんです。
今回は北国ならではの水抜きについてご紹介します。
帰省の前に忘るるなかれ
12月に入り、北海道では長い長い冬の開幕です。
年末年始には北海道から地元へ帰省するなんて学生、社会人の方が多いのではないでしょうか。
筆者もそのうちの1人で、網走から関東圏にある実家へ帰省する予定です。
「荷物をまとめて、ガスの元栓閉めて、鍵をかけたらさあ出発!」と行きたいところですが、ちょっと待った!
真冬の北海道で家を長期間留守にするなら必ずやらなければならない作業があります。
その作業を怠ったことによって、帰ってきたら家じゅう水浸し、アパートの2階以上なら階下の部屋まで浸水してしまうなんてことに。
水抜きで平和な長期休暇を
北海道を始めとする北国では厳寒期に水道管が凍結してしまい、中の水が氷となって膨張し、結果的に管が破裂してしまう事故が起こりやすいのです。
水道管が破裂すると辺りは水浸し、修繕費も手痛い出費です。
そうならないためにも家を留守にするときは、水抜きをしましょう!
ほとんどの北海道の住宅にはキッチン周辺とトイレ周辺に“水抜き栓”というものが設置されています。
この水抜き栓を使用して水道管内の水を排出し、凍結させないようにします。
トイレは便器内の水も凍結してしまうので、排出するか自動車でも使用される不凍液(ウォッシャー液)を流し込みます。
筆者は北海道に住み始めてまだ3ヶ月。水抜きには不安しかないので、アパートの大家さんにお願いしました。
みなさんも北海道に住むことがあったら水抜きだけは忘れないでくださいね。
【画像】karandaev / PIXTA(ピクスタ)