最短5分で寄附完了!根室管内初の「ふるさと応援納税🄬」導入の裏側

北海道東部、見渡す限りの牧草地が広がる酪農の町・中標津町。2026年4月1日(水)より、根室管内で初めてとなる現地決済型のふるさと納税『ふるさと応援納税🄬』および『あとからふるさと応援納税🄬』が導入されました。(6月23日火曜日 利用開始)

画像:中標津町

今回は、導入の背景や中標津町ならではの魅力について、中標津町役場 総務部政策推進課のみなさんにお話しを伺いました。

「プロモーションが苦手」からの脱却!? 根室管内初“現地決済型”導入の裏側

従来の“モノ”中心から、宿泊や体験などの“コト”へとシフトされたと伺いました。中標津空港という地域の拠点がある中で、なぜ今回“現地決済型”の新しい仕組みの導入に踏み切ったのでしょうか?

大きな声では言えませんが、実はシティープロモーションに課題を抱えていました。一方で、町内には『中標津空港』を有しており、開拓時代から様々な地方へ行く際の拠点として、毎日多くの方に訪れていただいています。

画像:中標津町

従来のふるさと納税のお礼の品は特産品などの“モノ”が中心でしたが、最近は宿泊や航空チケットなど”コト(体験型)“を求める声が増えてきていました。訪れた方が現地で得た感動や共感を、そのまま応援という形につなげられる仕組みが必要だと考えたことが、導入の大きなきっかけです。また、商品を持たない宿泊施設、飲食店やアクティビティを提供する事業者さんも、この仕組みならサービス(役務)を通じてふるさと納税に参画でき、一緒に街を盛り上げられるという点も魅力的でした。

「美味しかった!」がそのまま寄附に。加盟店と町を繋ぐ新しい応援の形

町内の宿泊施設や飲食店で順次利用可能になるとのことですが、加盟店側の反応はいかがですか? また、店舗にとってこのシステムを導入する最大のメリットは何だと考えていますか?

現在は、すでに7つの事業者が加盟店登録をしてホームページにもアップされている段階です。

事業者の皆さまにとって最大のメリットは、導入の負担が少ないことです。専用端末が不要で、レジでの決済は通常通り完結し、売上もリアルタイムで入ります。さらに、サービスを受けた後の寄附になるため、「中標津よかったな」「美味しかったな」「泊まってよかった」というお客様の気持ちが直接寄附につながります。これは、事業者さんのおもてなしの気持ちが伝わった結果としてモチベーション向上にも大きく貢献すると期待しています。

絶品グルメで広がる「あとからふるさと応援納税🄬」の可能性

好きな時間に手続きができる『あとからふるさと応援納税🄬』は大変便利だと感じますが、中標津町ならではの魅力的なグルメやスポットで、読者が「こう使いたい!」とイメージできるような具体的な利用シーンを教えてください。

中標津町は人口2万2000人弱の規模ですが、昼夜問わず多様な飲食店が揃っているのが魅力で、ミシュランガイド掲載店も多数あります。例えば、旅行客に人気の『ジンギスカンそら』さん、『むらかみうどん』さんや、地元住民が愛してやまない『ラ・キンコ』さんのキンコカレーなどがあります。さらに、札幌の駅では何時間も待つような有名なお寿司屋さん『根室花まる』もあり、地元ではテイクアウトされる方も多いんですよ。

また、海はありませんが近隣から新鮮な海産物が集まるため、地元の人は自宅のバーベキューハウスで炭を起こしてバーベキューをするという独自の文化も根付いています。

画像:中標津町

スイーツも豊富で、視界を遮るものがない景勝地『開陽台』で食べるソフトクリームのほか、農家さんが自分の牛乳を使ったアイスを作っているお店もあります。こうした絶品グルメや観光を現地で満喫していただき、帰りの『中標津空港』での待ち時間や飛行機の中、帰宅後に「中標津は良かったな」と思い出しながら、ゆっくり寄附の手続きをしていただきたいですね。

牛乳嫌いな子も唸らせた! イベントやアンテナショップで発信する町の魅力

今後はフェスや物産展でも展開される予定と伺いました。町外での展開や民間主導の取り組みなど、現在決まっている具体的なビジョンについて教えてください。

画像:中標津町

今年の2月に、横浜中華街の近くに中標津町公認のアンテナショップ&カフェ『Moooo café NAKASHIBETSU(モーカフェ なかしべつ)』がオープンしました。これは町が出資したわけではなく、農家さんが中心となって商品開発を行い、カフェのシェフや不動産屋さんなど民間が主導で作り上げた民営施設なんです。今後はこういった場所で提供される中標津の原材料を使ったメニューも、返礼品として展開していきたいと考えています。

【店舗詳細】
Moooo café NAKASHIBETSU(モーカフェ なかしべつ)
住所:神奈川県横浜市中区山下町74-6 ロクマルビル 1階
公式サイト:https://moooo-cafe-nakashibetsu.studio.site

画像:中標津町

また、神奈川県川崎市の『かわさき市民祭り』に毎年参加しており、中標津町のブースはスタート前から大行列ができるほど人気です。以前、普段は牛乳を飲まないという男の子が試飲して「美味しい、また買いたい!」とお母さんと一緒に列に戻ってきてくれた嬉しいエピソードもありました。そういったファーストコンタクトの場でも、現地決済型の仕組みを活用し、中標津の魅力を直接伝えていきたいです。

中標津町が目指す関係人口創出と未来のカタチ

画像:中標津町

この納税をきっかけに中標津町のファンになった方々に対し、今後の地域活性化に向けた長期的な展望をお聞かせください

中標津町を訪れた方の共感や感動を応援につなげ、リピーターになっていただくことを期待しています。中標津町の持つ地理的・経済的な拠点性を将来に向けてさらに高めるため、今後は“道の駅的機能”を備えた施設の検討なども進める予定です。

そして何より、中標津町だけが盛り上がるのではなく、根室管内をはじめとした近隣の市町とも連携していくことが重要だと考えています。地域全体が盛り上がることで、訪れる方の“コト”の消費を通じた関係人口創出を推進し、長期的な地域経済の活性化につなげていきたいと思っています。

北海道Likers編集部のひとこと

中標津町には、絶品グルメや、広大な自然のなかで味わうソフトクリームなど、現地を訪れてこそ満喫できる魅力が溢れています。

「美味しかった」「楽しかった」という感動をそのまま町へのエールに変えられる『ふるさと応援納税』。ぜひ一度中標津町へ足を運び、あなただけの特別な体験を見つけてみてはいかがでしょうか。

文・取材/北海道Likers編集部 取材協力/中標津町
※最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。