
北海道の廃棄ホタテがチョークに!「お米と貝殻」で作る地球にやさしい文房具
6月は、環境保全について考え行動する『環境月間』です。
私たちが子どもの頃から学校で当たり前のように使ってきたチョーク。実は現在、日本国内で使われているダストレスチョークの約70%シェアを誇るトップメーカーが、北海道のある深刻な環境課題を解決しながら製品づくりを行っているのをご存知でしょうか?
1937年の創業以来、“人にやさしく、地球にやさしい”ものづくりを追求してきた『日本理化学工業株式会社』。同社が提案する、北海道産ホタテの貝殻を再利用したチョーク『SEA SHELL CHALK』と、お米のワックスから生まれた画材『キットパス(kitpas)』をご紹介します。
単なる文房具の枠を超えた、社会課題を解決するサステナブルなストーリーに迫ります。
年間20万トンの廃棄を救う!北海道のホタテ貝殻から生まれたチョーク

美しい自然と豊かな海産物を誇る北海道ですが、水産加工の過程で年間約20万トンも発生するホタテ貝殻の廃棄処理は、地域における長年の深刻な社会課題となっていました。
そこで『日本理化学工業株式会社』は2005年、『北海道立総合研究機構』とともにホタテ貝殻の有効活用に向けた研究・開発をスタート。貝殻を微粉末化し、チョークの主原料として再利用する画期的なリサイクル技術を確立しました。
ホタテの貝殻を配合したチョークは、資源の循環に貢献するだけでなく、書き味がなめらか、折れにくい、消去性が高く黒板をきれいに保てるといった品質面のメリットも大きく向上し、教育現場やオフィスで広く選ばれる製品へと進化しました。
さらに2025年からは、チョーク本体だけでなく、6本入りのパッケージケースにもホタテ貝殻等を含む非プラスチック素材(バイオマス素材)を51%配合し、デザインも一新して徹底的なエコ仕様を実現しています。
用途に合わせて進化!角を使って細い線が描ける“スクエア型”も登場

今回サステナブル文具として提案されている『SEA SHELL CHALK(シーシェルチョーク)6本入』には、使う人のニーズに合わせた細やかな工夫(専門性)が凝らされています。

定番の『白6本入』や、色覚特性のある方でも色が識別しやすい『色覚対応(eye)チョーク』の展開に加え、形状も以下の3種類が用意されています。
通常サイズ(定番の丸型)
スリム型(細身で持ちやすい)
スクエア型(新開発!角を使って細い線も書ける四角形)
特に新開発のスクエア型は、「チョークで細かい文字や図形を描きたい」というニーズに見事に応える形状で、黒板アートなどでも活躍しそうです。
お米のワックスで子どもにも安心・安全!魔法の画材「キットパス」

ホタテ貝殻のチョークと並んで注目を集めているのが、窓ガラスや鏡などの平滑面に鮮やかに描けて、水拭きでサッと簡単に消せる魔法のような画材『キットパス(kitpas)』です。
実はこちらの製品も、主成分が従来の石油系パラフィンから、本来捨てられてしまう米ぬかから抽出した『ライスワックス(お米のワックス)』へとリニューアルされています。万が一、小さなお子様が口に入れてしまっても安心・安全な品質を実現しながら、環境負荷も低減するという素晴らしいアップデートです。
この高い品質とデザイン性が評価され、『kitpas by ARTIST ecru』は『日本文具大賞2024』にて見事グランプリを受賞! さらに国際的な『iFデザインアワード』も受賞するなど、世界基準の画材として高く評価されています。
“日本でいちばん大切にしたい会社”が描く、共生社会の未来

これらの素晴らしいサステナブル製品を生み出している『日本理化学工業株式会社』は、文房具メーカーとしての実績だけでなく、その卓越した企業姿勢でも広く知られています。
神奈川県川崎市と北海道美唄市(生産・収穫エリア)に拠点を置く同社は、全社員の約7割を知的障がい者が占めており、製造ラインの主力として大活躍しています。その取り組みは高く評価され、書籍やテレビ番組などで“日本でいちばん大切にしたい会社”として度々紹介されてきました。
「単なる筆記具ではなく、社会課題の解決と、描く楽しさ(体験価値)を両立させたストーリーのある文具です」と語る同社。障がいのある人もない人も共に働き、地球の資源を大切に循環させる。彼らが作るチョークやキットパスには、まさにそんな“やさしい未来”が詰まっています。
詳細情報
SEA SHELL CHALK(シーシェルチョーク)6本入
材質:炭酸カルシウム(ホタテ貝殻粉末含む)、パッケージ(ホタテ貝殻等バイオマス素材51%配合)
価格:220円(税抜)〜
キットパス(kitpas)シリーズ
材質:ライスワックス(お米のワックス)、顔料
価格:キットパスミディアム6色 600円(税抜)〜
北海道Likers編集部のひとこと
北海道のホタテ貝殻から生まれたチョークと、お米のワックスでできたキットパス。
ただ「エコだから」という理由だけでなく、書きやすさや安全性、そしてデザイン性まで極められたプロフェッショナルな文房具の進化に驚かされました。
環境月間であるこの6月、ご家庭やオフィスで使う文房具を、こうした“ストーリーのあるサステナブル製品”に少しだけ変えてみませんか?
文/北海道Likers 画像・参考/日本理化学工業株式会社
※この記事はリリース時点の情報です。最新の情報は各店舗・施設にお問い合わせください。










