
“私の北海道”をこの町で。全国から若者が集まる湧別高校の学生寮「湧別町宿泊交流施設 Yura Yubetsu」始動。
オホーツクの風が吹く湧別町で今、一つの“変化”が起きています。
少子化の荒波に抗い、6年ぶりに2クラス編成を復活させた『湧別高校』。その立役者となったのは、一人の卒業生の情熱が生んだ宿泊交流施設『Yura Yubetsu』でした。
今回は、この場所に集まる“個”の物語と、“町の未来”を探ります。
卒業生の恩返しが、町の課題を解決へ
サロマ湖が位置する北海道湧別町にある『湧別高校』。これまで2クラス編成の募集ながらも、少子化や進学先の選択肢の広がりの影響で定員割れにより1クラス編成だった『湧別高校』でしたが、6年ぶりに2クラス編成となりました。

この要因のひとつが宿泊交流施設『Yura Yubetsu』です。
令和5年度、『湧別高校』は『地域みらい留学』に参画し、全国からの生徒募集を開始。しかし、その取り組みを進める中で、地域外からの生徒を受け入れる環境整備が課題となっていました。

そのような状況を知った『湧別高校』の卒業生で『長谷川トラストグループ』会長である長谷川芳博氏からの約2億円の出資により『Yura Yubetsu』は整備され、完成後町へ寄贈されました。
『Yura Yubetsu』の名称は、長谷川氏のご息女の名前・優良(ゆら)さんからつけられたそう。単なる寄付ではなく故郷への深い愛着が感じられます。
“満室”が証明する、湧別町の新しい価値

『Yura Yubetsu』は、2階に個室フロアを備えた学生寮、1階には食堂やラウンジなどの交流スペースに加え、滞在機能も備えた宿泊交流施設です。寮生の生活を支えるだけでなく、地域との交流や関係人口の創出にもつながる拠点として整備されました。

施設内の内装デザインと造作家具のデザインコーディネートは『無印良品』が手掛けています。限られたスペースが有効に活用できるようにデザインされているだけでなく、『無印良品』ならではの温かみのある空間が広がっています。

こうした取り組みにより、湧別高校は、全国の『地域みらい留学』検討者から注目され、その結果、すべての居室が施設運営初年度から埋まるほど、全国から生徒が集まり、湧別高校への入学者数の増加に貢献しました。
これからの「Yura Yubetsu」と湧別の未来

2026年4月3日に入寮が開始され、現在は生徒たちが主体となり、日々の生活やコミュニティづくりを進めています。

全国から集まった若者たちの新しい生活。新たな環境の中で、若者たちが地域の人々と混ざり合い、自ら考え行動する力を育む場としても機能しています。
詳細情報
湧別町宿泊交流施設 Yura Yubetsu
住所:北海道紋別郡湧別町中湧別中町472番地の1
北海道Likers編集部のひとこと
『Yura Yubetsu』は、ただの建物ではありません。それは、湧別町を愛する“個”の想いが結実し、次世代へとバトンを繋ぐ“希望の拠点”です。
これからこの場所で、どんな“私の北海道”が生まれていくのか。北海道Likersはこれからも、この温かな変化に注目していきます。









