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【新店】産地と品質にこだわったコーヒーが絶品!ゆったりとした時間が流れるコーヒースタンド
寒い日が続き、温かいコーヒーがより一層おいしく感じられる季節ですね。雪の多い地域にお住まいの方は、連日の雪かきでお疲れなのではないでしょうか。
そんな雪かきで疲れたときに、ほっと一息つきたくなるようなコーヒースタンドが帯広にオープンしたので、早速取材にうかがいました。
2023年12月オープンの「熊乃珈琲」(帯広市)
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出典: 北海道Likers
2023年12月25日、弥生通り沿いにオープンした「熊乃珈琲」。
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出典: 北海道Likers
帯広駅方面から車で行く場合は、弥生トンネルのすぐ手前の道を左折してください(筆者は間違えて通り過ぎました)。すぐに右折して坂を上がると、お店はすぐそこ。駐車場は4台分(内1台は軽自動車専用)です。満車になってしまうこともありますが、路上駐車は絶対におやめください。
バスで行く場合は「西12条28丁目」のバス停が最寄り。お店まで徒歩で4分ほどです。
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出典: 北海道Likers
店内はベンチシートが5席。
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出典: 北海道Likers
二人がけのテーブル席が2卓。
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出典: 北海道Likers
こちらは自家焙煎に使われている焙煎機です。大きな窓から明るい光が入り、とてもおしゃれな雰囲気が漂います。
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出典: 北海道Likers
コーヒーメニューはたくさんあって迷ってしまいますが、好みや気分を伝えればおすすめを選んでくれます。
苦いのが苦手な方は、牛乳たっぷりのラテもありますよ。カフェインがNGの方はカフェインレスもあります。ちなみに“ブレンド”はありません。
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出典: 北海道Likers
取材にうかがった日はパナマ産の豆を中煎りでいただきました。1杯ずつハンドドリップで淹れているので少し時間がかかりますが、コーヒーの香りを感じながら待つのも楽しいひとときです。
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出典: 北海道Likers
筆者の好みに合わせてくれたコーヒーは、苦み控えめでフルーティーな風味を楽しめました。カップもコーヒーの色を楽しめてかつ冷めにくい、こだわりの1杯です。
コーヒーにあうスイーツも充実
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出典: 北海道Likers
お店で淹れてくれるコーヒーやコーヒーゼリー、プリンなどはすべてテイクアウト可能。コーヒーゼリーは2層になっていて、ゼリーの下はパンナコッタです。ゼリーに使うコーヒーの種類は、時々替えているそう。
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出典: 北海道Likers
パウンドケーキは5~6種類のなかから、3種類が日替わりで並びます。もちろんこちらもテイクアウトOKです。
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出典: 北海道Likers
『珈琲プリン』は、一晩かけて生乳100%の牛乳だけでコーヒーを抽出した“ミルクドブリュー”を贅沢に味わえます。コーヒー店でしかできない、手間のかかった固めのプリン。カラメル少なめで甘さ控えめなので、甘いのが苦手な方にもおすすめです。
コーヒーゼリーと同じく、コーヒーの種類は時々替えているのだとか。卵は十勝清水の養鶏場から直接仕入れた、新鮮な卵を使用しています。
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出典: 北海道Likers
『苺とクリームチーズのケーキ』は、コンフィチュールした苺の甘酸っぱさと、クリームチーズのまろやかさを十分に感じられます。苺が甘すぎず酸っぱすぎず絶妙なバランスで、クリームチーズのコクと相性抜群。
卵はプリンと同じく十勝清水産を使用しています。
すべてのスイーツは、コーヒーとの相性を考えて作られています。
自家焙煎のコーヒー豆も販売
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出典: 北海道Likers
お店では自家焙煎したコーヒー豆の販売もしています。豆は産地がはっきりしている品質の良いものにこだわり、約10カ国のものを仕入れているのだそう。
ドリップバッグも1個300円から販売されていて、家にコーヒーメーカーがなくても手軽に本格的なコーヒーを楽しめますよ。
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出典: 北海道Likers
ギフトボックスもあり、お土産やちょっとした贈り物にもぴったり。
「一息ついてのんびりしたいときに、思い出してもらえるような店に」
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出典: 北海道Likers
店主の福士さんにお話を聞きました。
店名の「熊乃珈琲」は奥様の旧姓が由来なのだそう。かわいらしい熊のイラストは、依頼をしてデザインしてもらったもの。『パナマ』をはじめコーヒー豆のカードはご自身たちでデザインしています。
福士さんは札幌市のご出身で、大学まで札幌で過ごしました。食品関係の会社に就職してからは札幌、旭川、帯広と渡り歩き、一番気に入った帯広にお店を出すことにしたのだそう。「十勝は気候がいいのと、人柄がのんびりしているので気に入っています。妻の出身地も十勝の幕別(まくべつ)なんですよ」と話します。
元々コーヒーが好きで、大阪や京都などでもカフェ巡りをしていた福士さん。出店前は旭川にある「吉田珈琲館」さんからアドバイスをいただきました。スイーツは栄養士免許を持った奥様と二人で作っています。
「一息ついてのんびりしたいときに、思い出してもらえるような店にしていきたいですね。コーヒーやスイーツはテイクアウトできるので、おうちでもゆっくり楽しんでいただければ」と福士さん。コーヒーは少し冷めると、より香りがたっておいしいのだそう。
お客様は地元の方が中心で、一人で来る方や散歩のついでに立ち寄る方も多いのだそう。開店前から取材させていただいたのですが、開店と同時に待ちかねたようにお客さんが来店していました。
みなさんもぜひ「熊乃珈琲」を訪れてみてください。おしゃれな空間でおいしいコーヒーとスイーツを味わうと、疲れを忘れてくつろげますよ。
新メニューなど最新情報はInstagramで発信しているので、気になる方はチェックしてみてくださいね。お店への行き方も詳しく解説されています。
<店舗情報>
■熊乃珈琲
■住所:北海道帯広市西13条南29丁目4-12
■営業時間:11~18時(L.O.17時30分)
■定休日:木曜
■Instagram:@kumano_coffee_tokachi