北海道物産展では買えない?地元の会社員が教える「知られざる特産品」とは
『北海道Likers』がお届けする新ラジオ番組『北海道Likers Voice〜北海道をもっと好きになるラジオ〜』。
「北海道でいちばん聴かれているラジオ局」として支持される『株式会社STVラジオ』と連携し、毎週土曜22:15〜22:30に放送。北海道を盛り上げている人や次のトレンドを創る人(=ライカーズ)をゲストに迎え、あふれる北海道愛を声(=Voice)で伝えます。
今回は2024年1月27日の放送回をご紹介します!
メインパーソナリティー
田村みなみさん(以下、田村さん):『株式会社STVラジオ』
柳澤美空(以下、柳澤):『北海道Likers』プロデューサー今回のゲスト
馬渡竜弥(以下、馬渡)さん・吉田匡克(以下、吉田)さん:「北海道電力株式会社」が運営するECサイト『きらめくストア』担当
「きらめくストア」の役割とは?
今回は、前回に引き続き、「北海道電力株式会社(以下、北海道電力)」の馬渡竜弥さんと吉田匡克さんをゲストに招き、『きらめくストア』への想いを語っていただきました。
柳澤:「北海道電力」と言えば古くから北海道に根ざした企業ですが、「北海道電力」から見て北海道の食や産品の魅力は何でしょうか?
馬渡さん:私たちは全道に事業所があり、いろいろな土地で勤務経験がありますが、どこに行っても魅力的な特産品もあれば、自然などの観光資源もある。そこが北海道の魅力だと思います。
また、それぞれの特産品が画一的ではなく、歴史を持っている都市や自然が素晴らしい都市、水産品が有名な都市、乳製品が美味しい都市など、その土地によって違う魅力がありますね。
柳澤:各エリアで違った特色がありますよね。吉田さんはいかがでしょうか?
吉田さん:北海道はどこに行っても美味しいものがたくさんあると思いますが、まだまだ知らないものがたくさんあります。それらを見つける・知ってもらうきっかけを作ることはとても大事だと思っています。
以前、馬渡さんと取材で浜中町へ行きました。美しい海の近くでタコやホッケの漁をする事業者が、自分たちの獲ったものを販売していて、もちろんそのままでも美味しいのですが、いかに付加価値をつけて知ってもらうか・美味しいものにしていくか……ということで、一部を『タコザンギ』や『ツブザンギ』にして、自分たちで味付けをして、揚げるだけでOKにしたものを用意してもらいました。
柳澤:ツブザンギ……?
吉田さん:あまり食べないですよね?
田村さん・柳澤:食べたことがないですね。
吉田さん:居酒屋に行っても珍しいと思います。そういったものを実際に作っているけれど、なかなか知ってもらう機会がない。「自分たちは普段漁をしているから、札幌にもなかなか行けない」ということで、本当に良いものを作っているけれど、知ってもらう機会が少ないというのはよく感じますね。
田村さん:馬渡さんも吉田さんも北海道出身ということで、『きらめくストア』を新しく始めて北海道の魅力に出会っているという感じですか?
馬渡さん:そうですね、再発見することはあると思います。道の駅がとても好きで、いろいろと廻り、北海道の特産品は結構知っていると思っていたのですが、まだまだ知らないなと。知られていないものを発信してお客様に届けることは、我々の使命の一つだと思っています。
柳澤:魅力的な食や商品を見つけても、それを『きらめくストア』で販売するとなると、課題もあるのでしょうか?
馬渡さん:昨年8月に始めたばかりで、そもそも「北海道電力」が道産品を売っていることがあまり知られていないので、もっと知ってもらわないといけないと思います。
北海道には知られていない魅力がたくさんあり、それを発信できていないことは北海道全体の課題だと思うので、そこをなんとか解消していかなければと思っています。
田村さん:『きらめくストア』で販売されているものは、私のように北海道で生まれ育ち住んでいる人にとっても魅力的なものが多いと感じますが、道外の方からの反応はいかがでしょうか?
吉田さん:『きらめくストア』は、主に「北海道電力」が運営している『エネモール』というサイトで商品紹介をした流れで閲覧されており、道外の方に知られる機会がまだまだ少ない状況です。ただ、「最近まで本州に住んでいて、『きらめくストア』がきっかけで商品を知りました」とか、「とても美味しそうなものがたくさんありますね」といった感想をお寄せいただいており、ポテンシャルはとてもあるのだろうなと思います。
実際に、私も昨年、東京・代々木の北海道フェアに行ったのですが、たいへんな人だかりで、いつもびっくりするぐらいに混んでいるという話でした。我々もそんな機会のなかでPRできればと思っていますし、可能性・ポテンシャルは非常にあると思います。
柳澤:デパートでも、北海道物産展は毎回人が集まり、話題になります。北海道の食や産品に対する注目度や期待がかなり大きいことは、首都圏にいても感じますね。
田村さん:『きらめくストア』の今後のターゲットはいかがでしょうか?
馬渡さん:北海道の良いものを集めつつ、ありきたりな北海道の物産を集めるだけではなく、物産展にも売られていないものを取り扱っていければと思います。こだわりを持って良いものを作っている事業者がたくさんいて、そういった事業者同士を掛け合わせるようなものを作り、それに共感いただける方に『きらめくストア』をご支持いただきたいなと思います。
柳澤:北海道を知る方が「本当におすすめしたい」と言う商品だからこそ、「食べてみたい」と言う方々がいらっしゃると思うので、本当にこれからも楽しみです。
馬渡さん・吉田さん:ありがとうございます。
田村さん:最後に、これから『きらめくストア』として取り組んでいきたいこと・意気込みなどをお二人から一言ずつお願いできますか?
吉田さん:今コラムを書いていますが、「お客様に良いもの知ってもらいたい」という気持ちが強いので、コラム自体も読んでいて本当に面白い、毎週楽しみにしていただけるようなものにしていきたいです。それに加え、事業者にも「『きらめくストア』で売って良かった」と言ってもらえるように、我々の“知ってもらう力”を高めていき、北海道の魅力をより打ち出していけたらと思います。
馬渡さん:取材するなかで、事業者は目に見えないところにもこだわりがあり、「こんなところにも力を入れているんだ」「こういうところがまだお客様に届いていない」と感じる部分があります。コラムを執筆するなかで、そういった魅力を発信していかなければいけないと思うので、そこは頑張りたいです。また、事業者同士を繋ぎ合わせて発信し、それこそ首都圏の方にも受け入れられるような素敵なものを『きらめくストア』を通じて提供していきたいと思います。
田村さん:これからの『きらめくストア』も楽しみにしています。ありがとうございました!
馬渡さん・吉田さん:ありがとうございました!
ゲストからコメント!馬渡竜弥さん・吉田匡克さんより
Q. あなたの北海道“LIKE”は?
A. 北海道民として誇れるものがたくさんあることです。魅力的な温泉地やパウダースノーが楽しめるスキー場、美しいダイビングスポットもあります。そして何より圧倒的な“食”の美味しさが大好きです!(馬渡)
“四季”をしっかりと感じられるところです! 春はお花見でジンギスカンを楽しんだり、夏は海水浴はもちろんビアガーデンも楽しめます! 秋は紅葉にオータムフェスト。冬は北海道らしい美しい雪景色イルミネーションを楽しんだり……って、何かと大通公園をイメージしながら考えてしまいましたが、季節によってその表情を変えるところが大好きです。(吉田)
Q. ラジオに出てみての感想や伝えたいメッセージがあればお願いいたします!
A. 北海道が大好きな4人で北海道を盛り上げるお話ができ、とても楽しかったです。これからも『きらめくストア』を通じて、北海道の素敵な事業者さまと商品の魅力をお伝えしていけるよう頑張ります。(馬渡)
“北海道が好き”という共通言語があるから、こんなにも話が盛り上がるんだなと思いました! それほど北海道が魅力的なのだとしみじみ感じました。これからも、そんな北海道の魅力をどんどん発掘して、発信し北海道を盛り上げてきたいと改めて思いました!(吉田)
『北海道Likers Voice〜北海道をもっと好きになるラジオ〜』は、『STVラジオPodcast』でも聴くことができます。次回分の公開もお楽しみに!
【画像】株式会社STVラジオ、北海道電力株式会社