世界3か国で勉強した23歳オーナーがオープン!「ほっと一息つく時間を届けたい」話題の新店
2023年8月1日に千歳市にオープンした新店「温(おん)」。昼間はカフェとして、夜はバーとして営業する、「空間とおもてなし」をテーマとしたアットホームなお店です。
現在23歳の若き店主・田中さんが生み出す料理、そしてこだわりの空間を取材しました。
アットホームな空間に包まれた「温」
「温」という店名は「お客様に温かくなっていただきたい」という想いから付けられており、その名の通り、お店は温かい雰囲気で包まれています。
「アットホーム感を出したいと思っています。この辺りは飲み屋が少ないので、イベントなどを通じて近隣住民が集まれる場所をつくりたいです」と話す店主の田中さん。
10月にはハロウィンパーティーを開催する予定で、ほかにも積極的にイベントを行っていくといいます。
老若男女問わずお店に来てほしいとの想いから、ソファのサイズ感など、店内の細部にもこだわっていますよ。
お店の場所は、以前「ビストロヤシーラカンス」という飲食店があった場所。「ビストロヤシーラカンス」は、利尻島から千歳市に移転したファンも多い人気のお店でしたが、惜しまれながらも閉店。田中さんは「ビストロヤシーラカンス」の店主の想いと雰囲気を残していきたいという想いから、店内は一部リノベーションをせずに、以前の店内をあえてそのまま引き継いでいます。
世界3カ国で料理を勉強
イタリア、スペイン、クロアチアの3つの国で料理の勉強をしてきた田中さん。料理はすべて1人で丁寧に調理しています。
「以前、ワインを仕入れて卸す仕事をしており、ワインの資格を所持しています。ワインを最大限楽しむために、ペアリング、ワインに合う料理を勉強したいと思い、料理の勉強を開始しました」
世界で料理を学んだのち、地元である北海道に帰り、22歳の若さでお店をオープン。
「自分の生まれた土地でいろいろな方と温かい交流を深める、そして全国の人と一緒に北海道で心も温かくなる、そんなお店を作りたいと思っています」と語ります。
店主のおすすめメニュー
人気のランチメニュー『ローストビーフ丼』。タレではなく、トリュフ塩を仕上げにかけています。ほどよい塩味で、柔らかいローストビーフ自体のおいしさを堪能できますよ。
そしてお米を食べてみると、味がついています! お米に醤油とシソが混ぜ込まれているのです。このお米の味付けがローストビーフとよく合っていて、箸がどんどん進みます。
こちらは『舞茸のレモンクリームパスタ』。
レモンの爽やかな風味、ほのかな酸味がアクセントになっています。濃厚なソースが麺によく絡む一品です。
昼間はおしゃれな“カフェ”として、そして18時からはお酒とアテが楽しめる“サカノアテ”としての二刀流営業。今回紹介したメニューは、お昼のカフェタイム限定ですが、夜になるとコース料理から一品料理まで、お酒に合う料理を楽しむことができます。
ワインにはかなり力を入れており、世界各国のお酒を飲めるのも魅力です。店主自ら食べ比べをして厳選したチーズや燻製料理など、アテと一緒に楽しんでみてくださいね。
昼飲みもでき、ペットも同伴可能な、千歳に誕生したアットホームなお店「温」。空間とおもてなし料理で心が温まりますよ。
<店舗情報>
■温(おん)
■住所:北海道千歳市みどり台北4-2-7
■電話番号:0123-29-5960
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