【初心者必読】ばんえい競馬常連ライターが解説!「観戦場所別のレースの魅力」
観光スポットとしても知られる帯広競馬場。「せっかく帯広に来たからには、ばんえい競馬を楽しみたい!」と思う人も多いのではないでしょうか。しかし、実際に競馬場を訪れると、どこで見ればよいのか迷ってしまうこともあると思います。
そこで今回は、ばんえい競馬に魅せられて関東から帯広へ移住し、今ではすっかりばんえい競馬の常連客である筆者が、観戦スポットごとの魅力をご紹介します。
間近で迫力を楽しみたいなら「エキサイティングゾーン」
サラブレッドの競馬ではありえない、“レース中の馬と一緒に歩いて応援できる”のが『エキサイティングゾーン』です。『エキサイティングゾーン』では、場所ごとに全く違ったレースの魅力を楽しむことができます。
重量感と疾走感が癖になる!「スタート地点~第一障害付近」
レースのなかで最もスピーディなのが、スタート直後から第一障害と呼ばれる山を降りるまで。重いそりを曳きながら豪快に走る馬たちの疾走感と力強さが感じられ、インパクト大です!
見た目はもちろん、重いそりと砂の摩擦音、馬具の鈴のような音、馬たちの足音など、音にまで力強さがこもっています。ばんえい競馬のルールをよく知らなくても、そのダイナミックさに引き込まれるでしょう。
高さ1mの第一障害を越えるばん馬たち。砂煙が立ち込めるなか、颯爽と走っていきます。
ドキドキの駆け引きが始まる!「第二障害前」
第二障害は1.6mと高く、ただ走るだけでは登り切れません。そこで騎手は馬の様子を見つつ、息を整えてから坂を一気に駆け上がります。
そんな大事な駆け引きの瞬間を楽しめるのが第二障害前。障害を前にして馬が止まる瞬間や、一気に駆け上がる瞬間は、見ているこちらにまで緊張が走ります。
行くか、止まるか。第二障害を駆け上がるときの馬の頑張りと力強さには、圧倒されます!
勝負の決着をこの目に!「第二障害後~ゴール地点」
ばんえい競馬の勝負は、第二障害を降りた後もまだまだ続きます。残った体力で走る最後の直線、ここで順位が大きく変わることもしばしば。応援している馬が前に進めるよう、つい声をかけてしまうこと間違いなしです!
ほかの競馬とは異なり、ばんえい競馬はそりの末端まで入りきらないとゴールにはならず、最後の最後まで気が抜けません。手に汗を握りながら見守ります。
落ち着いて応援したいときは…
『エキサイティングゾーン』でずっと立って応援していると疲れてしまうことも。「でも、ばんえい競馬をもう少し見たい!」「落ち着いて応援したい」というときには、スタンドに向かいましょう。
屋根とベンチがあり、座りながら見られるのがポイント。レースの一部始終を俯瞰して見られるので、応援する馬が複数頭いる方にもおすすめです。
遠くからでもその力強さは伝わってくるのでご安心を!
そのほか、室内でゆったりと観戦できる『プレミアムラウンジ』*もあります。専用の発払機やモニター、空調などが完備されており、コースに面したカウンター席やソファ席で、贅沢なひと時を過ごせるでしょう。
コースや帯広の街並みを一望できるオープンテラスに出て観戦することもできますよ。
ばんえい競馬にはいろいろな観戦スポットがあり、場所によって魅力はさまざま。どこで見たらいいか迷った際は、ぜひこの記事を参考にしていただけると嬉しいです。何度も見に行ける方は、自分のお気に入りの観戦スポットを見つけてみてくださいね!
*プレミアムラウンジ・・・1席500円。完全予約制指定席
<施設情報>
■帯広競馬場(ばんえい十勝)
■住所:北海道帯広市西13条南9丁目
■電話番号: 0155-34-0825
■開催日:土曜・日曜・月曜(年末年始等、変則日程もあります)※レース開催時間などは公式ホームページをご確認ください
■公式ホームページ:https://banei-keiba.or.jp/
【画像】ばんえい十勝
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