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ラズベリー味のザンギ!? 斬新なメニューが地元民に親しまれる「帯広の原宿」とは

みなさん、アジアングルメはお好きでしょうか? スパイスを使った定番料理から流行りのスイーツまで、日本でも広く親しまれていますよね。

今回は帯広にいながら、本格的なアジアングルメや道産食材を使用した斬新なメニューが食べられるテイクアウト専門店「MOGMOG&(モグモグアンド)」へ取材に伺いました。

キャッチフレーズは「帯広の原宿」!? MOGMOG&

「MOGMOG&」は帯広駅から車で約10分、「コープさっぽろベルデ店」のすぐ目の前にあります。バスで行く場合は「西16条5丁目」のバス停が最寄りです。

「お店をオープンしたのは2019年。2023年2月で4周年を迎えました。東京や大阪で流行っているグルメが帯広に入ってくるまでには、2~3年ぐらいかかるのが普通でした。“都会で流行っている最新グルメを、帯広でいち早く食べられるようにしたい”というのがオープンのきっかけです」とマネージャーの岸田ともえさんは話します。

岸田さん自ら東京・新大久保のコリアタウンに何度も通って味を確かめ、『チーズハットク』などの韓国グルメを帯広に持ち帰ったのだそう。「MOGMOG&」では北海道産の「穂のちから」(強力粉)、「スーパーゆきんこ」(薄力粉)に米粉を自店でブレンドし使用。素材もできるだけ北海道産にこだわっています。

「美味しいだけじゃなく、楽しみながら喜んでもらえるものを提供したい。小さな子どもからご高齢の方まで、安心して食べられることを考えています」

地域の方からは「帯広で最新の韓国グルメを食べられる!」と大変喜ばれ、お店に来た女子高生からは「帯広の原宿」と言ってもらえたそう。その言葉をお店のキャッチフレーズにしました。コンセプトは、“小さな子ども一人でも、安心して買い物に来られる店”です。

種類豊富なお惣菜やスイーツも

「MOGMOG&」では、ザンギやお惣菜、サンドイッチや揚げ菓子など、さまざまなテイクアウトグルメを販売しています。

ザンギは『第13回からあげグランプリ東日本味バラエティ部門』で金賞を受賞した本格派。

ザンギは21種類のフレーバーから好きなものを選べます。

『エビマヨ』や『エビチリ』も人気で、これらを買いに通うお客さんもいるのだとか。韓国の缶ドリンクも販売されています。

リング型の『BONBONフリッツ』は、北海道産の小麦粉「きたほなみ」100%、帯広畜産大学の「畜大牛乳」、中札内産「中札内たまご」を原料にしたパンとドーナツのいいとこどりをしたような新しい揚げ菓子です。

間に挟むあんの種類は26種類! 「お客さんが驚いてくれるのを見ていて嬉しいです」と岸田さん。

豊富なメニューでお客さんを楽しませてくれる「MOGMOG&」さん。「帯広市立緑丘小学校」の子どもたちにアイデアを出してもらい、相談しながら一緒に『BONBONフリッツ』の商品開発をしたこともあるそう。

ドリンクメニューは100種類以上もあります!

食べてびっくりの味とボリューム

筆者も『BONBONフリッツ』をいただいてみました。中のあんは、さんざん迷った末に「トマト」と「紀州梅」をチョイス。白いんげん豆を使った白あんがベースで、トマトと梅の風味をしっかり感じます。あん単品かバターもしくはホイップクリームを選んで、一緒に挟んでもらえます(写真は梅あん+ホイップクリーム)。

こちらのサンドイッチは、焼いもを半分使った、スイートポテトをイメージしたボリュームたっぷりの一品。カスタードクリームもサンドされていて、筆者はこれ1個でお腹いっぱいになってしまいました。

こちらは人気のザンギにラズベリーをトッピングした一品。「ザンギにラズベリー!?」と思うかもしれませんが、ザンギの脂っこさがラズベリーのさっぱり感でうまく中和されています。知人の十勝のベリー農家さんのラズベリーを自店でパウダーにしたものを使用しています。

規格外の野菜を救うために考えられた商品も

「MOGMOG&」では、地元農家とコラボした商品も販売しています。火を通したかぼちゃをカットして真空パックした商品や、ペースト状にしてそのまま料理や離乳食に使えるものまで多種多様。農家さんの「愛情をかけて作った野菜をもっと知ってもらうために、野菜の商品を作りたい」という熱い想いに応えるべく考えられた商品です。長期保存ができ、封を開けてそのまま食べられるので非常食にもおすすめ。「とかちむら」や「帯広空港」、オンラインなどで販売中です。

「ここに来ればおやつやドリンクに食事、デザートまですべてが揃うお店にしたいんです。メニューが多いので1つ1つの味が専門店には及びませんが、それでもたくさんのメニューから悩んで選んで、驚きながら楽しみながら食べていただければと思います。もちろん美味しいものを作るという気持ちは溢れすぎるくらい持っているので、これからも食を楽しんでいただける仕掛けをたくさん作っていきたいと思います」と語る岸田さん。

原材料が値上がりしても、なるべく安く買えるところを探して交渉し、商品価格は上げないように努力しています。「子どもたちがお小遣いで買えるように」という想いからなんだそう。

 

「MOGMOG&」を訪れるお客さんは、小さなお子さんからご高齢の方まで、年齢も性別もさまざま。取材中は男性が一人で買いに来られていました。SNSを見て来るお客さんも多く、遠くは韓国や台湾からも。「本場と同じ韓国グルメを日本で食べられて嬉しい」と喜ばれています。

みなさんもぜひ「MOGMOG&」を訪れて、“迷う楽しさ”を味わってみてはいかがでしょうか? Instagramでも情報を発信しているので、気になる方はチェックしてみてください。

<店舗情報>
■MOGMOG&(モグモグアンド)
■住所:北海道帯広市西16条南4丁目33-10
■電話番号:0155-67-6072
⇒営業時間など詳細はこちら

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