地元民に愛されて100年以上の名店も!小樽で外せない「老舗ランチ」5選
道内でも人気の高い観光地のひとつ、小樽。小樽運河やレトロな街並みなど見どころがたくさんありますが、グルメも忘れてはいけません!
そこで今回は、一度は味わってほしい“小樽の老舗ランチ”5選をご紹介します。
目次
1:並んでいるお客さんが目印!? ボリューム満点でユニークなメニューが並ぶ「中華食堂 龍鳳」 / 小樽市稲穂
昭和52年創業の「中華食堂 龍鳳」は小樽のソウルフード“あんかけ焼そば”をPRする団体「あんかけ焼きそば親衛隊」の協力店。本来のあんかけ焼きそばの味を大切にしながらも、洋食を取り入れた斬新なメニューが多くあります。
「中華食堂 龍鳳」は小樽駅から歩いて約10分、「梁川(やながわ)商店街」の中にありますよ。お店の前には常に行列がずらり! 飛びぬけたボリュームとユニークなオリジナルメニューを目当てに地元民のみならず遠方から多くのお客さんが訪れます。
「中華食堂 龍鳳」のあんかけ焼そばの特徴は、“超大盛”であること。普通サイズでも麺が2玉分入っているんですよ! 小食の方やお子様には麺が1玉分入っているハーフサイズがおすすめ。普通サイズの価格から100円引きで味わうことができます。
驚くのは、あんかけ焼きそばのボリュームだけではありません。なんとあんかけ焼きそばの味が23種類もあるんです! 『江頭第10使徒焼きそば』『幸せの黄色いあんかけ焼きそば』『ピンクフロイド焼きそば』など気になるメニューが勢ぞろい。店主の太田さんは洋食の修業をしてきたので、中華に洋食を取り入れたメニューがたくさんあるのだそう。
ボリュームとユニークな味を求める方は、「中華食堂 龍鳳」へ向かってみてはいかがでしょうか? 麺が売切れ次第終了なので、訪れる際はお早目に。
【もっと詳しく】<店舗情報>
■店舗名:中華食堂 龍鳳
■住所:北海道小樽市稲穂4-4-9
「中華食堂 龍鳳」に関する詳しい情報はこちら
2:おいしい中華料理を堪能!全国的にも有名な「中華食堂 桂苑」 / 小樽市稲穂
小樽駅から徒歩5分ほど、商店街のアーケード内に「中華食堂 桂苑(けいえん)」があります。同店は昭和39年創業の老舗で、あんかけ焼そばがおいしいと大人気。全国的にも知名度が高く、地元民や観光客など多くのお客さんが訪れます。とくに日中は満席状態! 混み合う店内と店員さんの威勢のいい掛け声で、連日にぎわいを見せています。
こちらが「中華食堂 桂苑」の『あんかけ焼そば』。麺はもちもち食感の中太麺で、ところどころについた焦げ目の香ばしさがアクセントになっています。エビ、豚肉、もやし、玉ねぎなど、約9種類の具材と熱々の餡が絡み合ってとってもおいしい……! 野菜の味と食感が際立ちます。ごま油がふわりと香るあっさり醤油味です。
テーブルの上には、辛子や酢などの調味料が。一口目はそのままの味を堪能して、二口目からは調味料をかけて味変をして楽しんでみるのもいいかもしれませんね。
『チャーハン』も人気のある一品です。塩と胡椒の加減がとにかく絶妙! ご飯は水気がしっかり飛んだパラパラ食感で、玉ねぎの自然な甘みが『チャーハン』のおいしさを際立たせています。
おいしい中華料理を思う存分堪能できる「中華食堂 桂苑」。一度足を運べばきっと「中華食堂 桂苑」のファンになること間違いなしです!
【もっと詳しく】<店舗情報>
■店舗名:中華食堂 桂苑
■住所:北海道小樽市稲穂2丁目16-14
「中華食堂 桂苑」に関する詳しい情報はこちら
3:小樽で海の幸を堪能するならここ!地元民がおすすめする「民宿青塚食堂」 / 小樽市祝津
小樽駅から車で15分ほど、「おたる水族館」や「にしん御殿 小樽貴賓館(旧青山別邸)」の近くにある「青塚食堂」は、創業してから60年以上続く、漁師さん直営の食堂兼民宿です。
「青塚食堂」の魅力は、獲れたて鮮度抜群の海鮮を使ったメニューが豊富であること。焼き物や丼物、刺身、定食など充実したラインナップとなっており、「小樽の海鮮を食べたいなら“青塚食堂”!」と地元民が自信を持っておすすめするお店です。
「青塚食堂」では『特大にしん焼き』が有名ですよ。注文すると35センチほどある焼きたてのにしんが登場! その大きさに思わず驚いてしまうことでしょう。
炭火でじっくり焼き上げられたにしんは、表面はパリッと、なかはホクホクでとってもやわらか……。身が厚いだけあって、しっかり脂がのっています。
おいしい海鮮丼をリーズナブルな価格で味わいたい方は、『花魚(はなうお)丼』がおすすめですよ。「青塚食堂」のオリジナルメニューで、ホッケをフライにし、その上に甘辛いタレをかけて仕上げられています。ウナギのかば焼きを想像してみてくださいね。衣はカリッと身はふわっとした肉厚のホッケが一匹まるごとご飯にのっていて、ボリューム満点! お腹いっぱい満足できることでしょう。
「青塚食堂」は、地元民や観光客で連日賑わうので待つことは覚悟。並んででも行く価値ありのお店なので、ぜひ足を運んでみてくださいね。
【もっと詳しく】<店舗情報>
■店舗名:民宿青塚食堂
■住所:北海道小樽市祝津3丁目210番地
「民宿青塚食堂」に関する詳しい情報はこちら
4:小樽といえばにしんそば!風情漂う「小樽・蕎麦屋・藪半」 / 小樽市稲穂
小樽駅から歩いて約5分の場所にある「小樽・蕎麦屋・藪半(以下、藪半)」は、昭和29年創業の老舗そば屋。風情漂う建物は、にしん漁の網元・白鳥家の石蔵と、歴史的建造物「伍楽園(旧金澤友次郎邸)」、古い割烹料亭の3つを融合して作られた重厚な造りとなっていますよ。店内には囲炉裏席もあり、お客さんに最も人気があるのだそう。
「藪半」のそばには、道産のそば粉を100%使用した“地物粉麺”と、北海道産に外国のそば粉をブレンドした“並粉麺”の2種類があります。どちらもその日の温度や湿度に合わせて、そばの味が最大限に生きるように、手打ちしているんだそう。
同店のおすすめは『にしん蕎麦』。小樽といえば“にしんそば”が有名ですが、「藪半」の『にしん蕎麦』の最大の特徴は、“にしん棒煮”がまるごと一匹別皿に盛られていること。にしんを生干しにし、やわらかく煮込んだ“にしん棒煮”は、脂が抜けて臭みがなく、あっさり上品な味わいとなっています。にしん棒煮をそのまま味わうのもいいですが、せっかくなので、そばの上にのせて味わってみましょう。にしんの旨みがそばつゆにしっかりと染みて、これまたおいしい……! 小樽に来たら一度は味わっておきたい一品です。
歴史のある建物の中で極上のそばを味わえるなんて最高ですよね! ぜひ「藪半」ですてきな時間を過ごしてみてください。
【もっと詳しく】<店舗情報>
■店舗名:小樽・蕎麦屋・藪半(やぶはん)
■住所:北海道小樽市稲穂2丁目19番14号 静屋通り
「小樽・蕎麦屋・藪半(やぶはん)」に関する詳しい情報はこちら
5:喫茶店に鍋焼きうどん!? 創業100年を超える「アイスクリームパーラー美園」 / 小樽市稲穂
大正8年に創業した「アイスクリームパーラー美園」。北海道で初めてアイスクリームを製造・販売した名喫茶で、どこか懐かしいアイスクリームを食べられる名店として100年以上地元民に愛されています。
小樽駅からは歩いて5分ほど。外観からは昔の喫茶店の雰囲気が漂い、入る前からワクワクが止まりませんよ!
アイスクリームやパフェが人気な「アイスクリームパーラー美園」ですが、なんと毎年10~5月ごろまで期間限定で『鍋焼きうどん』が登場するんです! 蓋を開ければふわっと湯気が立ち上がり、グツグツと煮立つ姿に食欲がそそられますよ。うどんはよく煮込まれており、やわらかめ。薄口ですっきりとしており、飽きを感じさせない優しい味です。
食後のデザートには「アイスクリームパーラー美園」で一番人気の『プリンパフェ』がおすすめですよ。数量限定で、販売している時間帯も決まってはいないので、事前に「今日はプリンパフェありますか?」と電話で確認する方法が確実です。
そんなレアな『プリンパフェ』は、“ふわふわトロトロ”の食感ではなく、固めで弾力のある仕上がり。ほんのり卵味のするプリンの下には、すっきり爽やかなソフトクリームが入っていますよ。派手ではなくシンプルに盛られたフルーツがレトロ感を引き出しています。
大正ロマンあふれる「アイスクリームパーラー美園」で、絶品の『鍋焼きうどん』と『プリンパフェ』を堪能してみてはいかがでしょうか?
【もっと詳しく】<店舗情報>
■店舗名:アイスクリームパーラー美園
■住所:北海道小樽市稲穂2丁目12-15
「アイスクリームパーラー美園」に関する詳しい情報はこちら
どのグルメも一度は味わってほしいものばかり。地元の人たちから長く愛され続ける味を思う存分堪能してみてください。
※こちらの記事は北海道Likersの過去掲載記事をもとに作成しています。メニューや営業時間はお店の公式SNS等でご確認ください。
⇒こんな記事も読まれています■ 地元民こそ知っている!安くて美味しい海鮮グルメ
■ 【北海道ラーメン】人気店から隠れた名店まで